2019年11月

第287回 番組審議会 報告

FM NACK5の第287回番組審議会が、9月8日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、酒向高幸編成制作部次長・廣瀬紀子編成制作部次長5名が出席しました。今回は、2020年5月30日(土曜日)28時から29時に放送しました「FM NACK5 SPECIAL PROGRAM URC50周年・青春の遺産、いま一人一人の歌を」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


今回の「FM NACK5 SPECIAL PROGRAM URC50周年・青春の遺産、いま一人一人の歌を」は、「URC」とはどんな団体だったか、自らの音楽人生に大きな影響を受けたTHE ALFEE 坂崎幸之助が、その誕生から消滅までを関係者の証言を交え説明しています。当時の世相や若者の文化を背景に、型にはまらない自由な作品を送り出すインディーズレーベルの誕生から、ビジネスが破綻し終焉を迎えた経緯、ミュージシャン達の当時の想い、関西フォークと関東フォークの違い、そして「URC」が今の時代にどの様に受け継がれているか・・・当時のプロデューサー、ディレクター、ミュージシャンから継承するアーティストまで、関わった人たちの証言で「URC」の姿を浮き彫りにしていく番組となっております。

委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

◎ 今回の番組「URC50周年・青春の遺産、いま一人一人の歌を」の中でお話をされていた内容は、自分の大学時代に先輩などから聴いていた事や、その当時に感じていた事が改めてそうだったのかと思えた内容でした。番組の中で、北山修さんが言われていた言葉が最近自分の中で考えていた事とリンクしたり、当時URCに関わった人達の考え方が、非常に響いて心に残る番組でした。

◎最近SNSなどで、子供じみた会話が多く見受けられていたので、この番組を聴いて久しぶりに大人の語彙を聴けた気がしました。ただ、今の人達にこの番組の内容が通じるのかと思うのと逆にもっと聴きたい人が大勢いるのではないかと思いました。特に坂崎幸之助さんの役割が大きく“URC”の事をわかりやすく解説してくれているので、より聴きやすくしてくれていると思います。ラジオの深夜放送があったからこその“URC”だと思うので、それをNACK5でやった事は素晴らしいと思います。


◎ 今回の番組は、放送された時間が早朝でしたので、ずっと聴いていた人か早起きをした人なのか?どのような状況でリスナーは聴いていたのかが気になりました。番組の中で話しをしていた当時のアーティストの方が、悩みながら音楽を作られていたという話をされていましたが、今も全国で悩んでいる人が多いので、番組の中で流れた曲は、その様な人が生きていくうえでのヒントが隠されているのではないかと思いました。今の時代にも通じる音楽でとても考えさせられた内容の番組であったと思います。

◎ この番組を聴いて時代は違うけれど“社会的要素や自由な表現”などが、今でも匹敵していてメッセージ性がありとてもいい番組だと思いました。番組の中で様々なゲストのインタビューがあり、情報がたくさんつまった感じで、今の若い人にとっても為になる内容だと思いました。当時の“URC”の様に、物事の側面や視点を変えてやる事が、今の時代にも通じていると思えてとても勉強になった番組でした。

◎番組を聴いてその当時の様子が良くわかり、構成もしっかりまとまった番組だったと思います。番組の中で坂崎さんが紹介されていた曲を通じて“URC”の歴史が非常に解りやすく、インタビューも的確に盛り込まれていて、当時の人達の物の考え方や文化も良く解った事や“URC”が何故失速したのか?などが良く分析されていて、わかりやすく説明されていた番組だったと思います。

◎今回の番組の様な切り口でやるメディアは、少ないのでは無いかと思うのでNACK5ならではのいい番組だと思います。自分の世代だと“URC”の様な曲は少し触れた事がある程度でしたので、歴史の授業を聴いている様な感じでした。他がやらない事なので、今後も広げていけるのでは無いかと思います。

◎番組の内容は“URC”がどうやって出来て、どう活躍をして失速したのかと言う構成になっていましたが、良く聴くと本当は50年前も今も変わらず歌が響いてくる事を伝えている内容だと思います。せっかくであれば、今はもっと世の中へ向かってやれる方法がたくさんあると言うメッセージ性を伝えられたらもっと良かったのでは無いかと思います。