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2019年11月

第291回 番組審議会 報告

FM NACK5の第291回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて、1月13日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部次長、髙杉太郎制作部5名が参加しました。今回は、2020年12月31日(木曜日)の20時から25時放送しました「NACK5の大晦日~いい年つくろう!Make the2021~ウォルピスカーターの社長室から“あけましておめでとうって言え”on Radio」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


今回の「NACK5の大晦日~いい年つくろう!Make the2021~ウォルピスカーターの社長室から“あけましておめでとうって言え”on Radio」は、毎週・土曜日、24時30分から放送中「ウォルピスカーターの社長室からお送りします。」のパーソナリティーを務める高音出したい系男子・ウォルピスカーターがお届けするNACK5の2020年総決算! 2019年4月28日と、2020年3月22日に放送した「ウォルピスカーターpresentsアニソン決起集会」で、番組ハッシュタグが「関東のトレンド入り」を果たした番組がパワーアップして登場。「アニソン決起集会」メインテーマでもあった「アニソン」は勿論のこと、ウォルピスカーターのレギュラー番組で鍛えられたトークや、この日限定の企画を基に大晦日のSNS戦線に殴り込み!NACK5の聴取エリアは勿論、日本中を巻き込んでリスナーと共に「日本のトレンド入り」を目指す特別番組となっております。


委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


◎ パーソナリティーの“ウォルピスカーター”さんの声とメリハリが良くテンポも素晴らしかったです。一緒に出演していた“Sou”さん“いすぼくろ”さんとの波長も良かったです。ただ途中笑いが多く、若者単語の理解不足から話の内容がぼやけて感じました。年末紅白等テレビ離れの若者、受験生、通常番組のファン層にとっては良い年越しになる番組構成になっていたと感じました。番組コーナーの“心の大掃除、承ります”は楽しく、リスナーを出演者の3人と仲間になった感じにさせていて、年末に友人達とやってみたいと思わせる内容だったと思いました。


◎通常番組として聴こうとしたリスナーは、最初戸惑いがあったかも知れませんが、リスナーに寄り添った話し方でパーソナリティー皆さんの知性を感じました。番組のコーナー「全コーナー電話つなぎあり」も面白く、同じ雰囲気を持った人が入ってきて番組を立体的にしていたと思います。中でも「歌うま開発部」コーナーは、興味深かったです。「自分で歌うことすら考えていない」作曲の事や、ビブラートの数の話など、初めて聴く事も多く楽しかったです。また“ウォルピスカーター”さん自身がハイトーンとはいえ、男性のみのお話でしたので、途中他の番組パーソナリティー“神田沙也加”さんや“栗林さみ”さんがコーナーで入って来た所はホッとしました。最後「今までで一番良い年越しでした」と言うメッセージの様に、今回の年越しの場合、2020年を生々しく振り返るより、好きな物に没入してもらった方が心地良さを届けられたと思うので、これからも大晦日の目玉になる魅力が十分にあると思います。


◎ アニメ声で番組が進行していくのも良し悪しは別として、新しい時代の幕開けを感じさせるものでした。元には戻れないこのコロナの嵐の後“ニュースタンダード”と言う形の世界が築かれていくのだろうと思うと、こういうのも一つの形なのかなと思いました。こういう若い世代のパーソナリティーが若いリスナーを育てていくというのは大事なアプローチだと思います。リスナーの質問に応えるにしても、業界臭にまみれたいやらしさも無く、純粋に熱い思いをぶつけ合っているのがとても新鮮で素直に楽しめました。とかく大晦日の番組というと大騒ぎ、大人数などこのコロナ禍の中では許されない物が定型ですが、彼らの部屋から放送している様な“社長室”でした。こじんまりした番組がとても素晴らしい物に思えました。


◎ 今回の年末特別番組ですが、大晦日の年越しは「紅白」など強豪コンテンツがひしめいている中でありますので、番組の企画には大変苦労されている事と思います。その様な中で、YouTubeやニコ動で人気の“ウォルピスカーター”さん達の力を借りてSNSでの拡がりを目指すといった今回の企画は、目的が明確で良いチャレンジなのだと思います。今まで、年末のNACK5は、みんなで大騒ぎという番組が多かった様に思いますので、今回の様に3人だけで淡々と進むこの番組は新鮮に感じました。ただ、今回は敢えてなのだと思いますが、きわめて通常の番組に近い内容の進行である為、大晦日特番と言うには非日常感が無く、さすがに少し物足りなさを感じました。せっかくであればアニメ、アニソン等リスナーへ響く分野に振り切った企画にしてしまった方が、より特徴ある年末特番になったのかも知れません。このコロナ禍により人々の行動様式や感覚が大きく変化している中ですので、是非新しいチャレンジを続けて欲しいと思います。


◎ 番組冒頭から歌い手とは何かをあまり説明しないまま進行していたので心配になりましたが、聴取ターゲットを“Z世代”(1990年後半から2000年生まれ)と想定している事や、Twitterなどの活用でSNSと平行して番組が進む事を考えるとそれでいいのだろうと思いました。番組に全てでは無くともTwitterでの同時配信と言う挑戦的な取り組みは評価出来ます。生のラジオ番組と言うコンテンツを電波以外でどう拡散するのかは、これからの課題だと思うので、ネットの拡散力と、生番組のプッシュ力の組み合わせの実現(拡がる・刺さるラジオ)の解決策の一つだと思いました。アニソン決起集会もそうですが、ボカロ曲なども含めた“音系界隈”の独自文化をラジオに載せる事で、既存の“音楽界隈”との違いも見えてZ世代以外にも面白く感じるのだろうと思います。ただ挑戦的企画ですが、今回聴いた感じでは年末年始の賑やかさも何も無く、平時の特番であれば面白いのではと思いました。


◎ パーソナリティーのウォルピスカーターさんをはじめ、Souさん、いすぼくろさんが、5時間に及ぶ生放送を最後までテンポよく進行していて、若さやポテンシャルの高さを感じました。番組の中では、リスナーを“株主様”と呼んでいて新しい考え方と思いました。“株主総会”では、社長は質問攻めにあう非常に重苦しい場のイメージですが、この番組では、リスナーのみなさんからの電話やメールなどの質問を社長の“ウォルピスカーター”さんや他の重役の方々が純粋に自分の意見を答えていて、こういう株主総会なら会社もどんどん成長していくのだろうなと思いました。ウォルピスカーター社の株主への配当は、聴いていて良かったと思える番組だと思います。大晦日にこのように心地よい番組はとても適していると感じました。



◎ 今回の特番が“2020NACK5の総決算!”と銘打っていた事を後で知り少々驚きました。聴いて感じたのは、この手の番組で5時間は長過ぎると思いました。これだけ長時間だと、出演者も聴いているリスナーも大変なのではないかと思います。番組では、SNSを積極的に活用するなどデジタル、インターネット時代にふさわしい“リスナー参加型”の年越し生放送に挑んだと思います。他にも全部のコーナーに電話繋ぎ対応があり、リスナーとの繋がり、双方向性重視の番組作りに腐心した事がうかがわれました。中でも面白かったのは、アプリの“NACK5ボイス”を使ってのコーナー「歌うま開発部」。さまざまなリスナーからそれぞれの歌い方の悩みや問いに対して3人が具体的に解りやすく、真剣にアドバイスしていく事が面白く好感が持てました。気になったのは、出演者とリスナーとの電話のやり取りが今ひとつに感じました。せっかくなら、地域性のある内容も盛り込んで欲しかったです。毎年地元で年越しする幸せ感、安心感など毎年の年越しにそんな何かがあればいいなと感じました。