FM NACK5の第326回番組審議会が、6月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、中山貴大編成制作部課長代理、谷井佳輔編成業務部課長代理の5名が参加しました。今回は、2024年5月12日に放送されました「ハーゲンダッツ presents ラジアナ VIVALA FM」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。
今回の「ハーゲンダッツ presents ラジアナ VIVALA FM」は、2024年5月に開催された「VIVALA ROCK 2024」のプロデューサーをゲストに招いて、今年で11回目となるVIVALA ROCKへの想いを語って頂いた特集番組です。
委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。
◎番組内にフェスのライブ音源が入っておらず、VIVALA ROCKの盛り上がりを伝える番組としては不十分だったと思います。プロデューサーが変わったタイミングということで、有泉さんのVIVALA ROCKへの想い、今後の展望など、この番組だからこそ聴ける貴重なお話はとても良いと思いました。
◎番組の冒頭、バックヤードでのインタビューからスタートしますが、VIVALA ROCKに行っていない、そもそもフェス自体を知らない、というリスナーには分かりづらい演出だったと思います。また、新たなプロデューサーである有泉さんをお招きしているのに、プロフィールや経歴、プロデューサーに就任した流れなどに詳しく触れないため、有泉さんの人となりが伝わらず、せっかくの貴重なお話も薄く感じる場面がありました。
◎新プロデューサーである有泉さんの話をじっくり聴く、という観点では貴重な番組だったと思います。ただ、パーソナリティーの保井さんはもっと突っ込んだ質問をして、アーティストの選定や演出面の決定においてどのような苦悩があったのか等、裏話をどんどん引き出して欲しかったと思います。また、全体を通して、質問・回答・受けの流れが淡泊で、もったいないと思いました。
◎ライトな層にもマニアックな層にも向いておらず、ターゲット層がはっきりしない番組だと思いました。有泉さんがVIVALA ROCKに真摯に向き合った、ということは伝わる番組でしたが、パーソナリティーがもっと踏み込んだ質問をして対話を拡げていくことが必要だと感じました。