2023年2月

第312回 番組審議会

FM NACK5の第312回番組審議会が、2月14日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、武藤昭専務取締役、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長、内藤興大制作部6名が参加しました。今回は、2022年12月3日(土曜日)12月10日(土曜日)12月17日(土曜日)の18時40分から19時まで放送しました「SHIMANO presents FishingCafē」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


今回の「SHIMANO presents FishingCafē」は、土曜日の夜、仕事とは違うFieldの時間に、自分とは違う誰かの人生の話を聴く事で、自分を照らし合わせて来週からの“力”にする。まるで、Cafēで温かい飲み物をゆっくりと味わう様な時間を目指す番組となっております。


委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


◎「SHIMANO presents FishingCafē」は、トークによる気軽な情報教養番組という感じで、カフェで特別なゲストを招く設定がやや高級感があり、世界のSHIMANOのブランドイメージにもなる様に思えます。スポーツ全般を扱う番組の中で、「釣り」というアウトドア・自然がテーマかつビジネスや環境の話も出来る空間が作れていて、番組全般のレベルアップにもなれるコーナーだと思いました。ただ、ゲストを招いてトークという基本に忠実なので、どんなカフェかという設定も無く、三原さんのナレーションですぐコーナーに入ってしまう為、もう少しカフェそのものの世界観が解るような工夫をすれば、よりコーナーの特徴が増すのではないかと思います。


◎番組全体としてフィッシングの話題が中心ですが、タイトルからするとリアルな釣り情報が聴けるイメージがあるのですが、実際番組を聴いてみるとタイトルとのズレがあり、イメージとは違っている感じがしました。番組の内容も時々話しがマニアックになるので、誰でも解るような工夫が必要だと思います。


◎ スポーツ番組枠内にある“FishingCafē”と言う番組なので、釣りの話がメインかと思いましたが、パーソナリティーとゲストのトークがなかなか釣りの話題にならないのが気になりましたが、最後の方で釣りの話題が出たので安心しました。企画書を見ても釣りについては特に無く、タイトルから受ける印象と番組企画内容との違和感は感じますが、番組そのものはゲストの仕事経歴や仕事観なども分かり楽しく聴けました。


◎ 全体的にはゲストのトークも非常に聴きやすく、心地よく聴く事が出来ました。ただ、タイトルのイメージだと穴場の釣り場であるとか、釣りのアドバイスが聴けるのかと思っていたら、ゲストの紹介がほぼ番組を占めていてタイトルとの違いを感じたのと、釣りのトークが少なく感じるので番組の構成をもう少し考えて欲しいと思います。


◎タイトルにSHIMANOの名前が付いていますが、番組の内容が釣りから離れ過ぎているので、聴いていてもリスナーが釣り具を買いたい、釣りをしたいとは思わない気がしました。最近は釣り業界も盛り上がっていると思うので、番組内容をもう少し釣りへ寄せるなどリスナーと繋がれる様に内容を考慮すればより番組が良くなると思います。


◎番組を聴いていて釣りを知らない人にとっては、釣りや環境へ興味を引き起こさせる内容なのでタイトル通りカフェのイメージには合っていると思います。釣り好きの方は他で知りたい情報を得ていて、自分の様に釣りを知らない人にとっては、パーソナリティーの福島和可菜さんがあえて釣り好きを押さえながら番組を進行している為、気軽に聴ける番組なのではないかと思いました。

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