FM NACK5の第303回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて3月8日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2022年2月5日(土曜日)の18時から21時まで放送しました「N-FIELD」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。
「N-FIELD」は、スポーツ・キャンプ・LIVE・BBQ・スキー・スノーボード等々あらゆるアクティビティーをリスナーとシェアする番組です。単なるスポーツ情報発信番組ではなく番組を聴いて「自分も番組の出演者、リスナーのみんなと何かやってみよう!」と思い立たせる様な番組となっております。
委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。
◎ 番組全体の印象はふわっとした感じですが、それだけにリスナーが自らやってみたい事を持ち込みやすく、参加しやすい番組になっているのではないかと思いました。最近では、釣りが出来る場所やゴルフ場も人気なので、釣りのコーナーもタイムリーだと思います。ただ、パーソナリティー三原勇希さんの良さが伝わりにくかったので、もう少し三原さんらしさを打ち出していければ、番組の魅力がもっと増すのではないかと思います。
◎若さを感じる番組の流れの中で落ち着いて舵を取る、少し年上の三原勇希さんのお姉さんぶりがとても微笑ましかったです。今回のテーマは“平成レトロ特集”でしたが、平成さえ今はレトロ扱いなのかと感慨深い物がありました。パーソナリティーの小川さんも必要最低限、とても控えめに受け答えをする感じが良かったです。ライオンズレポートもスタジオからレポーターの佐藤さんに質問や突っ込みがあってもいいのでは無いかと思います。番組の選曲はとても良かったですが全体的にトーク中のBGMがうるさく感じました。
◎ メインパーソナリティー三原勇希さんは、明るく穏やかな喋り方でとても聴きやすかったです。スノーレポートコーナーは、以前よく行っていた「上越国際スキー場」で個人的には懐かしく、スキー場の方のPRは、スキー場の良さが更に伝わり多くのリスナーが行ってみたい!と思ったのではないでしょうか。今回聴いた感じでは、目標としている「自分も番組の出演者、リスナーのみんなと何かやってみよう!」と思い立たせるまでは感じ取れませんでしたが、全体として各コーナーの内容に合わせた音楽と軽快なトーク、様々なスポーツの情報でバランス良く構成されて明るく楽しい雰囲気を感じました。
◎ 長年この枠で放送されていたマジカルスノーランドから変わり、スポーツを総合的に扱う番組になり本当に盛りだくさんの内容だと思います。メインパーソナリティーの三原さんの喋りも肩の力が抜けていて大変聴きやすかったです。ただ、週替わりのパーソナリティー小川さんとの掛け合いは、パーソナリティーの役割が不明確な為か、効果的な存在になっていない所が気になりました。盛りだくさんのコーナーを扱うので時間の問題もあると思いますが、一つ一つの話題をあまり拡げていない事、ライオンズレポートに対してもスタジオ側がもう少し盛り上げてあげた方がレポート先との温度差がなく聴きやすくなると思います。
◎ メインパーソナリティーの三原さんは音楽やスポーツが好きな方なので、番組企画の「あらゆるアクティビティーをシェアする」にピッタリな方だと思いました。また着実に要領を得た2人のレポートにも感心しました。上越国際スキー場からのスノーレポートでは、ゲレンデコンディションだけでは無く、キッズコーナーや美味しい食事、温泉などの情報も楽しくしっかりまとめていてわかりやすかったです。佐藤さんのライオンズレポートも気合いの入った投手陣や今年にかける選手の熱意が伝わり、簡潔でキチンとしたレポートでした。ただYouTube連動企画は本筋では無い内容が目立ったので、番組企画の原点に立ち出演者の動画掲載レベルの向上を期待したいと思います。
◎冒頭のスキー場コーナーでは、スキーと言えばの定番ソングが流れる事を期待した自分がいましたが、「WEEKLY BUZZ WORD」コーナーで“平成レトロ”が取り上げられ、平成がレトロと感じる時代なのかと思いつつ、昭和の曲は流れなかったので残念な気持ちになりました。アクティブヴォイスコーナーでは、パーソナリティー小川さんの動画をYouTubeで見ました。スポーツジムに通う所から始まり実際に筋肉トレーニングをしていましたが、トレーニングの場面が早送りになりコミカルなイメージを出したかったかと思うのですが、出来ればしっかりと自分を追い込む場面があった方が良かったです。
◎季節を突き通せる様なスポーツ番組枠がある事は心強いと思います。お馴染みの上越国際スキー場からのレポート、釣りの話題やライオンズレポートとNACK5らしい展開は安心感があります。FMらしく音楽とトーク、スポーツと言う構成はうまくいっている感じがしました。ただスポーツを伝えるだけでは無く、体を動かしたくなるアクティビティーの番組という所はあまりよくわからなかったです。三原さんのおっとりとしたお姉さんな感じは悪くはないですが、パーソナリティーの若い男の子がただ生意気な男の子で終わっていて、三原さんがもう少しお姉さん感を出して男の子達が甘える感じでもいいと思います。更に男の子達4人の関係性が見えたりすると女性ファンは嬉しいのではないでしょうか。BGMも騒々しいのでもう少しライトで明るくスポーティーでもいいと思います。
2022年3月
第303回 番組審議会 報告
関連リンクlink
- 2024年7月第327回 番組審議会
- 2024年6月第326回 番組審議会
- 2024年5月第325回 番組審議会
- 2024年4月第324回 番組審議会
- 2024年3月第323回 番組審議会
- 2024年2月第322回 番組審議会
- 2024年1月第321回 番組審議会
- 2023年11月第320回 番組審議会
- 2023年10月第319回 番組審議会
- 2023年9月第318回 番組審議会
- 2023年7月第317回 番組審議会
- 2023年6月第316回 番組審議会
- 2023年5月第315回 番組審議会
- 2023年4月第314回 番組審議会
- 2023年3月第313回 番組審議会
- 2023年2月第312回 番組審議会
- 2023年1月第311回 番組審議会
- 2022年11月第310回 番組審議会
- 2022年10月第309回 番組審議会
- 2022年9月第308回 番組審議会 報告
- 2022年7月第307回 番組審議会 報告
- 2022年6月第306回 番組審議会 報告
- 2022年5月第305回 番組審議会 報告
- 2022年4月第304回 番組審議会 報告
- 2022年3月第303回 番組審議会 報告
- 2022年2月第302回 番組審議会 報告
- 2022年1月第301回 番組審議会 報告
- 2021年11月第300回 番組審議会 報告
- 2021年10月第299回 番組審議会 報告
- 2021年9月第298回 番組審議会 報告
- 2021年7月第297回 番組審議会 報告
- 2021年6月第296回 番組審議会 報告
- 2021年5月第295回 番組審議会 報告
- 2021年4月第294回 番組審議会 報告
- 2021年3月第293回 番組審議会 報告
- 2021年2月第292回 番組審議会 報告
- 2021年1月第291回 番組審議会 報告
- 2020年12月第290回 番組審議会 報告
- 2020年11月第289回 番組審議会 報告
- 2020年10月第288回 番組審議会 報告
- 2020年9月第287回 番組審議会 報告
- 2020年7月第286回 番組審議会 報告
- 2020年6月第285回 番組審議会
- 2020年5月第284回 番組審議会
- 2020年2月第283回 番組審議会 報告
- 2020年1月第282回 番組審議会 報告
- 2019年11月第281回 番組審議会 報告