FM NACK5の第320回番組審議会が、11月14日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代理の3名が参加しました。今回は、2023年5月30日(火曜日)から2023年9月26日(火曜日)まで、月1回放送しました「GOGOMONZ マイタウン presents 稲作体験プロジェクト」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。
今回の「GOGOMONZ マイタウン presents 稲作体験プロジェクト」は、番組パーソナリティー2名と事前募集したリスナー50名が、埼玉県比企郡吉見町の田んぼで田植えから収穫までを体験する企画です。
委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。
◎横田かおり、小林アナの2名の明快な進行に好感を持ちました。稲作体験の取材カットを中心としたコーナーでしたが、映像が無い分、音声で伝えるのに苦労したのではないかと感じました。
◎農業体験をリスナーと一緒に行うという取り組みは非常に良いと思いました。音源でわかりづらい部分をYouTubeで補足するという座組もリスナーにとって親切だと思います。一方、参加していないリスナーが分からない専門的な言葉も多数出てきており、より丁寧に伝えることを心がけてほしいと思います。
◎パーソナリティーの組み合わせはバランスが良いと思う一方、2人のリアクションや笑い声が被ってしまい、話の流れが掴めないことがありました。企画への応募数やイベントの来場者数は非常に多く、その点では成功を収めた企画と言えると思います。
◎放送・イベント・SNSが相互に絡み合い、立体的な展開になっていると思います。しかし、月に1回、15分という放送頻度では、稲作体験への興味・関心をもたせるところまで伝えきれていないのではないかと感じます。“埼玉の田んぼ”を舞台にした企画ではありましたが、埼玉の農業の特徴を伝えきれておらず、もったいないと思いました。