2019年11月

第281回 番組審議会 報告

 FM NACK5の第281回番組審議会が、11月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、廣瀬紀子編制制作部次長,松﨑義明編制制作4名が出席しました。今回は、9月8日(日曜日)午後12時55分から16時に放送しました「SUNDAY LIONS」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

今回の「SUNDAY LIONS」は、毎週日曜日自他共に認めるライオンズファンの三拍子・久保孝真がメインパーソナリティー、試合展開は実況アナウンサー、レポーターは佐藤栞奈が担当し、3人体制で放送していきます。放送を聴いて思わずボールパークに足を運びたくなるようなライオンズ応援満載で楽しい野球放送を目指していく番組となっております。

委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

◎最初番組を聴いた時、出演者の話が中心で試合内容がまったく絵に浮かばず、これでは9回まで聴いているリスナーも大変なのではないかと思いました。後半になり実況アナウンサーの小笠原さんが入って来た事で状況が良くわかって来ましたが、メインパーソナリティーがうるさく感じました。こういった緊張感のある中では、アナウンサーからふられて初めてパーソナリティーが話す方が聴きやすいと思います。

◎全体的に現地の情報がわかりにくかったので、試合が始まる前などに対戦相手の現地のソウルフードを紹介したり、LIONSのファンがどのぐらいいるかなどを入れて貰えるとより球場の雰囲気が伝わっていいと思います。また、パーソナリティー久保さんの話す所と、勝負の場面の実況の所はハッキリと分けて欲しいです。

◎野球中継の実況を聴きましたが、頭の中で情景がハッキリと浮かびませんでした。色々なメディアがある中で、いかにラジオで聴いて貰うのかを考えると、試合としてなのか?バラエティーとしてなのかどっちつかずになっているので、そこをハッキリとして貰えたらリスナーも聴きやすいのではないかと思います。

◎野球の実況はテンポ良くわかりやすいと思います。ただ、キャッチャーが捕球する時の音や打者がボールを打った時の音が小さく感じました。もう少し大きければ臨場感も出て、より球場の迫力が伝わりやすいと思います。

◎実況担当の小笠原さんとアシスタント佐藤さんの話が明確でとても良かったと思います。ただ、長時間聴いて貰うのには、試合内容が伝わりづらく無駄な時間が多すぎると思います。野球を好きな人やLIONSのファンにとってはプロフェッショナルとして解説があった方が役に立つと思います。また、ベンチなどで取材して得た情報や、選手のエピソードなども入れたら聴いている側も楽しくなるのではないでしょうか。

◎試合実況では、現時点の試合の様子や球場の風景が見えて来なく、色んな意味でリアリティーを失っているのでは無いかと思います。パーソナリティーの久保さんも解説者としてでは無く、LIONSのファンとして見た話をして欲しいです。久保さんの立ち位置をしっかりと決めて、テレビでは得られないラジオならではの情報として、もっと球場に居るファンの声やLIONSの情報を入れた方がいいと思います。

◎野球に興味の無い人や初心者ファンにとっては、パーソナリティーの久保さんのような方が居ると聴きやすいと思います。逆にLIONSファンに聴いて貰うのには難しい様な気がしました。LIONSびいきとして放送をしているのであれば、LIONSの状況説明が少なく感じたのでそこを明確に伝えればより聴いて貰えるのではないかと思います。

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