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2026年3月

第343回 番組審議会

FM NACK5の第343回番組審議会が、3月10日(火曜日)にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、萩原由浩委員(自治体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、片岡尚代表取締役会長、森口達治放送本部長、編成制作部山村太郎シニアディレクター、編成制作部 横地裕道次長、編成業務部 谷井佳輔課長の5名が参加しました。今回は、2026年2月4日・2月11日(水曜日)に放送されました『J-POP TALKIN’』を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

本番組は、音楽評論家・田家秀樹が独自の目線で行うインタビューを中心にお届けする番組です。普段は聞くことのできない裏話や、本音トークを引き出すことで、アーティストの人物像を鮮明にし、リスナーに新たな音楽的知見を与える音楽番組です。

委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。

○今回の氷川きよしさんをはじめ、ビッグネームを迎えることが多い本番組。落ち着いた大人の雰囲気を感じさせてくれるし、田家さんだからこそ出来る懐に入り込んだインタビューは聴きごたえ十分である。ゲストの経歴を丁寧に説明した上でトークを行うので、リスナーの理解度も高まるのではないか。アーティストに対する強いリスペクトを感じる質問が多く、的外れなトークにはならない安心感もあった。

○過去の出演者をみても、超メジャーなアーティストが多く、そうした方々の音楽に対する熱い想いを聴くことが出来る貴重な番組である。普段は語らない過去、内面などをさらけだしてお話されるので、ここでしか聴けない!というコンセプト通りの番組といえる。楽曲が出来る過程やエピソードなどもふんだんに盛り込まれており、ただのプロモーションで終わらない構成であることも良い。せっかくの良い番組であることから、放送曜日・時間を再検討すべきではないかと感じた。

○中身が濃く、且つ、コンパクトにまとめられている番組。内容の濃いインタビューを2週に分けて放送しているが、良い意味でライトに聴けると思う。田家さんの落ち着いたトーン、軽薄ではない洗練された質問、程よい緊張感から生まれる鋭い問いかけ、音楽が生まれた背景を詳しく説明できる知見、全てが好印象である。ディレクターの編集力も見事であり、一切の無駄を許さない上質な音楽番組であった。強いて言えば、番組冒頭の語りについては、ゲストの言葉ではなく、田家さんの解説から入っていただく方が聴感上良いのではないかと感じた。

○田家さんのパーソナリティー力に驚かされた。抜群の安定感があることはもちろん、知識をひけらかすような態度をとらず、知名度の高い氷川きよしさんというゲストに対しても、真っすぐ向き合う姿勢は本当に素晴らしい。氷川さんの人柄や楽曲は理解していたつもりであったが、田家さんの引き出しによって、再発見する場面が多く、より多くのリスナーに聴いてほしいと思う番組である。

○田家さんはアーティストに対するリスペクトが強く、ベーシックな構成ではあるものの、ライトすぎず、マニアックすぎず、の塩梅が抜群の番組である。FM NACK5が大切にしていくべきコンテンツの一つであり、他局との差別化を図れるヒントが詰まっている。多様性がありすぎる現代の音楽界において、J-POPに対してここまで真っすぐ向き合っている番組は他にない。

○氷川さんの新たな一面を知ることが出来たし、楽曲の強さを再発見できた。田家さんとゲストで紡がれる一種のドキュメンタリー番組であり、刺さる言葉がたくさん生まれている。深夜帯の番組だが、もっと多くの人がヒットしやすい平日の昼帯や、土日に放送する方が良いと感じた。

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