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FAV FOUR (月) (20:00-23:00)
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  • 7月

    第327回 番組審議会

    FM NACK5の第327回番組審議会が、7月16日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、萩原由浩委員(自治体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、片岡尚代表取締役会長、武藤昭代表取締役社長、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、横地裕道編成制作部次長、谷井佳輔編成業務部課長代理の6名が参加しました。今回は、2024年6月17日に放送されました「Smile SUMMIT」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。



    今回の「Smile SUMMIT」は、年々活気が高まっている街・埼玉県から、この地域ならではの話題、微笑ましいエピソードを募集。パーソナリティーもリスナーも一緒に笑顔になれるようなテーマでお届けしていく生放送番組です。


    委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。


    ◎栗林さみさんの軽快なトークに好感を持ちました。リスナーからの投稿も番組タイトル通り、楽しい感じがして良かったと思います。音楽も多彩で良いと思いますが、NACK5のリスナーに刺さる選曲か、という点では疑問があります。リスナーからのリクエストを積極的に採用する方がよいのではと感じました。


    ◎パーソナリティーのトーク力が高く、安定していて聴きやすいと思いました。緩いコーナーがある一方で、真剣なトーク展開もあるので、番組としての緩急があって良いと思います。番組の中で何時台は何をやる、という説明を丁寧に入れていたところも好感を持ちました。募集しているメッセージテーマもリスナーが参加しやすいような、分かりやすいテーマを選定されており、親切な番組だと思います。


    ◎パーソナリティーの軽快さは良いと思いますが、早口に説明するような展開も多く、初めて聴くリスナーは置いていかれる感じがします。「個人的ベスト3」というテーマについても、ランキングを発表するだけに留まらず、なぜその順位にしたのかなど深堀りするような展開が欲しいと思います。「Smile Learning」というコーナーも切り口は面白いと思いますが、ゲストの宣伝がメインになっているような展開になっていて残念でした。

  • 6月

    第326回 番組審議会

    FM NACK5の第326回番組審議会が、6月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、中山貴大編成制作部課長代理、谷井佳輔編成業務部課長代理の5名が参加しました。今回は、2024年5月12日に放送されました「ハーゲンダッツ presents ラジアナ VIVALA FM」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。



    今回の「ハーゲンダッツ presents ラジアナ VIVALA FM」は、2024年5月に開催された「VIVALA ROCK 2024」のプロデューサーをゲストに招いて、今年で11回目となるVIVALA ROCKへの想いを語って頂いた特集番組です。


    委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。


    ◎番組内にフェスのライブ音源が入っておらず、VIVALA ROCKの盛り上がりを伝える番組としては不十分だったと思います。プロデューサーが変わったタイミングということで、有泉さんのVIVALA ROCKへの想い、今後の展望など、この番組だからこそ聴ける貴重なお話はとても良いと思いました。


    ◎番組の冒頭、バックヤードでのインタビューからスタートしますが、VIVALA ROCKに行っていない、そもそもフェス自体を知らない、というリスナーには分かりづらい演出だったと思います。また、新たなプロデューサーである有泉さんをお招きしているのに、プロフィールや経歴、プロデューサーに就任した流れなどに詳しく触れないため、有泉さんの人となりが伝わらず、せっかくの貴重なお話も薄く感じる場面がありました。


    ◎新プロデューサーである有泉さんの話をじっくり聴く、という観点では貴重な番組だったと思います。ただ、パーソナリティーの保井さんはもっと突っ込んだ質問をして、アーティストの選定や演出面の決定においてどのような苦悩があったのか等、裏話をどんどん引き出して欲しかったと思います。また、全体を通して、質問・回答・受けの流れが淡泊で、もったいないと思いました。


    ◎ライトな層にもマニアックな層にも向いておらず、ターゲット層がはっきりしない番組だと思いました。有泉さんがVIVALA ROCKに真摯に向き合った、ということは伝わる番組でしたが、パーソナリティーがもっと踏み込んだ質問をして対話を拡げていくことが必要だと感じました。

  • 5月

    第325回 番組審議会

    FM NACK5の第325回番組審議会が、5月14日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代理、編成業務部・内藤興大の6名が参加しました。今回は、2024年2月24日に放送されました「N-FIELD」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。



    今回の「N-FIELD」は、埼玉県をホームとするスポーツチームの情報をメインに、パラ・スポーツ、ユニバーサル・スポーツなどの情報も積極的に発信し、パーソナリティーによる体験取材等も織り交ぜながら、広くスポーツの魅力を発信していく番組です。


    委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。

    ◎一方通行の情報発信ではなく、リスナーが参加しやすい番組構成になっていて良いと思います。パーソナリティーの白戸さんは親しみやすい印象ですが、ご本人のスポーツに対する熱い想いをもう少し深堀りして欲しいと思いました。コーナー企画「にわかスポーツファンへの道」は新しい知見を得られる良質な企画だと思いましたし、「ゆめのスポーツ名鑑」も地元である埼玉県のチームを応援していることが伝わる企画になっていて好感を持ちました。

    ◎3時間という比較的長めの放送時間ですが、気負わず、イージーリスニングすることが狙いならば良い番組だと思います。白戸さんはリスナーを飽きさせないよう、工夫しながらトークしておられましたが、少し聴き取りづらい部分がありました。重要なワードは繰り返し読んで頂くなど、より丁寧な言い回しを意識してほしいと思います。スポーツに関する情報は簡潔な印象を受けましたが、結果を伝えるだけでなく、チームや選手の個性やエピソードをじっくり語るような展開があるとさらに良くなると思います。

    ◎リスナーを飽きさせないように様々な企画が実施されていますが、一つ一つが薄い感じに聴こえました。番組のテンポ感を重視するあまり、リスナーを引き込む前に次の話題に移ってしまうため、没入しづらいと感じます。「ゆめのスポーツ名鑑」というコーナーは、じっくり楽しめるコーナーになっていると思いましたので、不定期放送ではなくレギュラー化するのが良いと思います。

  • 4月

    第324回 番組審議会

    FM NACK5の第324回番組審議会が、4月11日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。


    FM NACK5からは、片岡尚代表取締役社長、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代理、編成制作部・田中弘喜の5名が参加しました。今回は、2024年1月及び2月、23時から23時30分に放送されました「ALL The Feels」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。



    今回の「ALL The Feels」は、各分野で活躍する多彩なジャンルの週替わりパーソナリティーが自身のプレイリストを披露することで、新たな音楽との出会いの場を創出することを目指していく番組です。


    委員の皆様からいただいたご意見は次の通りです。


    ◎ゲストが非常に多様な番組であるため、ターゲットとするリスナーを絞り込みづらいと感じました。逆に言えば、どのような世代のリスナーでも、プレイリストをきっかけに番組に没入出来るチャンスがあると思います。一方通行の放送になりがちだと思いますので、リスナーからの質問や感想を取り入れられるようにするとさらに良いと思います。


    ◎毎週パーソナリティーが変わるということで、新たなラジオスターを発掘するための実験的な番組だと思いました。
    ゲストが誰であるかによって、番組への興味度が大きく変わってしまう懸念があると感じます。ブッキングについては、各分野の一流どころが揃っていますが、今後は意外性のあるパーソナリティーも選出して欲しいと思います。


    ◎プロモーションで出演し自身の曲だけで構成するプレイリストを作ってしまうと、そのアーティストに興味の無いリスナーは離れていってしまうのではないかと感じました。「ALL The Feels」というタイトルも、すぐに番組内容を理解できるタイトルではなく、多くのリスナーが定着する番組とは言い難いと感じました。


    ◎自分であればどのような曲を選ぶだろうか、と考えてしまう楽しい番組だと思いました。ゲストが週替わりということで、次はどのような人が出るのだろうか、という期待感を与えてくれる番組だと思います。月曜日から木曜日まで、合計20曲のプレイリストを披露されますが、ここまで多くのお気に入り楽曲を披露する番組は他になく、好感を持ちました。

  • 3月

    第323回 番組審議会

    FM NACK5の第323回番組審議会が、3月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。


    FM NACK5からは、森下浩行常務取締役、萩原由浩取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代理の5名が参加しました。今回は、2024年2月23日(金曜日)25時から28時45分に放送されました「Hit Hit Hit!!!」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。



    今回の「Hit Hit Hit!!!」は、リスナー参加型の音楽番組で、番組公式LINEアカウントを使用して良いと思った曲に投票し、番組発の「NEXT BREAK ARTIST」を生み出すことを目指していく番組です。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎「NEXT BREAK」を生み出そうとする番組コンセプトは良いと思う。しかし、リスナーの大半がマニアックな趣向を持っているように感じられ、多くの人に受け入れられるヒット曲や人気アーティストを生み出せる番組とは感じられない。新宮さんのトーク力や展開力は好感を持ったが、投票企画・ゲストインタビュー・テーマメッセージと番組内の要素が多いため、分かりづらい番組に思えた。


    ◎ターゲットとするリスナーが見えにくい番組と思った。そもそも、「ラジオ番組からヒット曲を生み出す」という発想が現代では古く、作り手が本心から「この番組からヒット曲を生み出したい!」という強い想いを持っているのか、疑問に感じた。


    ◎新しい楽曲と出会う場として、うってつけの番組だと思う。ゲストとのトーク内容も面白いと感じ、ゲストの楽曲にも興味を持った。改善点としては、番組内で紹介するアーティスト名や曲名をもう少し丁寧に説明した方が親切だと感じた。また、複数の楽曲をまとめてOAした後、それぞれの楽曲の感想を言うため、どの楽曲について話をしているのか分からなくなることがあった。1曲ずつ感想を入れてもらう方が聴きやすいと思う。


    ◎全く知らない曲に対してどのような評価を行うか、という作業が楽しく、新しい音楽観を得られる番組だと思った。パーソナリティーの新宮さんは、興味がある内容の時は楽しげにトークされるが、そうでない内容は軽く片付けるようなトーンになるのが気になった。

  • 2月

    第322回 番組審議会

    FM NACK5の第322回番組審議会が、2月13日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。


    FM NACK5からは、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、中山貴大編成制作部課長代理、谷井佳輔編成業務部課長代理の6名が参加しました。今回は、2024年1月26日(金曜日)24:00~24:30に放送されました「クジラ夜の街のメタラジオ」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。
    今回の「クジラ夜の街のメタラジオ」は、「ファンタジーを創る」を標榜するバンド・クジラ夜の街が、等身大の姿をリスナーにお伝えし、ファンリスナー以外にも自身の魅力を伝えていくことを目指す番組です。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎複数人で会話をしている音声がそのまま流れるため、言葉が重なってしまい聴き取りづらいと感じました。トークで出てくる話題も、分かる人とそうでない人がはっきり分かれる内容であり、ついていけませんでした。「ツボになるクジラ」のコーナーでは、リスナーの声を拾って紹介するなど、パーソナリティーとリスナーの一体感が出るような内容に改善すれば良いと思いました。


    ◎20歳前後のパーソナリティーであることを考慮しても、言葉遣いが良くないと感じます。
    音楽も1曲しかかからないため、変化の少ない番組だと思いました。また、トークをしているというより、雑談を聴いているような印象であるため、もう少しリスナーに語りかけることを意識して番組を制作した方が良いと思います。


    ◎演出を入れずパーソナリティーに自由なトークをさせるスタイルは、挑戦的・実験的な番組であると感じました。しかし、「クジラ夜の街」のファンではないリスナーが、この番組を聴いてバンドのファンになるかどうかは疑問でした。彼らの魅力が存分に伝わる内容とは言えないのではないかと思います。


    ◎アーティストっぽいクリエイティブな表現も出てきており、面白くなる可能性は感じました。しかし、全般的には内輪ノリという印象が強く、リスナーの居場所が無い番組だと思います。番組を聴取することでバンドに興味を持ち、彼らの音楽を知りたくなるという流れを作ることがベストだと思いますが、現状はそのようになっていないのが残念でした。

  • 1月

    第321回 番組審議会

    FM NACK5の第321回番組審議会が、1月17日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。


    FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代理、編成業務部 内藤興大の6名が参加しました。今回は、2024年4月1日(月曜日)「FM NACK5放送基準」改定について委員の皆様に諮問答申を行いました。その後、2023年12月15日(金曜日)06:00~09:00に放送されました「Good Luck! Morning! -Friday-」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    「FM NACK5放送基準」改定について、放送番組審議委員長より委員の皆様へ答申をいただきました。改訂条文に関して異議はありませんでした。
    番組審議について、今回の「Good Luck! Morning! -Friday-」は、その日の朝までに入ったニュースや、日常生活に役立つ身近な社会・地域の情報・生活情報などを通して、様々なシーンで朝時間を過ごすリスナーを応援する番組です。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎番組内のコーナーはいずれもクオリティが高く、埼玉県内の情報も積極的に取り上げられており、好感を持ちました。パーソナリティーの柴田聡さんの話し方も心地よく感じました。


    ◎「クチコミ!ピンスポタウン!」は、放送エリアの中心である埼玉県に住むリスナーが楽しめる内容になっていて良いと思います。せっかくなので、その街に住んでいる人しか知らないような、ディープな情報も取り上げられるとより楽しい放送になると思います。


    ◎毎回聴取しているリスナーにしか理解できないワードが複数出てきており、不親切だと感じました。パーソナリティーの楽しい語り口は良いと思いましたが、少し悪ふざけっぽいトークがあったことは残念でした。


    ◎3時間という長時間の番組ですが、安心して聴いていられる番組だと思いました。パーソナリティーはベテランの方であり、非常にトークの技術が高い一方、軽快すぎて内容が薄い部分があったように思います。

  • 11月

    第320回 番組審議会

    FM NACK5の第320回番組審議会が、11月14日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代理の3名が参加しました。今回は、2023年5月30日(火曜日)から2023年9月26日(火曜日)まで、月1回放送しました「GOGOMONZ マイタウン presents 稲作体験プロジェクト」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「GOGOMONZ マイタウン presents 稲作体験プロジェクト」は、番組パーソナリティー2名と事前募集したリスナー50名が、埼玉県比企郡吉見町の田んぼで田植えから収穫までを体験する企画です。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎横田かおり、小林アナの2名の明快な進行に好感を持ちました。稲作体験の取材カットを中心としたコーナーでしたが、映像が無い分、音声で伝えるのに苦労したのではないかと感じました。


    ◎農業体験をリスナーと一緒に行うという取り組みは非常に良いと思いました。音源でわかりづらい部分をYouTubeで補足するという座組もリスナーにとって親切だと思います。一方、参加していないリスナーが分からない専門的な言葉も多数出てきており、より丁寧に伝えることを心がけてほしいと思います。


    ◎パーソナリティーの組み合わせはバランスが良いと思う一方、2人のリアクションや笑い声が被ってしまい、話の流れが掴めないことがありました。企画への応募数やイベントの来場者数は非常に多く、その点では成功を収めた企画と言えると思います。


    ◎放送・イベント・SNSが相互に絡み合い、立体的な展開になっていると思います。しかし、月に1回、15分という放送頻度では、稲作体験への興味・関心をもたせるところまで伝えきれていないのではないかと感じます。“埼玉の田んぼ”を舞台にした企画ではありましたが、埼玉の農業の特徴を伝えきれておらず、もったいないと思いました。

  • 10月

    第319回 番組審議会

    FM NACK5の第319回番組審議会が、10月11日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代理の5名が参加しました。今回は、2023年9月17日(日曜日)の19時00分から21時00分まで放送しました「Age Free Music!スペシャル」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

    今回の「Age Free Music!スペシャル」は、尚美学園大学副学長の富澤一誠が出演するFM NACK5のレギュラー番組「Age Free Music !」の特別番組です。8月25日に尚美学園大学で実施した公開収録の模様をスペシャル版として放送致しました。歌手の稲垣潤一、作曲家の林哲司をゲストにお招きし、「シティポップの魅力を探る」というテーマで収録を行いました。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎林哲司さんの作曲に対する考え方や、稲垣潤一さんのエピソードトークなど全編を通して興味深く聴くことが出来ました。全員がトークのプロフェッショナルではないため、少し聴き取りづらい内容もありました。

    ◎マニアックな話が多く、2時間という尺では長すぎるように感じてしまいました。この番組は公開収録という形式で実施したと思いますが、参加した方も理解が出来なかったのではないか、と感じる部分がありました。「シティポップの魅力を探る」というテーマであったと思いますが、テーマに沿った展開は少なかったと思います。

    ◎大学のキャンパスで公開収録を行うという取り組みは非常に面白いと思いました。一方で、「シティポップの魅力を探る」というテーマに沿った展開が少なかったことが残念でした。林哲司さんや稲垣潤一さんのプロフィールを、若年層のリスナーにもわかりやすいように説明してあげる必要性も感じました。

    ◎“なぜシティポップというジャンルが受けたのか”という点を知りたかったのですが、そのヒントになるようなトーク展開が欲しかったです。全編を通じて尚美学園大学の色が強く、コマーシャルも含めて広告色が強い放送になっていたのも気にかかりました。

  • 9月

    第318回 番組審議会

    FM NACK5の第318回番組審議会が、9月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、中山貴大編成制作部課長代理、谷井佳輔編成業務部課長代理の6名が参加しました。今回は、2023年7月8日(土曜日)の21時30分から22時00分まで放送しました「OFF KEN RADIO」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「OFF KEN RADIO」は、人気バンド・フレデリックの三原健司が好きなものや感銘を受けたもの、最近気になっていることなどについて自由に語る中で、三原健司自身のパーソナリティーを深く知ってもらうことを目指した番組です。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎三原さんの話し方は非常に聴きやすいと感じました。リスナーにオススメの音楽を推薦する「レコケン」のコーナーでは、三原さんがどのような音楽に影響を受けたかが詳しく分かる内容になっており、全体を通してリスナーに寄り添う番組だと思いました。


    ◎落ち着いた語り口と独特のキャラクターは良いと思いましたが、聴き取りづらい箇所がありました。「レコケン」のコーナーでは、世代を問わず共感を得られるような選曲と説明を行っており、好感を持ちました。フェス・ライブシーンで活躍されている方ですが、今後はもっとご自身の活動に沿った企画展開に期待したいと思います。


    ◎ターゲットとするリスナーが「フレデリックのファン」という限定されたものに感じ、ファンは喜ぶ内容にはなっていましたが、新たなファン拡大に繋がるかというと疑問を感じる内容でした。三原さんの楽曲作りに対する考え方など、音楽的な一面をもっと知りたいと感じました。


    ◎オープニングでバンドメンバーについての話を展開するなど、身内話に終始するかと思いましたが、リスナーのメッセージに丁寧に寄り添う姿勢を感じて好感を持ちました。
    どのようなリスナーでも共感するような、普遍性のある展開に期待したいと思います。

  • 7月

    第317回 番組審議会

    FM NACK5の第317回番組審議会が、7月11日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、横地裕道編成制作部課長、谷井佳輔編成業務部課長代理の6名が参加しました。今回は、2023年6月18日(日曜日)の12時55分から15時55分まで放送しました「松岡昌宏の彩り埼先端 増刊号」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。



    今回の「松岡昌宏の彩り埼先端 増刊号」は、TOKIOの松岡昌宏が毎週日曜日の朝にお送りしているレギュラー番組の小気味いいテイストを大切にしながらも、事務所の後輩をゲストに招き、さらにパワーアップを目指した特別番組です。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。



    ◎身内同士の会話が多く、リスナーを置き去りにしているように感じました。パーソナリティーである松岡昌宏さんの言葉遣いについても、少し乱暴な表現が多かったように思います。
     リスナーと電話を繋いでコミュニケーションをとる、という展開については新鮮で良かったと思います。

    ◎松岡昌宏さんの’’ファン’’であるかそうでないか、によって大きく印象が変わる番組だと思いました。ファンであるリスナーについては、事務所の先輩・後輩の貴重な関係性を知ることが出来て良かったと思いますが、ファンではないリスナーについては、内輪の会話が多い為、薄い内容に感じてしまった部分もあると感じました。

    ◎松岡昌宏さんはじめ同じ事務所の豪華な面々が一堂に会し生放送を実施した、ということに価値を感じました。メンバーのファンでなくとも、男同士の楽しい雰囲気は感じられたのではないかと思います。特に「少年忍者」の川崎皇輝さんのサポートが素晴らしく、番組を支えていたと思いました。

    ◎パーソナリティーである松岡昌宏さんの人柄を良く知っていたため、言葉遣いや態度に違和感を感じることはありませんでした。アシスタント出演していた川崎皇輝さんは、とても安定していて非常にラジオ向きだと思いました。

  • 6月

    第316回 番組審議会

    FM NACK5の第316回番組審議会が、6月13日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、PANTA委員(ミュージシャン)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代理、編成業務部 内藤興大の6名が参加しました。今回は、2023年4月15日(土曜日)の25時30分から28時45分まで放送しました「FANTASY RADIO」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

    今回の「FANTASY RADIO」は、女子プロレスラーでありながら、気象予報士と防災士の資格を持ち、落語もできるマルチな才能を有する春日萌花が、妄想力とラジオ愛を駆使してリスナーの疲れた心とからだを独特の世界観で癒す事を目指していく番組です。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎「プロレスラー・春日萌花さん」の番組ということで、他では聴けない独特な面白さがある番組です。春日さんは非常に面白いプロフィールを持っておられる方で、まだまだ魅力が引き出せるのではないかと思います。

    ◎最初聴いた時、声がうわずっているように感じましたが、リスナーに話しかけるような口調が好印象でした。埼玉県を盛り上げようという「いんたま3」については、面白いコーナーだと思いますが、まだ番組のInstagramのフォロワーが多くないので、これから工夫して頑張ってほしいと思います。

    ◎滑舌が良くないように感じましたが、一つ一つの言葉をゆっくり丁寧にお話されており好印象
    でした。全体的に良い番組なのですが、番組内で紹介していた「花手水(はなちょうず)」
    という言葉が聞き取りづらかったのと、説明が足りなく感じたのでもう少しリスナーのことを
    考慮して説明した方が良かったと思います。

    ◎春日さんが手術を受けるというお話があり、健康面に不安を抱えていらっしゃる状態だと思いますが、プロレスラーとしての活動がありながら、深夜ラジオの生放送を務めているというハードな働き方に対して疑問を持ちました。リスナーの''疲れた心とからだを癒す''というコンセプトと、彼女のハードな働き方が合っていないと感じました。

  • 5月

    第315回 番組審議会

    FM NACK5の第315回番組審議会が、5月9日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡
    直子委員長(詩人)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、
    安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民
    生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、
    森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長代
    理4名が参加しました。今回は、2023年4月9日(日曜日)の12時から12時55分まで
    放送しました「服部幸應 WELL TASTE」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴
    しました。


    今回の「服部幸應 WELL TASTE」は、人に良いと書く「食」をもっと楽しく身につけ「食育」
    を中心にさらに先を目指して“服部幸應”と食育インストラクターの資格を持つ“保田圭”が、
    毎日を楽しく健康に暮らすための食生活を様々な視点から提案する番組です。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎服部幸應さんといえば、「料理」というイメージが定着しており、食に関するトーク内容には説
    得力がありました。ただ、服部幸應さんでなくとも知っているような基本的な話題が多いと感じ
    たので、もっと服部先生の知識や経験に基づいたお話が聴けると良いと思います。
    ◎保田圭さんの進行がスムーズで聴きやすく、服部先生の良さを引き出している番組で日曜日の
    お昼という放送時間にも合っている番組だと思います。「食」に関する話を音だけで伝えるのは難
    しいと思いますが、内容も分かりやすく表現されていると思います。


    ◎服部幸應さん・保田圭さんの軽妙なトークが非常に良いと思いました。番組全体のテンポも良
    く、十分に練られた構成になっているかと思います。「食」に関するトークは日常生活に役立つ内
    容もあり、有益な番組で季節感を大事にしているオープニングトークも良く、とても良い構成に
    なっていると思います。


    ◎服部先生と保田圭さんのコンビネーションはとても優れており、聴きやすい番組だと思います。
    番組全体のテンポがゆっくりしていて、番組テイストの変化が少なく感じたので、もう少し変化
    が必要なのではと思いました。


    ◎保田圭さんの受けが上手く、聴きやすい番組だと思います。リスナーから届く料理に関する悩
    みに対しても、すぐに役立つようなアドバイスをしていたのが印象的でした。番組内でかかる楽
    曲については、もう少し幅広く最新の曲がかかってもいいのではないかと思います。


    ◎二人のコンビネーションが素敵で好感の持てる番組だと思いました。亡くなられた四川料理の
    鉄人・陳建一さんのエピソードも貴重なお話で感じ入りました。全体を通してそつなく軽い番組
    でありながら、内容は非常に濃い番組です。季節の「食」にまつわるトークが中心なので、聴い
    ているとお腹がすいてくる番組だと思います。

  • 4月

    第314回 番組審議会

    FM NACK5の第314回番組審議会が、4月11日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、PANTA委員(ミュージシャン)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、山村太郎編成制作部シニアディレクター、谷井佳輔編成業務部課長代理6名が参加しました。今回は、2023年3月23日(木曜日)3月30日(木曜日)の23時30分から24時まで放送しました「小柳ゆき drive your heart」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。



    今回の「小柳ゆき drive your heart」は、パンチのある歌声、迫力のパフォーンスで人気のDIVA・小柳ゆきが、自身の意外な一面をみせる番組であり、彼女が運転する車の助手席に乗ったつもりで、ゆるく楽しんでいただくことを目指す番組です。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎「小柳ゆき drive your heart」を聴いて、彼女の一見すると近寄りがたいようなイメージは払拭されたと感じました。トークが長めに感じましたが、個人的には小柳ゆきさんのお話がしっかり聴けて良かったと思います。「したためるメイゲン」や「スナックゆき」など、リスナーからの投稿をふくらますようなコーナー構成は、懐かしさと安心感を感じました。

    ◎声量がある方なので、大きな声を出さなくても、内容がしっかり入ってくるように感じました。
    放送時間帯を考えても、うるさくなりすぎない選曲になっており、全体の構成も非常に良いと思いました。リスナーのお悩みに対して、「結論を出す」というところまではいかなくとも、解決に向けた方向性は提示されていました。2013年から放送している番組ということで、全体的に安定している、という印象でした。

    ◎長年放送されている番組で、小柳ゆきさんのファンに向けた番組なのかもしれませんが、初めて聴く人にとっては、パーソナリティーの魅力が伝わりづらいのではないかと思いました。一緒に出演している作家とのトークが聴きづらかったので、もう少し小柳ゆきさんの個性をしっかり引き出せる展開の方がいいと思います。

    ◎小柳ゆきさんとトークをしている作家の声質が似ているように感じ、二人の掛け合いが聴き取りづらく感じました。またお互いが気を遣いながらトークをしているように感じ、全編を通して小柳ゆきさんが持つキャラクター性が充分に発揮されていないように感じてしまい、もったいないと思いました。

    ◎楽曲ありきの番組なので、トークだけを聴いていると辛く感じました。小柳ゆきさんは、SNS等で自身のことをあまり語らない方なので、この番組で小柳さんのパーソナリティーやアイデンティティーを知る事が出来るのは良いと思います。ただ、小柳ゆきさんのファンではない方にも聴いてほしいのであれば、もう少し工夫が必要だと思いました。

    ◎小柳ゆきさんは自分の周囲にはいないタイプのパーソナリティーであり、興味深く聴かせて頂きました。オープニングトークでお話されていた「スポーツ観戦」のお話からは、臨場感・ライブ感がしっかりと伝わってきて良かったと思います。

    ◎「小柳ゆき drive your heart」というタイトルから、しっとり・クールなイメージを想像しましたが、全く違う印象を受けました。バスケットボールを観戦したトークは、その興奮がしっかり伝わってきたのと、小柳さんの屈託のない笑い方はとても好感が持てます。素のままの小柳ゆきさんを感じることが出来て、とても素敵なパーソナリティーに出会えたと感じさせる番組だと思いました。

  • 3月

    第313回 番組審議会

    FM NACK5の第313回番組審議会が、3月14日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、PANTA委員(ミュージシャン)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、西村芳夫常勤監査役、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長5名が参加しました。今回は、2023年4月1日(土曜日)「FM NACK5放送基準」改定について委員の皆様に諮問答申をおこないました。


    放送番組審議委員長より、委員皆様へ各章ごと答申をいただきました。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎FM NACK5放送新基準の第3章・16条・17条で、児童向け番組と表記がありますが条文にある、「児童の心身の健全な成長にふさわしくない」や、「児童の気持ちを過度に刺激したり傷つけたりしないように配慮する」自体は青少年に対しても必要なのではないかと思います。と言う意見があったので、現行基準通りに戻し「児童および青少年」の表記とします。

    ◎第18章・140条でコマーシャルの種類はタイムCM、スポットCMを基本とする。とあるので、それ以外のCMの表現方法をどの様に表現をするのか、またショッピング番組の在り方に対しての意見は、NACK5として委員からその様な意見があった事を今後の参考として民放連へ報告をいたします。


    その他に関しては意義無しとなります。

  • 2月

    第312回 番組審議会

    FM NACK5の第312回番組審議会が、2月14日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、武藤昭専務取締役、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長、内藤興大制作部6名が参加しました。今回は、2022年12月3日(土曜日)12月10日(土曜日)12月17日(土曜日)の18時40分から19時まで放送しました「SHIMANO presents FishingCafē」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「SHIMANO presents FishingCafē」は、土曜日の夜、仕事とは違うFieldの時間に、自分とは違う誰かの人生の話を聴く事で、自分を照らし合わせて来週からの“力”にする。まるで、Cafēで温かい飲み物をゆっくりと味わう様な時間を目指す番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎「SHIMANO presents FishingCafē」は、トークによる気軽な情報教養番組という感じで、カフェで特別なゲストを招く設定がやや高級感があり、世界のSHIMANOのブランドイメージにもなる様に思えます。スポーツ全般を扱う番組の中で、「釣り」というアウトドア・自然がテーマかつビジネスや環境の話も出来る空間が作れていて、番組全般のレベルアップにもなれるコーナーだと思いました。ただ、ゲストを招いてトークという基本に忠実なので、どんなカフェかという設定も無く、三原さんのナレーションですぐコーナーに入ってしまう為、もう少しカフェそのものの世界観が解るような工夫をすれば、よりコーナーの特徴が増すのではないかと思います。


    ◎番組全体としてフィッシングの話題が中心ですが、タイトルからするとリアルな釣り情報が聴けるイメージがあるのですが、実際番組を聴いてみるとタイトルとのズレがあり、イメージとは違っている感じがしました。番組の内容も時々話しがマニアックになるので、誰でも解るような工夫が必要だと思います。


    ◎ スポーツ番組枠内にある“FishingCafē”と言う番組なので、釣りの話がメインかと思いましたが、パーソナリティーとゲストのトークがなかなか釣りの話題にならないのが気になりましたが、最後の方で釣りの話題が出たので安心しました。企画書を見ても釣りについては特に無く、タイトルから受ける印象と番組企画内容との違和感は感じますが、番組そのものはゲストの仕事経歴や仕事観なども分かり楽しく聴けました。


    ◎ 全体的にはゲストのトークも非常に聴きやすく、心地よく聴く事が出来ました。ただ、タイトルのイメージだと穴場の釣り場であるとか、釣りのアドバイスが聴けるのかと思っていたら、ゲストの紹介がほぼ番組を占めていてタイトルとの違いを感じたのと、釣りのトークが少なく感じるので番組の構成をもう少し考えて欲しいと思います。


    ◎タイトルにSHIMANOの名前が付いていますが、番組の内容が釣りから離れ過ぎているので、聴いていてもリスナーが釣り具を買いたい、釣りをしたいとは思わない気がしました。最近は釣り業界も盛り上がっていると思うので、番組内容をもう少し釣りへ寄せるなどリスナーと繋がれる様に内容を考慮すればより番組が良くなると思います。


    ◎番組を聴いていて釣りを知らない人にとっては、釣りや環境へ興味を引き起こさせる内容なのでタイトル通りカフェのイメージには合っていると思います。釣り好きの方は他で知りたい情報を得ていて、自分の様に釣りを知らない人にとっては、パーソナリティーの福島和可菜さんがあえて釣り好きを押さえながら番組を進行している為、気軽に聴ける番組なのではないかと思いました。

  • 1月

    第311回 番組審議会

    FM NACK5の第311回番組審議会が、1月11日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長、 4名が参加しました。今回は、2022年12月14日(水曜日)の17時から17時50分まで放送しました「THE SEITARO★RADIOSHOW「1700」」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

    今回の「THE SEITARO★RADIOSHOW「1700」」は、番組コンセプトとして、1日の締めくくりをお手伝いしながら50分とコンパクトな番組の中、17ラジアン(リスナー)の心のひだを優しく包み込む“エンターテインメント性”の高い番組を目指していく番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎番組スタートの所はニュースキャスターみたいな口調で、大野勢太郎さんらしくなく感じもったいない気がしましたが、後半は勢太郎さんらしさが出て来て安心しました。特に番組内でリスナーを「ラジアン」と言う呼び方がとても好感が持てました。一人で色んなキャラクターが出せてリスナーを飽きさせない所は素晴らしいと思います。


    ◎大野さんの声は、明瞭で落ち着きがあり安心して聴いていれるのが第一印象です。リスナーとのほのぼのとした繋がりや、社会性のあるコメント、聴いていて季節の風景を感じられる所がとてもいいと思います。特に交通情報が充実し、テンポ良く情報もしっかり伝えていて、短い中でも簡潔で良くまとめられている番組だと思います。



    ◎ バランス良くまとまっている番組だと思います。大野さんは浦和レッズにも詳しく、週替わりコーナーも日によって様々なので楽しめます。的確にニュースや交通情報が入るのでドライバーには、とても聴きやすくていい番組だと思います。ニュースも全部を解説するのでは無く、自分でも考えてねと言うスタンスがとても良いと思います。



    ◎ 一日の振り返りにはコンパクトでテンポよくまとまっている感じがします。リスナーにラジアンと言う名前を付けた通り、リスナーの事をとても大切にしていると思いました。リスナーからのメッセージ一つひとつに大野さんご自身の考えや、感想などを付けコメントを返していて、パーソナリティーとしての“深さと温かさ”を感じられる番組だと思いました。


    ◎大野さんのしゃべりは安心感があり、各コーナーに関しても大野さん自身がお店に行ったり、 YouTubeを挙げたりしているので、リアリティーもあり反響も大きいと思います。単に情報を出すだけでなく、大野さんがリスナーの気持ちに寄り添っている事や、リスナーに対して「お疲れ様です!」という言葉も良いです。「今日終わりましたね、明日も頑張りましょう!」ではなく、「疲れたよね!」と1回認めてくれる所がすごく良く、意外とそう言ってくれる番組は無い気がします。また曜日ごとに色を付けているので、50分番組だけど1週間の中ですごく色々とやっている感が、案外他では無いと思います。


    ◎大野さんはベテランですが、誰よりも考え、努力をしていて誠実さが伝わる番組です。特に交通情報の受け渡しが丁寧なので、その姿勢だけでも続けて聴きたいと思わせる番組だと思います。コーナーも知らない事を教えてくれるので、番組スタッフの“リサーチ力”や“深掘り”の仕方も気になりました。番組のエンディングも大々的でなく、さりげなく終わっていく所も良いです。

  • 11月

    第310回 番組審議会

    FM NACK5の第310回番組審議会が、11月9日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長、横地裕道編成部課長5名が参加しました。今回は、2021年10月16日(日曜日)の8時から12時まで放送しました「SundayAudioShow~アナと日曜のパーマ」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「SundayAudioShow~アナと日曜のパーマ」は、番組進行の小林アナ、パートナーとしてパーマ大佐を据えアナウンサーの正確かつ聴きやすい情報番組でありながら、お笑い芸人のエッセンスも加え誰もが気になる“情報”と小粋なトークをお届けする情報バラエティー番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎爽やかさからほど遠く、暑苦しい番組だと思いました。番組最初から最後までリスナーを無視してしまっている事が一番聴いていて辛かったです。パーソナリティーのどちらかがリスナーに寄り添うなどして、リスナーを巻き込んだ番組になってくれたら、爽やかで面白く番組も進行出来るのではないかと思います。


    ◎聴いていて小林アナの口調は時にタメ口で、パーマ大佐は軽いタッチで乱暴な口調に感じたのですが、逆に朝起きてラジオを聴くのにはあっている気もしました。コーナー番組のスタンダード3(スリー)は正直、3択で選ぶ意味が解らないのと、どちらが勝つかの意味も解らなかったです。CMソングもパーマ大佐が面白く作っていますが、才能はあるけど聴いていて物足りないので別な形で才能を出せたらいいと思います。


    ◎ この番組は基本的に“小林アナ”次第でいい番組になっていくイメージに感じます。パーソナリティー2人のかけあいは、元アナウンサーやお互いお笑いでもあるのでポンポン番組が進んでいましたが、少し言葉が荒く感じました。今回は無かった“妄想!B級ニュース記者会見”コーナーは、オチも無く今一つ盛り上がってないので内容は考慮して欲しいのと、CMソングコーナーもパーマ大佐の生かし方を考えると、今回のやり方では無理があり成り立たない気がするので、もっとしっかりとしたCMソングを作る構成にしたらいいと思います。


    ◎ 午前中に何かをしながら聴くにはちょうどいいと思います。CMソングのコーナーは単純に笑いながら聴けましたが少ししつこい感じがします。車の中で聴くぶんにはこれでもいいのかなと思います。ただ2人の掛け合いの中で作った歌と、あらかじめ作ってきた歌が流れ的に関係無く聴こえたので、その2つの歌が関係する流れの構成だったらもっと聴きやすかったと思います。


    ◎小林アナを日曜日の午前中に持って来た事はチャレンジだと思います。押さえ気味に意識しているからだと思いますが、小林アナの番組として期待して聴く側としては物足りないです。どうせならもっとうるさくしてしまってもいい感じもします。番組内で話していた焼肉の話もあまりうまく盛り上がっていなかったのと、CMソングのコーナーも何をしたいのかと言う感じだったので、新しいチャレンジとして内容をもう少し検討して欲しいと思います。


    ◎2人のコンビもオーソドックスな感じでテンポもゆったりとし、笑いながらボーっとしていられる感じが究極の暇つぶしとしてはいいと思います。焼肉の話題は当たり前なトークで、何か役立つ話があればいいのですが聴いていても何の得も無い感じだったので、リスナーがスタンダードは何なのか?悩む展開の方がいいと思います。タイトルにあるオーディオの部分は“CMソング”でカバーしてますが、ショーにはなっていないので、ショーの要素がどこかに入って欲しいと思います。


    ◎パーソナリティー2人それぞれは面白いのですが、この組み合わせで何も起こらない事がもったいない気がします。その日によって変わるとは思いますが、小林アナさんがパーマ大佐をイジり過ぎな感じもしました。CMソングのコーナはももっとパーマ大佐の才能を生かして欲しいです。2人で作ったCMソングをもっと聴いてみたいと思うのですが、今は2人が一緒になった意味が見いだせずもったいないので、小林アナがクリエイティブな質問をしたりしてそれを生かした作品が聴けたりしたら、このコーナーの価値もあるのではないかと思います。

  • 10月

    第309回 番組審議会

    FM NACK5の第309回番組審議会が、10月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、吉原浩取締役、廣瀬紀子編成部担当部長5名が参加しました。今回は、2022年9月17日(土曜日)、5時から8時に放送しました「Raise on Saturday~じっとしてられない朝~」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

    今回の「Raise on Saturday~じっとしてられない朝~」は、遊びが仕事!斉藤リョーツが“アウトドア”レジャーをテーマに週末の朝をテンション高く盛り上げる、アクティブプログラム!毎週、海へ雪山へと出かけている斉藤リョーツのアクティブライフや、週末のお出かけレジャースポット情報なども紹介します。これを聴けば、週末「じっとしてられなくなる」番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎番組を聴いていて会話の内容が入って来なく感じました。話の中心となる事をもっと話して貰えたらいいのですが直ぐに話がずれてしまう為、内容が入って来ない気がするのと、会話のテンションが上がった時、自分としては聴き取りにくく感じました。後半で話していた奥さんの話題は面白くて良かったです。

    ◎番組の企画にある“休日にする事”や“お出かけ情報”など、全体的にコンセプトの「じっとしてられない」に合っていると思います。パーソナリティーも程よいテンションで安心して聴く事が出来ました。ただ、冒頭で紹介をしていた“ワールドマイナーニュース”は、いくつかある候補の中から今回扱った内容は、朝の話題として合わない感じでしたので誰でも笑える様な話題の方が良いと思います。

    ◎ びーさんぼーいずの時と違って少し落ち着いた感じで淡々と進んでいる為、良くも悪くも普通な話で内容があまり入って来ませんでした。コーナーの「さすらいリョーツ」も聴いているだけでは解りにくく、斉藤リョーツさんのYouTubeを見て理解でき、3時間の長い番組なのでYouTube等を活用して、途中から聴いた人にも今やっている事が解るようにするのも必要だと思います。ワールドマイナーニュースも扱った内容が、いまいちだったので土曜日の朝に合う内容を選ぶ工夫も必要だと思います。

    ◎ パーソナリティーの斉藤リョーツさんはテンポが良く明るいので、土曜日の朝に元気が出て良いと思います。メッセージテーマが番組の柱となって展開していると思いますが、単調に感じ少し物足りない気がしました。アウトドアだけでは無く、何でも面白がる遊びを取り入れてもいいのではないかと思います。上がって行こうと言う割には上がっていない感じがするので、もっと週末に“じっとしてられない”と思わせる工夫をして色々と遊んでもいいと思います。

    ◎早朝の5時から8時の時間を一人でやられるのは大変だろうなと感じました。番組は週末、外に出かけようというコンセプトですが、実際聴いて出かけようというまでにはならない感じでした。斉藤さん自身ウインドサーフィンをされていた事もあるので、例えば台風などの時、海の状態が危険であると伝えたり、逆にレジャーの楽しさの情報を解る範囲で入れ込めたらリスナーも外へ出たくなるのではないかと思います。斉藤リョーツさんは掛け合いも上手なので、コーナーなどはもう一人入れればメリハリもついてより楽しい番組になるのではないかと思います。

    ◎体験スクールやマリンスポーツなど番組でふれていますが、ただこれを聴いて出かけようと思わせる所が少し足りなく感じました。斉藤さんは長時間テンションも保てるし、SNSなどの扱い方もテンポはいいので、例えばコーナーで紹介をしていた川越の映画の話も映画の話だけではなく、それ以外でも川越に行きたくなる様な情報を入れれば、NACK5を聴いて川越に出かけようとなると思います。もう一歩リョーツさんが出来る事を盛り込めたら、番組ももっと良くなると思います。

    ◎パーソナリティー斉藤リョーツさんの話し方は安定していますが、言葉が良く聴き取れるからこそ内容の薄さが目立ちました。ワールドマイナーニュースも普段聴いていると面白いのでもっと聴きたいと思いましたが、今回扱った内容は土曜日の朝としては辛く感じ、リスナーもどうコメントしたらいいのか迷ってしまうのではないかと思いました。せっかくであれば、リョーツさんの年代だから出来る事もたくさんあると思うので、もっとリョーツさんの「素」で行ってもいいのではないかと思います。

  • 9月

    第308回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第308回番組審議会が、9月13日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、萩原由浩取締役、廣瀬紀子編成部担当部長、中山貴大制作部主任、6名が参加しました。今回は、2022年7月12日(火曜日)、25時から29時に放送しました「ラジオのアナ~ラジアナ~」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「ラジオのアナ~ラジアナ~」は、音楽好きリスナー1人1人にとっての“居場所”になる深夜の生放送番組を目指しています。バラエティー豊かなパーソナリティー陣が独自の視点で未来を担うアーティストをどこよりも早く発掘し発信しながら、リスナーと一緒に「ラジアナ」という新しい音楽シーンを創っていく番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎番組冒頭からパーソナリティー岩淵紗貴さんの“ラジオさばき”がとてもうますぎて驚きました。細かなバンド紹介も等身大の言葉で語られていてとても好感を持て、しっかりと自分の立ち位置からみた時代感を持ち、セルフプロデュース能力を持った逸材だと感じました。ゲストが登場してからの三人の会話も気負いなく、さまざまなロックアーティストの名前が登場してファンにとってもたまらないですし、ファンでなくてもつい引き込まれてしまう吸引力のある番組に思えます。岩淵さんも番組最後までテンションが下がらず、今後もステキなキャラクターとして育っていくと思います。知られていないアーティストの紹介も含めて、深夜に置かれたとても意義ある爽やかな番組でした。


    ◎夜中の長時間番組ですが、元気いっぱいに番組が進行してて疲れるのではないかと心配になりましたが、パーソナリティーの岩淵さん自身も音楽をやっている事もあり、選曲も良く元気づけられる番組だと思います。特に岩淵さんの紹介していたバンドや音楽の説明は非常に解りやすかったです。今回の「ラジアナ」は、各曜日ごとにイメージを持って番組を作っていると思うので、せっかくリニューアルしたのなら番組タイトルは変えた方がいい気がしました。

    ◎ 夜遅く聴く番組としてこのテンションが続くのは正直厳しく感じましたが、ドライバーや早朝に作業をしている人にとっては元気をもらえる番組なのかなと思えました。番組企画にある通りリスナー1人1人の居場所となれる所があると思うのでとても良いと思います。

    ◎ パーソナリティーが“ロックバンドのボーカル”という事もあり元気でとてもいいと思います。ただ、元気だとトークが早くなってしまうのではないかと心配しましたが、トークの間もしっかりしていて滑舌も良く、将来性のあるパーソナリティーだと思いました。新人を発掘するコーナーもネットと違いラジオで取り上げ紹介している事もいいですし、ゲストもお互いロックバンドなので会話も盛り上がっていて面白かったですが、ラジアナトークは内容がいまいちに感じたので今後に向けて検討して欲しいと思いました。

    ◎深夜の1時にテンションが高く、いい意味で目立っていいと思います。聴いて感じたのは、トーク力があり面白い人を見つけて来たなと思いました。新人バンド紹介も解りやすく、自身がバンドをやっているので岩淵さんの言葉としてリスナーへ伝えている事がとてもいいと思います。ただ、ゲストのバンド名が聴き取りにくかった事やバンドの紹介が長く感じたので、まず曲の紹介をしてからトークをした方がリスナーにもより伝わるのではないかと思います。

    ◎久しぶりに深夜にガツンとくるパーソナリティーを聴いた気がします。岩淵さんはハスキーな声でも聴きやすく、またマニアックな話をしていてもリスナーへ説明もしっかりしていて、解りやすく聴けました。新人発掘のコーナーで出演されたアーティストのライブへ行ってみたいと思わせた所は、ラジオの仕事としていい流れで好感が持てました。ただ勢いがよすぎで前のめりなのは、基本的な事が伝わらなくもったいないので、前のめり過ぎな部分を上手くコントロールが出来れば更に良くなると思います。

    ◎「ラジアナ」は深夜の番組ですが、この時間よりもう少し早い時間に聴いてみたいパーソナリティーだと思いました。パーソナリティーとして語れる分野も多く、リスナーに対して色々とアドバイス出来る人なので、リスナーもメッセージが送りやすいと思います。在り来たりの表現ではなく、自分の考えでリスナーも知らない事を本気で説明してくれているのが伝わり、また聴いてみようと思わせる番組だと思います。

  • 7月

    第307回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第307回番組審議会が、7月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、が参加して行われました。FM NACK5から、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長、髙杉太郎編成部、4名が参加しました。今回は、2022年6月3日(金曜日)、6時から9時に放送しました「レデイオファントム」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「レデイオファントム」は、パーソナリティー岡田眞善がNACK5の金曜日の朝に自身の多彩な趣味から導かれる少しマニアックなトークや、週末にむけた埼玉県のスポーツ情報など、これまでに築き上げてきた「リスナーとの空気」を大切にし、週末にむけて“Phantom(神出鬼没)”の意味にも込められている、現実には無い事をあるかの様に心に思い描きながらワクワクした持ちを高めていく3時間生ワイドプログラム番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎岡田眞善さんの喋りは相変わらず抜群の安定感で、どんな内容もきっちり伝えられている為、安心して聴く事が出来ました。途中たまに入るスタッフの笑い声も本当に面白い時だけ笑っているので、わざとらしく無くいいと思います。トークにあった回転寿司にまつわる話や、街中華など食に対する眞善さんの非常に庶民的な感覚が、イケメンキャラとのギャップや意外性含めてリスナーの共感を得られているのではないでしょうか。逆に味噌汁のコーナーは、あまり実感が伝わらなく、食レポなどがあればもう少し伝わる気がします。スポーツコーナーは、キッチリと固めなフォーマットなので、その分多才な眞善さん自身の事を語れる時間を作れば、より聴きごたえのある番組になるのではないかと思います。


    ◎金曜日の朝としては元気が良すぎなのが聴いていて辛く感じました。朝刊トピックスも感情移入して話をするより、もう少しサラっと軽く話して欲しいと思います。トークも2人の会話であれば聴き流せるのですが、1人で話しかけて来る感じが、聴いていないといけない様に思えるので、目の前にもう1人誰かが居る様な感じでやってみたら良いのではないかと思います。


    ◎ 朝6時から元気がある事はいいのですが、3時間の番組を聴いている側も大変だと思うのでもう少し内容にメリハリが欲しいです。お味噌汁を取り上げたコーナーは、女性とのかけあいもあり楽しく聴く事が出来ました。スポーツコーナーでは、埼玉にソフトボールチームがある事を知らなかったので、サッカーや野球以外のなかなか取り上げられないスポーツもたくさん紹介をして欲しいと思いました。


    ◎ 3時間に渡る番組がいくつかのパートに分かれていたので、ダラダラ感が無く聴きやすく感じました。ニュースなどの情報もオーソドックスで、メディアとして求められる役立つ情報もありバランスがいいと思います。リスナーからのメッセージもホッとする様なほのぼのとした内容であったり、成果主義の話も非常に興味深く良かったと思います。


    ◎月曜日から木曜日は“アロハ太朗さん”金曜日の朝は“岡田眞善さん”と週末の切り替えがうまく出来ていると思います。番組で話していた成果主義の話題などでは、リスナーと議論のきっかけを岡田さんがうまく作れたらいいと思います。“TAMAスポ”コーナーもサッカー等の話題以外に埼玉県内の知らなかったスポーツやチームも取り上げていて、埼玉県のFM局としてしっかり伝えている事はいいと思います。


    ◎平日の朝としてアロハ太朗さんと岡田眞善さんの違いをハッキリ出していたので、岡田さんが週の最後として金曜日を努めている意味が伝わりました。岡田さん自身も勉強をされていて、話題を軽く伝える努力が伝わります。「みそしる、しる」コーナーに出演している女性も、番組慣れしていない感じで逆にホッと出来て良かったです。

  • 6月

    第306回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第306回番組審議会が、6月14日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長、横地裕道編成部課長、5名が参加しました。今回は、2022年5月29日(日曜日)、6月5日(日曜日)5時から5時30分に放送しました「はんざき畑」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「はんざき畑」は、「ショッピングモールの歌姫」からメジャーデビューを果たし、今や幅広い人々の心に歌を届ける半﨑美子がステキな朝を彩る30分番組。北海道の大きな大地で育ったシンガーソングライター半﨑美子の歌には「土壌」「根っこ」「植物」などが多く出てくる事から「はんざき畑」と名付けられました。その畑を通して、半﨑美子が優しい言葉と歌声で夜通し頑張った人や、朝早く活動している人達に気持ちの良い時間をお届けする番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎今回番組2回分を聴きましたが、5月29日はトークや空気感も良く、リスナーからのメッセージもバランスよくまとめられていました。6月5日の放送では半﨑さんが言われていた通りゆったりとしたトークと半﨑さんの歌やイベント案内、リスナーからのメッセージもあり熱烈なリスナーには満足な内容だったと思いますが、紹介していたリスナーメッセージの中に半﨑さんの名前が出る事が多く感じ、本人のトークの中でもコンサートなどの宣伝が多く営業っぽいイメージが耳に残りました。出来れば聴いている側にもう少しスマートに伝えられたらいいと思います。


    ◎ 現実から離してくれる温かい雰囲気が、日曜日の早朝5時にとてもあっていると思います。番組の内容も水彩画の絵本の様で心地よく響いて、半﨑さんの過ごした北海道の雰囲気を感じました。全体の温かい雰囲気がNACK5らしく、忙しい日々の現実からほんの少し離してくれる心温まる番組だと思います。


    ◎半﨑さんの声が心地よかったので、全体的に番組はふわっと聴く事が出来ました。ただ番組内で紹介していたメッセージがファンばかりだったのと、本人の歌やコンサートの内容が多かったので、半﨑さん自身の話がもう少し聴けたらいいと思います。早朝の番組ですが夜にゆっくり聴いてみたい気がしました。


    ◎ 日曜日の朝、穏やかな気持ちにさせてくれる番組だと思います。このような番組は日曜日の早朝によくあるかと思いますが、出来ればもう少し遅い方がより穏やかに聴ける気がします。曲も力強く半﨑さんの話も響くものがありました。女性の方や日常に疲れた人達が番組を聴いてファンになりラジオを聴いてくれているのかなと思います。ただ、淡々と番組が進行している中、後半のコンサート告知が一番耳に残り、多すぎた感じがしました。好きな人は自分で調べると思うので、サラッと紹介をした方がいいと思います。


    ◎ 全体的に落ち着いて聴きやすい番組ですが、NACK5らしくない番組だと思いました。聴いていても日曜日の朝に置いている意味がよく解らなく、早朝に用事があって聴いている人だと眠くなりそうで、この時間の誰に向けた番組なのかをハッキリして欲しいです。ファン以外にも何を伝えたい番組なのか、と言う事が出せればもっと良くなると思います。


    ◎半﨑さんの番組は“透明で力強い歌声”と“ゆったりとしたトーク”と思いながら聴いているのですが、トークの印象が薄いです。企画には「みんなに寄り添う」とありますが、寄り添う意味として、ただ単にメールを読んでいるだけだとファンであればいいのですが、メールに対するコメントも少ない為、ファン以外に対しては厳しいと思います。番組の目的をハッキリさせてリスナーの幅を広げる工夫が必要だと思います。


    ◎半﨑さんの一番の魅力は「歌声」で、歌う人として凄いと思います。ただ、番組内では半﨑さん以外の話題が無いので、こんな感じなのかなと、一度聴いたら次は聴かないと思いました。歌声の力強さと比較するとトークが聴きにくいので、曲の様に力強さがある方がいいと思います。メッセージの所ではリスナーが自分で書いた詩を紹介していましたが、ファンの人は半﨑さんに心を開いていてストレートに伝えられる反面、そうではない人にとって自分は聴かなくてもいいと思えてしまうと思うので、ファン以外にも興味を持って貰える工夫をすると良いと思います。

  • 5月

    第305回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第305回番組審議会が、5月10日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長、中山貴大制作部主任、5名が参加しました。今回は、2022年3月12日(土曜日)21時30分から22時に放送しました「THE BLACKBAND KOSOADO」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

    今回の「THE BLACKBAND KOSOADO」は、THE BLACKBANDのメンバーの中村泰輔をメインパーソナリティーに据え、作詞・プロデューサー・執筆業・アレンジャー・ミュージシャン・作曲家・シンガーソングライターと多岐にわたり活躍する3名が、時には個人の視点で、また時には3人の視点で「自身の作品」について語ったり、「リスナーからのメッセージ」を軸にしてコミュニケーションを図ったり、「参加した作品のアーティスト」や「いま、気になるアーティスト」を迎え軽いテイストでありながらも、玄人が「音楽を語り合う」番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎パーソナリティーの中村泰輔さんの本職は作曲家・ミュージシャンなので、他の方と比べると淡々とし抑揚の少ない話し方ですが、穏やかで聴きやすく楽しく聴く事が出来ました。今回の番組では「作曲家の仕事」を取り上げ、中村さんの本職である作曲家としてコンペ方式の楽曲の応募方法から、採用されて仕事になるまでの流れや今までの苦い経験・失敗談など音楽業界にいなければ知る事の無い事や様々な経験を基にコンペを勝ち抜く為に気をつけている事など、音楽が好きで奥深く知りたい人にはとても興味深い内容だと思うので、今後も音楽の世界を深く知りたいと思っている幅広いリスナーに向けて期待出来る番組だと思います。

    ◎Z世代特有の“スピード感”がある音楽番組を最近聴いていたので、今回の番組は最初からトークが暗く感じ、趣味の話から音楽の話まで終始とりとめの無い話が続き、正直聴いていて辛かったです。番組冒頭からの“同じ温度感”がこれまでに無かったので、逆にこの世界感に引き込まれた様に感じ、この温度感のトークも有りなのかと思いました。

    ◎番組出だしで“サバイバルゲーム”の話をされていましたが、今回のパーソナリティーに面白い話題は期待していないので、無理矢理トークを面白くさせようとするのは違う気がします。クリエイターとして素人と玄人の境目の話をしていましたが、プロの予備軍に向けて伝えられない事もあると思いますが、もう少し具体的な話が出来ればもっと聴き応えがあったと思います。

    ◎番組出だしの話が長く、いつコンセプトの本題に入るのか?と思いながら聴いていたので、もう少し話をコンパクトに出来たらいいと思います。今回は作詞・作曲の裏話をされていましたが、これから音楽を作っていきたい世代には参考になる話だと思います。ただ、コンセプトでもある“クロスポイント”は、どの場面なのかと思いながら聴いていましたが、結局楽曲をカバーした所だけだったのでよく解らなかったです。

    ◎パーソナリティーの中村さんは、クリエイターとして自分の世界を言語化する事に慣れている人だなと思います。こういう人は同じテンポで長時間喋れると思うので落ち着いた感じでいいのですが、全体的に引き算のし過ぎになってしまっていると思います。最後のカバーも何故このアーティストを選んだのか、など説明を入れられたら、この後に続く番組にも繋り土曜日の夜はNACK5を聴くとJ-POPに詳しくなれる、と思わせる様な流れになっていいと思います。

    ◎コンペの話題で、最初のイントロの出だしが重要だと解説をされていましたが、実際本当にその通りなのか?疑問に感じたのと、クリエイターとして説明していた事は理解出来ますが、伝えるべき大切な何かが抜けている気がしました。トークも聴き取りにくく楽しくないので、作品を作る側として説得力も無く感じ、企画と番組が合っていない気がしたので、番組を作る基本的な準備が足りない感じがしました。

    ◎番組として時間帯は合っていると思います。コンペの話も自分はこうする的な話だったので興味が沸きましたが、パーソナリティーの言葉が聴き取りにくかった事は、ラジオとしてよくないと思うので話し方の工夫が必要だと思います。全体的にテンポが同じな為、聴いている側が疲れてしまうので、メリハリを持たせる様に出来たらいいと思います。

  • 4月

    第304回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第304回番組審議会が、4月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、都丸征紀制作部担当部長、廣瀬紀子編成部担当部長、5名が参加しました。今回は、2022年1月14日(金曜日)18時から19時に放送しました「キリン一番搾りOneMorePint!」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「キリン一番搾りOneMorePint!」は、金曜日午後6時週末の入り口。1週間頑張ったリスナーへ、まずは「お疲れ様」の気持ちを込め、そして来週も頑張る為のひと時を演出します。美味しいビールと素敵な音楽で幸せな週末をお届けする番組となっております。



    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ パーソナリティーのヒャダインの声が心地よく、ゲストとのトークも楽しそうで2人の会話も面白く、知らない人も一緒に楽しく聴ける番組だと思います。テレビで見ていると、ヒャダインがどういう人なのかあまり伝わらなかったので、ラジオだと内面が出てどんな方なのかが伝わって良かったです。番組内でかかっていた曲も週末仕事で疲れた人に向けていて良かったと思います。


    ◎ファンキーフライデーから「キリン一番搾りOneMorePint!」へ番組の流れはいいと思います。新型コロナウィルスの影響で、最近はSNSなどの世代も変わって来た感じがするので、そこを繋いでくれる役割のパーソナリティーとしてヒャダインさんには期待しています。ゲストトークでは、パーソナリティーとゲストの距離が近すぎる気がしたので、もう少し距離をおいてゲストの内面を探りながら進められたらもっと良くなるのではないかと思います。


    ◎パーソナリティーがヒャダインに変わった事で、以前より音楽色の強い番組になったと思います。今回聴いたゲストの“スガシカオ”さんとの会話は、第一線で活躍するミュージシャン同士の会話で内容も深く大変興味深かったのですが、スランプについての話題では、内容が理解出来ないまま進んでしまっていたので、リスナーにも伝わりやすくして欲しかったです。気になったのは、テーマであるビールとの繋がりが少し取って付けた様に感じ、ゲストとの乾杯部分も唐突にビールが登場して、少し無理矢理に感じたのでリスナーにも自然に伝えられる工夫をしたらいいと思います。



    ◎ 全体としては構成もしっかりし落ち着いた感じで音楽も良く、ゲストコーナーもとてもいい印象でした。ただ今回はパーソナリティーとゲストが親しすぎた為、逆にマイナスに感じ、インタビューの内容が弱く思えました。ゲストについての紹介も少なかったので、スガシカオさんの作品をもっと紹介するなどリスナー側にも興味を持たせる工夫をして欲しかったです。


    ◎ 最初のビールの音がリアルで一緒に飲みたくなる感じがいいと思います。番組ではターニングポイントとなった楽曲をキーワードとして紹介していますが、曲を聴いて当時を思い出す方も多いと思うので、こういったコンセプトに共感する人はたくさんいるのではないかと思います。
    番組の最後「音楽の処方箋」という話がありましたが、音楽を聴いて元気になれたり、昔を思い出せたりするのは、リラックス出来てとてもいいと思いました。


    ◎ヒャダインさんは、色々な経験をされていて引き出しも多く、喋り手として面白く、違う世代を繋げられる貴重な人だと思います。乾杯ソングについて選曲をした理由などをわかりやすく説明してくれるのは、クリエイターとしていいと思います。それによってリスナーも曲の聴き方が変わる事は面白いと思います。ゲストコーナーは、いきなり盛り上がっている2人のトークに入ってしまっていたので、リスナーが全部置いていかれた感じがしました。出来ればヒャダインを通してのゲストの話題や、影響を受けた音楽などをまとめた話が聴けるといいのではないでしょうか。

  • 3月

    第303回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第303回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて3月8日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2022年2月5日(土曜日)の18時から21時まで放送しました「N-FIELD」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    「N-FIELD」は、スポーツ・キャンプ・LIVE・BBQ・スキー・スノーボード等々あらゆるアクティビティーをリスナーとシェアする番組です。単なるスポーツ情報発信番組ではなく番組を聴いて「自分も番組の出演者、リスナーのみんなと何かやってみよう!」と思い立たせる様な番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ 番組全体の印象はふわっとした感じですが、それだけにリスナーが自らやってみたい事を持ち込みやすく、参加しやすい番組になっているのではないかと思いました。最近では、釣りが出来る場所やゴルフ場も人気なので、釣りのコーナーもタイムリーだと思います。ただ、パーソナリティー三原勇希さんの良さが伝わりにくかったので、もう少し三原さんらしさを打ち出していければ、番組の魅力がもっと増すのではないかと思います。

    ◎若さを感じる番組の流れの中で落ち着いて舵を取る、少し年上の三原勇希さんのお姉さんぶりがとても微笑ましかったです。今回のテーマは“平成レトロ特集”でしたが、平成さえ今はレトロ扱いなのかと感慨深い物がありました。パーソナリティーの小川さんも必要最低限、とても控えめに受け答えをする感じが良かったです。ライオンズレポートもスタジオからレポーターの佐藤さんに質問や突っ込みがあってもいいのでは無いかと思います。番組の選曲はとても良かったですが全体的にトーク中のBGMがうるさく感じました。

    ◎ メインパーソナリティー三原勇希さんは、明るく穏やかな喋り方でとても聴きやすかったです。スノーレポートコーナーは、以前よく行っていた「上越国際スキー場」で個人的には懐かしく、スキー場の方のPRは、スキー場の良さが更に伝わり多くのリスナーが行ってみたい!と思ったのではないでしょうか。今回聴いた感じでは、目標としている「自分も番組の出演者、リスナーのみんなと何かやってみよう!」と思い立たせるまでは感じ取れませんでしたが、全体として各コーナーの内容に合わせた音楽と軽快なトーク、様々なスポーツの情報でバランス良く構成されて明るく楽しい雰囲気を感じました。

    ◎ 長年この枠で放送されていたマジカルスノーランドから変わり、スポーツを総合的に扱う番組になり本当に盛りだくさんの内容だと思います。メインパーソナリティーの三原さんの喋りも肩の力が抜けていて大変聴きやすかったです。ただ、週替わりのパーソナリティー小川さんとの掛け合いは、パーソナリティーの役割が不明確な為か、効果的な存在になっていない所が気になりました。盛りだくさんのコーナーを扱うので時間の問題もあると思いますが、一つ一つの話題をあまり拡げていない事、ライオンズレポートに対してもスタジオ側がもう少し盛り上げてあげた方がレポート先との温度差がなく聴きやすくなると思います。

    ◎ メインパーソナリティーの三原さんは音楽やスポーツが好きな方なので、番組企画の「あらゆるアクティビティーをシェアする」にピッタリな方だと思いました。また着実に要領を得た2人のレポートにも感心しました。上越国際スキー場からのスノーレポートでは、ゲレンデコンディションだけでは無く、キッズコーナーや美味しい食事、温泉などの情報も楽しくしっかりまとめていてわかりやすかったです。佐藤さんのライオンズレポートも気合いの入った投手陣や今年にかける選手の熱意が伝わり、簡潔でキチンとしたレポートでした。ただYouTube連動企画は本筋では無い内容が目立ったので、番組企画の原点に立ち出演者の動画掲載レベルの向上を期待したいと思います。

    ◎冒頭のスキー場コーナーでは、スキーと言えばの定番ソングが流れる事を期待した自分がいましたが、「WEEKLY BUZZ WORD」コーナーで“平成レトロ”が取り上げられ、平成がレトロと感じる時代なのかと思いつつ、昭和の曲は流れなかったので残念な気持ちになりました。アクティブヴォイスコーナーでは、パーソナリティー小川さんの動画をYouTubeで見ました。スポーツジムに通う所から始まり実際に筋肉トレーニングをしていましたが、トレーニングの場面が早送りになりコミカルなイメージを出したかったかと思うのですが、出来ればしっかりと自分を追い込む場面があった方が良かったです。

    ◎季節を突き通せる様なスポーツ番組枠がある事は心強いと思います。お馴染みの上越国際スキー場からのレポート、釣りの話題やライオンズレポートとNACK5らしい展開は安心感があります。FMらしく音楽とトーク、スポーツと言う構成はうまくいっている感じがしました。ただスポーツを伝えるだけでは無く、体を動かしたくなるアクティビティーの番組という所はあまりよくわからなかったです。三原さんのおっとりとしたお姉さんな感じは悪くはないですが、パーソナリティーの若い男の子がただ生意気な男の子で終わっていて、三原さんがもう少しお姉さん感を出して男の子達が甘える感じでもいいと思います。更に男の子達4人の関係性が見えたりすると女性ファンは嬉しいのではないでしょうか。BGMも騒々しいのでもう少しライトで明るくスポーティーでもいいと思います。

  • 2月

    第302回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第302回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて2月8日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年12月31日(金曜日)の21時30分から25時まで放送しましたNACK5 COUNTDOWN SPECIAL「今年は○○!Hit21-22!!ちょいさき一杯はじめてます。」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    NACK5 COUNTDOWN SPECIAL「今年は○○!Hit21-22!!ちょいさき一杯はじめてます。」は、毎週金曜日24時から生放送でお送りしている、リスナー参加型音楽プログラム「Hit Hit Hit !!」が、この日限りの「Special Edition」として、パーソナリティー柴田聡がリスナーの投票で毎月決まった「HitHitHit!!月間No1.SONG」を振り返り「2021年NACK5 Hit Hit Hit !! 的年間No1.SONG」をリアルタイム投票を駆使して決めていきます。そして、10月にスタートした期待の新番組、毎週日曜日18時からお送りしている“ちょいさき”パーソナリティー・高田秋と一緒にツインパーソナリティー体制で2021年の音楽を振り返り、2022年の音楽シーンも“ちょい”と覗く約3時間の「音楽バラエティー」番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ 年越しでカウントダウンの結果発表が行われる仕組みは緊張感がありとても良かったです。パーソナリティーの柴田さんの慣れた感じと“ちょいさき”パーソナリティー高田さんの慣れない感じが、聴く側をだらけさせずハラハラしながら聴けました。途中、他番組のパーソナリティーからのメッセージにほっとしたり、新年最初に、高田秋さんがプロデュースされた日本酒の鏡開きをされたのも新年らしく良かったです。

    ◎今回の年末特番は派手に特別感というよりも、通常番組の延長線上という感じで進行していたので、始めは少し物足りなく感じましたが、他の媒体は派手に特番をやっている事を考えると逆にこの感じも良いのではと思えてきました。柴田さんの軽く毒の入った軽快なトークも聴きやすく、高田さんとのバランスも良く、聴く側もチカラを入れず聴く事が出来た番組だったと思います。

    ◎ 今回カウントダウンスペシャルのキャッチ“ちょいさき一杯はじめてます”は、とてもいいコピーで気持ちがそそられました。まわりのスタッフの笑い声などもあり、嫌味無く“生番組”を主張していたのも良かったです。パーソナリティー柴田さんの適度なトーンと、高田さん本人も嬉しそうに周りから、ちょこちょこいじられていたのが聴いていてもいいコンビネーションで心地よかったです。タイトル通り時代を先取りするのではなく、リスナーに寄り添いながら“ちょっと”新しめの水先案内人役をしっかりと果たしていた番組だったと思います。

    ◎ FMと言えば音楽。その音楽のカウントダウンをリスナー参加で行いながら年越ししていく、FMの存在意義を全面にした企画だと思います。柴田さんの軽快な胡散臭さと高田さんの爪を隠した受け答えが実に絶妙で、ゆったりとしているのにテンポがある、そんな時間になっていたと思います。少し大人びていたのでNACK5のリスナーはそんな年頃だったか不安になりましたが、柴田さんがそこを時々突いていた様に思いました。LINEなどを積極的に使う事は当然の試みですが、こんなツールを使うのかといった驚きも欲しかったです。

    ◎ パーソナリティーの柴田さん高田さん、そしてゲストの森本さんなどみなさんの個性がとてもよく調和して安心して聴く事が出来ました。周りにいるスタッフの方々の声や、柴田さんのトーク内容などからアットホームな雰囲気も伝わってきました。高田さんへのみなさんのツッコミも最高で、ちょこちょこいじりながらも嫌味が無いのでとても楽しかったです。年間No1.SONGをリスナー投票で決める企画も大晦日にふさわしい番組だったと思います。

    ◎3時間半に及ぶ年越し特番ですが、パーソナリティーの“柴高コンビ”と他番組のパーソナリティーが時折加わってくる事もあり、長時間番組である事を忘れて聴く事が出来ました。台本には無いチカラの抜けた感じや、番組内でアイスクリームを食べたり、鏡開きで枡酒を楽しんだり、そんな自然体のゆるい空気感、軽さ明るさなどで聴く側もゆるくなり時間を忘れて聴けたのではないかと思います。「No1.SONG」をリスナーによるリアルタイム投票で決めて、番組の最後に結果発表をすると言う番組の骨格があった事で“どうなるのだろう”という緊張感のような状態があった事と、番組構成が上手くマッチして聴く側を飽きさせない番組になったと思います。

    ◎経験豊富な柴田さんの安定感抜群のトークに、お酒と競馬を愛する高田さんの素人っぽさの抜けないおっとりトーク、そこに番組スタッフの笑い声が入りとても穏やかで楽しい雰囲気を感じました。新年早々高田秋さんプロデュースのお酒での鏡開きや、リスナーからの質問で高田さんのアルバイト話などで盛り上がり楽しく自然体で番組を進めていたのが良かったです。この番組は柴田さんがリスナー投票で毎月決まった「HitHitHit!!月間No1.SONG」を振り返り「年間No1SONG」を投票で決定する事がメインだと思いますが、3時間半の長い番組なのでリスナーを飽きさせない為には、各コーナーやパーソナリティーのトーク力が重要なのだと感じ、それを十分に満たしていた番組だと思います。

  • 1月

    第301回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第301回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて1月12日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年12月23日(木曜日)の20時から23時まで放送しました「FAV FOUR」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    「FAV FOUR」は、オトナの「好き」を集めてオトナの「楽しさ」を満喫する3時間。大人層をメインターゲットにポジティブ・笑顔を世の中に提供するのをテーマとして、大人が共有出来る話題で毎夜盛り上がるプログラム。オトナが元気になると日本が元気になる!を目指す番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ 企画書にもある様に、今回の議題「FAV FOUR」は、オトナが語りかけてくれるので落ち着いて聴く事が出来ましたが、自分より若い世代の反応はどうなのかが気になりました。番組としては40~50歳代の方が聴きやすいような印象がありました。内容もM-1の話題もありパーソナリティー“はなわさん”の弟が審査員だった事や、ご自身の楽屋が隣だったと言う臨場感のある話は大変貴重だと思いました。全体的にパーソナリティーの方々の安定感が全面に感じられる番組だと思います。


    ◎パーソナリティーはなわさんの熱量あふれる“M-1”の話に引き込まれました。「錦鯉」や評判の「浅草キッド」の話題や、ナイツの塙さんが実の弟だと初めて知りびっくりしました。番組タイトルも“ファブフォー”と言えば、ビートルズ四人の愛称として世界で親しまれている名前なのでとにかく驚きました。コーナーでも“8 DAYS A WEEK”もあり、それなりにビートルズを知っている制作陣のオマージュが感じられ企画通り“楽しいラジオ”を作っていくという心意気を強く感じました。


    ◎ さすがパーソナリティーがはなわさんだけあって、M-1の楽屋裏話や他の芸人さんの反応など聴いていて得をする感じが良かったです。ご自身のYouTubeのネタと被るのではという危惧感はありますが、旬な話題を素直に語って貰える事は芸人がラジオパーソナリティーである大きな意味だと思いました。また気になったのは、はなわさんが前のめりな時と静かに受ける時とのギャップがある事です。ご本人の気質でもあるので逆に魅力かも知れませんが、時として「興味や関心が無い」様に聴こえる事があり、相方が高音で元気な「結さん」で無かったら成立しにくいと感じる事が今回だけでは無くありました。この時間帯はNACK5の顔ともいえる所なので安定した演出は勿論ですが、社会現象を引き起こす様な挑戦も欲しいと思います。


    ◎ オープニングのM-1の話題から始まり舞台裏の話を含めて、はなわさんにしか出来ない話が満載で大変面白く“錦鯉”の漫才協会加入の経緯や、優勝時の“ナイツ塙さん”の涙までの流れなど背景が非常に良く理解出来ました。また少し気になったのが「教えて埼玉」など通常コーナーに入った時、冒頭の話に比べてはなわさんのテンションが低く感じてしまいました。はなわさんのツボに入る話題は話も拡がり格段に面白いと思うのでコーナーの作り方は再考の余地がある様に思います。


    ◎ 今回の番組は、パーソナリティーはなわさんならではの裏話披露などもあり、お笑いが好きなリスナーには興味深かったのではと思います。コーナーの「教えて埼玉」では、リスナーからの情報が多く寄せられていて興味を持ちましたが、新座市の基本情報や歴史的資産を紹介する中で具体的な歴史的資産が一つも無かった事が残念でした。全体的に今回のパーソナリティーお二人の会話を聴いていて、比較的身内や身辺についての話題が多く、話の広がりが少ない感じがしました。様々な大人が楽しめるよう番組の“味付け”を工夫して欲しいと思います。


    ◎オープニングのM-1話で楽屋裏の話はとても臨場感があり引き込まれました。「教えて埼玉」のコーナーでは、リスナーみなさんから“はなわさん”が教えて貰う事に加えて、他のリスナーも自分の知らない内容を知る事が出来るのはとてもいいアイデアだと感じました。「自虐川柳」コーナーもリスナー参加型でとても好印象で、メッセージもとても微笑ましい家庭がイメージ出来て、「大人」層がメインターゲットという事ですが、若い人も一定割合いるのかなと思いました。他の曜日のパーソナリティーや「8 DAYS A WEEK」「FAV“S SDG”S」コーナーも興味深くとても素晴らしい番組だと思います。


    ◎はなわさんのM-1話はテンション高く、当日隣のスタジオで仕事をしていただけあり、舞台裏のピリピリした緊張感や熱量など知り得ない様子を熱く語っていてとても面白かったです。コーナーの「教えて埼玉」は県内の市町村にスポットを当てて、情報をリスナーへ伝えられる良いコーナーだと思います。今回の新座市の情報もその市町村に住んでいなければなかなか知らないので、市の基本情報やリスナーからの情報提供により各市町村の情報を発信していく事はとても大事な事だと感じました。ただ、他のコーナーのテンションが低く感じられ、内容もあまり記憶に残らず薄かった様に感じましたが、番組自体が「大人の雑談バラエティー」なので全体的にはゆるい感じで良かったと思います。

  • 11月

    第300回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第300回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて11月9日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年10月2日(土曜日)10月9日(土曜日)の22時から22時30分まで放送しました「巨匠大陸」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「巨匠大陸」は、4人組ロックバンドKEYTALKの“巨匠”こと寺中友将がリスナーと一緒に「自分磨き」をします。ゲストからいただく「自分磨き」の秘訣や、リスナーから届いた「自分磨き」の情報で、ラジオの前のアナタと一緒により良い自分を前向きに目指していく番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ パーソナリティー寺中さんの“ニックネーム”を番組のタイトルにしていて面白いと思います。ある特定の技能にすぐれている大家である「巨匠」が異なるジャンルにチャレンジをする事で自分を磨いていくという番組の設定も見事だと思います。ゲストからも「巨匠」と呼ばれる寺中さんが、今回は「尺八」というあまり馴染みの無い楽器を演奏する事になり、一発で音が出る事でやはり「巨匠」所以だったり、ゲストの神永さんによる「祭りばやし」とのセッションも尺八の魅力を垣間見られて良かったと思います。


    ◎今回番組のゲストパートに、和楽器バンドの神永さんを持って来た事はとても良かったと思います。尺八と言う一般にあまり馴染みの無い楽器のレッスン風景をラジオで聴かせるのは無理があるように思ったのですが、神永さんの説明が非常に上手い為か、音声だけでは解りにくい部分についても逆に興味が湧きコップで音を出す方法を早速検索しました。いずれにしても一般になじみが薄い楽器等への挑戦はラジオ向きの面白い企画で、やり方次第ではKEYTALKのファン以外からも新規リスナーを獲得出来る番組になる可能性がある様に感じました。


    ◎ 番組のテーマが「尺八」で一般的にはあまり馴染みの無い楽器だとは思いますが、尺八はまずコップでも練習が出来るなど、リスナーの身近にある物でもチャレンジ出来る事を紹介していてとても好感を持てました。またインターネットでもプラスチック製の入門セットが販売されているといった紹介など、手軽に取り組める様なコメントはとてもいいと思います。マグカップで音が出た時に、ゲストの神永さんから「さすが巨匠」と言われるなど、寺中さんの巨匠としてのイメージも定着して来たので、今後もリスナーと一緒に身近な物で自分磨きが出来る内容を期待しています。


    ◎ 「巨匠」と呼ばれつつも毎回何事かに挑戦して上を目指すという企画は、若手ミュージシャンらしくそれなりに説得力もあって、ありそうで無かった企画ではないかと思います。今回は、ただ何かを学ぶだけではなく、KEYTALKと和楽器バンドの関係性なども見えて音楽番組として面白さが感じられました。「巨匠」寺中さんの人柄は番組内でにじみ出ているのですが、対話のテンポやゲストへの反応が気になったのと、寺中さんが硬いというのか慎重過ぎて流れが止まる印象もあるので、もう少しリラックスして話せるように工夫して欲しいと思います。


    ◎ 今回の番組「巨匠大陸」ですが、“自分磨きをリスナーと共に”というコンセプトは新鮮に感じました。ゲストの神永さんもゲーム音楽からケルトミュージック、そして民族音楽にはまり「尺八」に入っていったと言う話も興味深く、リスナーにとっても刺激たっぷりの話だったと思います。マグカップで音を出す挑戦も実に面白く、息が続かなく苦しいなどリアルな言葉が飛び交うのも臨場感があって良かったです。その分、本人達の存在感が薄くなるのではと思いましたが、ゲストの「尺八」で、KEYTALKの曲とセッションするなどリスナーの心をくすぐる計らいはとても良かったと思います。


    ◎パーソナリティー寺中さんの大学時代からのニックネーム“巨匠”を番組名に入れ、様々な分野の専門家(ある意味で巨匠)をゲストに招いて「巨匠」寺中さんが、そのテーマに挑戦をするという内容で楽しく聴かせていただきました。今回のテーマは「尺八」という馴染みの薄い和楽器でしたが、ゲストに人気の“和楽器バンド”尺八奏者の神永大輔さんを招き、尺八との出会い、のめり込んだキッカケやその魅力など興味深い話が聴けました。他にも尺八入門セットの紹介やKEYTALK・祭りばやしでの尺八レッスン場面など、本来テレビで見たいと思う内容を神永さんが伝わりやすく上手に説明をしていたので、リスナーも興味を持って調べたりして楽しかったのではないかと思います。今後“巨匠”がどのようなテーマで自分磨きに取り組んでいくのか?その展開によっては更に盛り上がっていける番組ではないかと思います。


    ◎リスナーと共に自分を磨く30分として、尺八に挑戦の第一印象は面白そうで興味深く聴きました。ゲストの尺八奏者・神永大輔さんの解説も落ち着いていて好印象でした。番組の中でコップを使って音を出す所の説明が正直よくわからなく、インターネットで神永さんが吹き方を解説している映像を見たら理解が出来たので、番組内で一言「ネットでも」と付け加えてくれたらよりわかりやすかったのではないでしょうか。

  • 10月

    第299回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第299回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて10月12日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年9月24日(金曜日)の23時30分から24時まで放送しました「中川大志のConnected base」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「中川大志のConnected base」は、2021年4月、FM NACK5に突如出現した「秘密基地」。その名も「Connected base」リスナーのみんなと直接つながる場所にしたい」基地を率いる俳優中川大志がそんな思いを込めて名付けたこの30分間に毎週たくさんのリスナーが訪れて中川大志との交流を楽しむ番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ 俳優として大活躍中の中川大志さんがパーソナリティーを務められるという事だけでも、十分注目度が高い番組だと思います。冒頭で話していた部屋のレイアウト変更では、床に座ってゲームをしているのでお尻が痛いと言う話など、普段の私生活が垣間見られてファンの方々には喜ばれると思います。ただ、全体的には内容が薄く感じ、ラジオだからこそ見える中川さんの人となりがあまり見えて来ないのが少し残念に思いました。


    ◎この番組が始まって半年くらいですが、慣れすぎていない感じがいいと思います。番組内で話していた祖父とのゴルフや自由研究でグラフを作るのが好きだった事、納豆チャーハンを作った話などこの世代の人の話を聞いた様な気持ちになりました。ただ気になったのは番組中に相槌を打つ方へ遠慮をしている様に感じたので、同世代の方を同席させてみたりしても良いと思いました。全体的に作り込み過ぎていないリラックスした感じで聴ける、ほのぼのとした番組だと思いました。



    ◎ 番組の冒頭で話をしていたゲームの話や馬の話は、中川大志さんの裏話として聴いているリスナーは興味深かったのではないかと思います。出来れば俳優なのでそちらへ寄った会話が聴きたいので、自分の感銘を受けたドラマや映画、舞台などの話もいいと思います。番組としては中川大志さんのファンでないと聴いても解らない感じなので、せっかくラジオと言うメディアなのでもっと番組スタッフの力を借りて面白くして欲しいと思います。


    ◎ 金曜日の夜の番組なので、音楽的要素の強い流れの時間には今回のテーマはちょうど良かったと思います。しかし中川大志さんなので若手アクターのファンにも楽しんで貰える時間にする事は重要だと思います。さりげなく神木さんのお友達話など、昨今の関係性に萌える女子にうけるトークなどは良く出来ていると思います。今後を考えるとただの若手ではいられずパーソナリティーとしてアイデンティティーは欲しいと感じるので、例えば「コネクト」と言う言葉を軸に、この番組はコネクトだったとリスナーに考えさせる様な仕掛けを考えて欲しいと思います。


    ◎ リスナーからのメッセージを紹介しながら様々な曲を流していて、パーソナリティーとしての話をリスナーが楽しむというよりは、中川さんの選んだ音楽を楽しむという音楽中心の番組なのかなと感じました。そんな中でも祖父とのゴルフ、友達に納豆チャーハンを作った事などのエピソードは興味深かったです。今時の話し方なのかファンにはたまらないのかも知れませんが、普通に話している時に急に荒々しく「ぶち込む」と言った表現を使うなど多少違和感を覚えました。せっかく有名な俳優がパーソナリティーなので、普段に聴く事が出来ない話などトークの時間を増やして貰えたら、より魅力のある番組になるのではと感じました。


    ◎番組前半パーソナリティーオススメの曲が流れましたが、その選曲に違和感を感じました。リスナーからのリクエストテーマは「夏から秋」、それに対してパーソナリティーが選んだ曲がテーマにふさわしい曲なのか?季節感に欠けテーマとかけ離れ過ぎている様に感じました。番組後半は、リスナーから届けられたメッセージを紹介するコーナーでは、リスナーからのお便りが家族ゴルフ、河川敷でのアウトドア、夏の自由研究など、どれも家庭的でほんわかムードでパーソナリティーのコメントもすんなり楽しく聴けました。ただパーソナリティーが話している時に、男性と思われる笑い声が何度か漏れ聴こえたのが微妙で少し気になりました。

  • 9月

    第298回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第298回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて9月14日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年7月4日(日曜日)の5時30分から6時まで放送しました「森田健作 青春もぎたて朝一番」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「森田健作 青春もぎたて朝一番」は、青春の代表者・森田健作がアシスタントの風谷南友と共に、日曜日の朝を元気に熱くいつも心に「青春」を抱え番組に挑みます。ゲストを迎えて今感じる思いをぶつけ合うゲストパートも注目な番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ 今回聴いたのはゲストが菅総理の回でしたが、他の回もフレンドリーでゲストの方がリラックスしている印象を感じました。このコロナ禍で菅総理がいつも責められている姿が報道されているので、このようにリラックスした状況で裏話などが聴けていつもなら流されてしまった事に耳を澄ませる事が出来て特別な時間になったと思います。後、森田さんの菅総理へ対しての「牡丹雪と言うよりも粉雪の様な人」と言う比喩も良かったです。

    ◎総裁選が騒がれている矢先に菅総理がゲストでビックリしました。こんなに生き生きと話をしている菅さんの声を初めて聴きました。オリンピックを前にしてなかなか地味で不器用な菅さんの素直なやり取りを聴く事が出来るのも、ラジオならではの物だと痛感させられました。個人的には、オリンピックやパラリンピックもそうですが、文句ばかり言われているコロナ対策も本当に良くやっているなと思っていたので総理大臣の愚直なほどまっすぐな話を聞けて嬉しかったです。


    ◎ この番組は、かなり早朝なので壮年リスナーは他局にいる様な状況の中、そこに今回の様に大きな存在をぶつけてくる事はなかなかの挑戦だと思いました。またラジオならではの、少しぶっちゃけた感じと悪ふざけはしない所も悪くないと思います。埼玉のラジオ局の仕事としてはどうなのか?とは思いますが、その時点の首相をゲストに呼ぶ事は大変な事だったかと思います。番組内で、ふと漏れ出す発言も貴重だなと思いました。

    ◎ まず、菅総理がこんなにリラックスしたトーンで話しているのは聴いた事が無いので大変驚きました。パーソナリティーの森田健作さんとの長年の交友関係のお陰もあると思うのですが、ラジオというメディアだからこそ、この感じを引き出せたのかも知れません。そのお陰かコロナ対応など世間的に風当たりが強い内容も、非常に聴きやすく感じました。このように通常のインタビューでは伝わらない政治家の方々の素顔を引き出していくのは面白い取り組みだと思います。


    ◎ 今回番組のゲストが菅総理と言う事でどのような展開になるのか?楽しみながら拝聴しました。森田前千葉県知事の人となりと、その時代に築いた菅総理との信頼関係で、とても温かみのある番組だったと思います。テレビで見る緊張感のある菅総理とは違い、ゆったりと楽しみながら話をされていた印象でした。とかく政治家の発言は、文脈に関係無く一部を切り取られその部分を強調されて批判されがちですが、この番組では、ほとんどテレビでは放送されない様なコロナ対策の成功例や苦労話を全体像が解るように丁寧に話されていました。パーソナリティーの森田さんの受け止め方が上手だった事も要因のひとつだと思います。


    ◎ まずは、菅総理と森田健作・前千葉県知事とのトーク番組が実現した事を評価したいと思います。番組では、国会議員と県知事を経験した森田氏と、菅さんの二人のエピソードをはじめ、新型コロナウイルス感染症や東京オリンピック・パラリンピックなどの多方面のテーマに及び興味深く聴く事が出来ました。番組内で話しをしていたアクアラインの料金の件も、経緯や裏話などが聴け利用者の一人として、その様に料金が決められていたのかと合点しました。ただ、気になったのがかつて青春ドラマでは名を馳せた森田健作さんですが、もう70歳を過ぎているのでもう少しタイトルに工夫をして欲しいと思いました。


    ◎知事時代の森田健作さんのイメージは、テレビでの印象が強くあまりいい印象がありませんでした。そんな思いもありさほど期待していませんでしたが、今回ゲストが菅総理であった事もありとても興味深い内容でした。不器用で口下手、説明能力が乏しいとメディアで批判されている菅総理がとてもリラックスした口調でワクチン接種の開始が遅れた理由など、今日までのコロナ対策の経緯や苦労話を交えて丁寧に説明をしていた事に驚きました。今後も芸能界はもちろんですが、知事時代の経験や人間関係をフルに活用して、著名な方など驚くようなゲストを迎えて裏話や本音トークが楽しく聴ける番組として長く続けて欲しいと思います。

  • 7月

    第297回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第297回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて7月13日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年6月6日(日曜日)の12時55分から15時55分まで放送しました「パーマ大佐・鬼頭由芽 Music toy box」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「パーマ大佐・鬼頭由芽 Music toy box」は、2019年6月と2020年6月に放送した音楽バラエティー番組「NACK5 SPECIALパーマ大佐・鬼頭由芽Music toy box」の第3弾。曲を作り演奏する歌ネタ芸人でNACK5の深夜の顔としてもお馴染みの「パーマ大佐」と、音楽と映画をこよなく愛する「鬼頭由芽」による従来のFM番組の様式美(=『音楽を紹介』)とは異なる『音楽を使ってリスナーと楽しむ』番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ お二人の年齢差が程よい関係を感じさせ安心して聴く事が出来ました。内容も鬼頭さんの「ミュージック・シネマ」、安定の「J-POP研究所」、「プレゼン三番勝負」などが良かったです。「J-POP研究所」のコーナーは、昨年の「男性の高音化」のテーマよりは普通に聴けましたが、今年の“声の高低差”頻度が高まっていると言うテーマでは、ヴォーカルの楽器化の様な事を考えていて面白かったです。三年目の安定感で、可も無く不可も無くになりがちかもと思いますが、かえって週一くらいのレギュラーになっても良いのではとも思いました。


    ◎今回は三年目と言う事で安定感があり楽しみながら聴く事が出来ました。番組のはじめでは一人家族が増えた鬼頭さん、一人家族が減ったパーマ大佐と言うお話があり、パーマ大佐の出来事では「かさぶたになりつつある傷を自分ではがす」という自虐ネタを淡々と話されるなど表現が面白かったです。コーナーの「J-POP研究所」では今回「声の高低差」についてでしたが、さらりと曲の高低差を再現されるのは、“パーマ大佐”の本領発揮という感じでさすがと思いました。また「ミュージック・シネマ」のコーナーなど番組全体で多くの曲紹介もあり番組タイトルにふさわしいと思いました。



    ◎ 三時間の生放送の中に、たくさんのコーナーを詰め込んでいる事で長時間飽きさせない作りになっていると思います。ただ正直、全体を通して「一体何の特番なのだろう?」と思いました。日曜日の昼に三時間放送する特番なので、誰の為に何をしたい番組であるのかがもう少しリスナーに伝わるといいと思います。また各コーナーが多少粗っぽく感じたのも気になりました。「鬼ロック」のコーナーは、初めてのキャラ設定で、リスナーと“生電話”というのはさすがに無理があるように思え、登場するリスナーも仕込みの様に聴こえました。なるべく聴き手側に変なモヤモヤ感が残らない様にした方が、番組もより素直に面白く感じる事が出来るのではないかと思います。


    ◎ パーソナリティーお二人のトークは息も合っていてとても聴きやすかったです。特に鬼頭由芽さんの声は可愛らしく聴いていて心地いいです。コーナーの「J-POP研究所」では、テーマの“音の高低差”について誰もが知っている名曲がどのように変化してきたのか、その傾向は何の影響を受けたのかなど興味深い内容でした。内容は浅すぎず深すぎず私には丁度よかったですが、今後はリスナーの意見も聴きながら、更に深掘りして専門性を高めたコーナーにするなど検討していくのもいいと思います。全体としては安定感があり楽しい番組で、日曜日の昼には丁度いいのかもしれませんが、もう少しインパクトのある何かが必要かと思います。


    ◎ 今回のテーマになっている“音の高低差”では平井堅さんの「瞳を閉じて」を例に出していて、目の付け方が面白かったです。ただ、他のアーティストを例に出すマニアックな分析の様に思えますが、本格的な音楽解説でもなく、一般的におもしろおかしい物でもなくて、これを喜ぶリスナーは居るのか疑問なのと自己満足の研究発表を強制されている感じで、あまり心地よいとは思えないです。せっかく“音の高低差”を題材にするのであれば、テーマのポイントはいい所を突いているので、何故・何のために歴史の中でキーがどんどん上がっているのか、ファルセットを使ってまで高低差を付けないとならないのか?など研究発表の方法はまだ面白く出来ると思います。


    ◎ 音楽を通してパーソナリティーお二人とリスナーが、軽いタッチで遊べる様に作られて安定的ですんなりと聴けました。「ミュージック・シネマ」のコーナーは、年間150本近くの映画を観るというパーソナリティーが、音楽に関する推しの映画作品を紹介するとあって紹介に熱意を感じました。「J-POP研究所」では、最近のJ-POP音楽の傾向をマニアックに解説していて関心のある人には興味深いコーナーですが、最近の楽曲は高低差が拡がっていてそれを歌いこなせる歌手が増えているなど、昔はそんなに見つからないと真面目に解説していましたが、果たしてそうなのか?過去にもかなり高低差のある楽曲を歌いこなす歌手がいたのではないか?そう感じるリスナーもいたのではないかと思いました。独断と偏見ともいえる内容が全面に出過ぎた感じがしたので、もう少し軽い感じにした方がより良いのではないでしょうか。



    ◎今回の番組を聴いて感じたのは年1回とは思えない安定感と、J-POP、和・洋ロックから映画音楽まで幅広くZ~Y世代後半をターゲットとしたバラエティー番組で元気が出ました。Twitterとradikoの組み合わせで埼玉に限らず多くのリスナーに届き初めている事もいいと思います。番組の魅力で全国展開を目指す事が大切になって来たのを実感しました。映画音楽の紹介も内容はすごく素敵で、鬼頭由芽さんが評価をしっかりとしていて、プロモーション的な事も無く本音で話しているイメージで大変聴きやすかったです。ただ、BGMで使っていた曲が切り替わるたびイントロから流れるので耳が疲れました。出来ればサビやAメロで対応して欲しかったです。特番とは思えないスタッフの手厚さも聴いていて伝わりました。もし来年もやるとなるとこれ以上の熱量が求められると思うので、是非更に面白い番組にして欲しいと思います。

  • 6月

    第296回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第296回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて6月8日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年5月17日(月曜日)の18時から20時まで放送しました「キラスタ」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「キラスタ」は、毎週月曜日から木曜日18時から20時に放送している番組です。学校、仕事帰り、夕飯を作るタイミングや買い物帰りなど夕方に何かをしながら楽しめる番組を目指しています。月曜日と火曜日のパーソナリティーは、お笑いコンビ「コットン」の西村真二と斉藤百香がしゃべりまくる2時間。水曜日と木曜日はアーティスト三浦祐太朗と斉藤百香で、とにかく音楽をかけまくる2時間。夕方から夜にかけて何がキラッとする話題・音楽を見つけられる番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ パーソナリティーの西村真二さんと斉藤百香さんお二人の楽しそうな雑談を中心にテンポ良く進行されていて、企画意図通り“何かをしながら楽しめる”番組だと思いました。ただ、番組の内容が捉えどころ無いの感じなので、ここだけは必ず聴きたいと思える所が欲しいと思います。あと、二人の会話に所々“ラフ”な言葉遣いや毒舌が出てくるのですが、お互い探り探りな感じで毎回微妙なフォローが入るのは逆に毒舌部分が目立っている印象を感じました。

    ◎「キラスタ」のお二人のトークは、映画や音楽など話題の幅が広く楽しく聴けました。ただ、番組のはじめの辺りは西村さんの声が聴きにくく感じました。コーナーの“ボケワードパズル”では多少乱暴な言葉が長時間にわたり使われている印象でした。ツッコミ担当の西村さんのキャラクターを知っていれば楽しいやり取りですが、初めて聴く人にはなじめないのではないかと感じました。

    ◎ 番組内で紹介していた“マニアックニュース”で話していた宝くじ、洗濯のエピソードは、自分も共感出来てとてもラジオらしいと思います。たまに埼玉愛の無さを番組内で話してしまう西村さんの発言が面白いのと、リスナーを突き放した様な口調がとても新鮮で、月並みな口調よりもこれくらいくだけた話し方の方がリスナーとの距離が近くなり、夕方のNACK5らしさを感じて親近感がわきました。斉藤百香さんの受けも機転が利いて愛らしく、斉藤さんのポジションは大事だと感じました。

    ◎ 全体的にバラエティー番組としてこの時間帯にやるべき事、伝えるべき事が何かをよく考えられている感じがしました。話題の幅も、宝くじ・笑い・音楽・映画など無理なく広く2人で喋りながら掘り下げていく深さも適度でいいと思います。コーナーの“ボケワードパズル”は、1つの投稿から話題が膨らむ仕掛けになっていて、ありそうで無かった企画ではないでしょうか。出来れば月曜日と火曜日は、あと何かもう一つ工夫があればよいと思います。

    ◎ 今回の「キラスタ」はパーソナリティーの二人が早いテンポで番組を楽しく盛り上げようとしているのを強く感じました。ただ、聴いていて違和感を感じる点がいくつかありました。番組内で「久々に胸を突き刺す感銘を受けた言葉」での話や、マニアックニュース“での宝くじをめぐる二人の話のやりとりが少しやり過ぎに感じて、聴き手側としてはそれほど面白くなく感じ、逆にシラケてしまいました。”ボケワードパズル“コーナーも、ツッコミキャラ=汚い言葉状態のオンパレードで乱暴な言葉の多用は聴き苦しくて疲れました。

    ◎ 仕事帰りなど帰宅するリスナーが聴く番組として、この番組にお任せしておけば安心という印象です。番組も少しずつ「痛いところをやんわりと突く」様な姿勢から、何を言い出すかわからないとハラハラしながらテンポよく会話が進むところは魅力だと思います。トークのボケや外しなどの対応力や適応力が抜群なのは、パーソナリティーお二人が公私ともに振り幅も大きく内面も充実していて、その掛け合わせがうまくいっているからなのではと思いました。西村さんのコンビ名が新しくなった経緯も面白かったので今後の展開も楽しみです。

  • 5月

    第295回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第295回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて5月11日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年4月24日(土曜日)の21時から21時30分まで放送しました「ぜったくんのNiGHT SHiFTER」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「ぜったくんのNiGHT SHiFTER」は、毎週土曜日、21時から21時30分に放送している番組です。パーソナリティーのぜったくんは、「HitHitHit!!」では、新曲をリリースするたびに月TOP5にランクインや「SaturdayMorningRadioおびハピ!」のテーマ曲も作成するなど、なにかとNACK5で話題となる“ラッパー・トラックメーカー”「ぜったくん」のレギュラー番組。「ぜったくん」選曲のコーナーや、時にはリスナーに電話を繋ぐプログラム。土曜の夜、仕事・バイト・ぼっち・・・など何か満たされないアナタに、独特のリズムで寄り添う番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ 「ぜったくんのNiGHT SHiFTER」を聴いてみて、“ぜったくん”の音楽性や人柄が週末の深夜へと向かう時間にピッタリで、ゆったりと軽快にちょっとアシッドだけど渋谷の匂いもするところが土曜日のこの時間にあっていると思います。ただ、コメントがやや表層的に感じたので、もう少し“ラッパー”ならではの“エール”や“ツッコミ”が欲しかったです。ぜったくんのアルバイト時代の話とかもすごく面白いので、そのあたりをもっと番組内で聴けたらいいと思います。



    ◎今回の番組は若者向けの番組と思っていましたが、色んな世代でも楽しめる魅力ある番組だと思いました。パーソナリティーのトークも良く番組好感度を上げていると思います。「BIEN」コーナーでは、リスナーからの深刻な話や、どうでもいい話まで独特のリズムでリスナーに寄り添っている事や、柔らかく親しみやすい声質と口調が違和感無く感じ心地よく聴けました。「週間ぜた通」コーナーでは、興味深い“音楽解説”がされていて、曲名紹介も曲の前後にありわかりやすく全体的に番組構成がしっかりしていると思います。



    ◎ 番組を聴いて感じたのは「ぜったくん」の声の良さです。非常に落ち着いていてトークの間も良くて大変聴きやすく感じました。番組内容も楽しい企画がテンポよく続くのでいいと思うのですが、“ぜったくん”の実力からすると、もう少し内容の濃い面白い番組に出来るのではないでしょうか。


    ◎ この番組はオンタイムで聴くには調度いい時間帯だと思いました。自分が知らない音楽を教えてくれたり、軽快な曲で進行しているのでゆったりと土曜日を終える事の出来る番組に感じました。コーナーの“週間ぜた通”で紹介していたアーティストも良かったので、出来ればもっと色んなコーナーがあってもいいのではないかと思います。


    ◎ 「ぜったくんのNiGHT SHiFTER」は、ターゲットとしている学生や社会人の若い層に即した番組構成になっていて、21時という時間帯にもあっていると思います。パーソナリティーの“ぜったくん”の聴きやすい声質と、トークのテンポやセンスに今後の成長が楽しみに感じました。


    ◎ ラッパーらしく“ワンフレーズ”を口ずさんだ番組のオープニングに好感が持てました。ラップはあまり得意なジャンルではありませんが、番組で紹介していた曲が、時代にあった軽く聴けるラップの入ったポップソングな感じであったり、最近のラップもテクニカルで嫌みがなく、更に言葉を乗せて意味もしっかり伝えてくる事は素晴らしいと思います。優しさと知性を感じる穏やかさが番組を通して伝わって来る好感を持てる“新しい感覚”のラジオ番組という印象を受けました。

  • 4月

    第294回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第294回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて4月13日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部担当部長の4名が参加しました。今回は、2021年2月7日(日曜日)の6時から6時55分まで放送しました「スギテツのGRAND NACK RAILROAD」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「スギテツのGRAND NACK RAILROAD」は、毎週日曜日、朝6時から6時55分に放送している番組です。パーソナリティー・スギテツの杉浦哲郎と岡田鉄平、そして女子鉄アナウンサーを名乗るフリーアナウンサー久野知美が本格的な鉄道ファンから「鉄道?う~ん」という非鉄の人まで鉄道を愛してやまない人々、いつも鉄道を利用している人々に向けた音楽と鉄道の番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ NACK5の鉄道番組としてすっかり定着した感がある番組で、大変落ち着いた感じが日曜日の朝という時間帯には聴きやすい番組だと思います。ただ今回久々にこの番組を聴いて感じた事は、聴きやすい反面、鉄道にあまり詳しくない自分には内容が薄く感じてしまいました。出来れば鉄道ファンにしか解らないマニアックな所まで取り入れた方が、鉄道マニアの方にはより強い共感が生まれる場所になる様な気がするのと、マニア以外の方の興味もひけるのではないかと思います。


    ◎番組の中で紹介をしていた「ムーンライトながら」は自分自身よく乗車した事があり、青春18きっぷとの組み合わせで関西や九州方面に旅行をした事を思い出し、廃止は残念に思いました。パーソナリティーの方々は、落ち着いた雰囲気で日曜日の朝にはピッタリな感じがしました。久野知美さんのコーナーで紹介をしていた“合格駅”などのローカル線の話題もとても興味を持て、ゆっくりと旅行をしたいなと思わせる好感の持てる番組だと思います。


    ◎ 今回の番組は、鉄道好きな音楽家・スギテツのお二人をメインとした音楽と鉄道の番組ですが、音楽・鉄道に関心の強い人、そうではない人にとっても楽しめるラジオらしい好企画番組だと思います。全体的にトークも落ち着いて聴きやすく、番組内で流れる選曲もとても良かったです。鉄道トークコーナーでは、「ムーンライトながら」の廃止についての説明もわかりやすく、リスナーからのメッセージ紹介では、名鉄吹奏楽団や貨物時刻表など話を次々と発展させていて、特に二人がファンファーレ風アレンジを披露した所はダイナミックな音で、実際にゲートが開いて馬が走っている様で感心しました。最後に番組中に流した曲名を全部まとめて紹介をしていましたが、曲を流す前後に紹介した方がわかりやすいのではないでしょうか。


    ◎ 鉄道好きと言うと少し後ろめたい雰囲気を持つ人々と少し前にはイメージされていたのですが、この番組ではリスナーのお便りとお二人が噛み合っていて幸福感が醸し出されている番組になっていると思いました。“鉄道トーク”のコーナーで紹介していた「ムーンライトながら」の話や、久野知美さんの“女子旅レポート”、リスナーからのお便りの“貨物時刻表”についても興味深い話題でした。パーソナリティースギテツさんの活動範囲が広く、そこが番組のおもてなし感となっているのではないかと思います。


    ◎ 今回の番組「スギテツのGRAND NACK RAILROAD」の番組名ですが“グランドファンクレイルロード“にかけたタイトルはとてもいいと思います。鉄道トークコーナーで紹介をしていた「ムーンライトながら」廃止の話はシビアですが、しっかりと番組で取り上げている事に感銘を受けました。杉浦さんと岡田さんのピアノとヴァイオリンでファンファーレを模した演奏も番組ならではの素晴らしさです。話題で触れていた”駅ピアノ“の話もタイムリーでお二人の声質もラジオにピッタリで聴きやすかったです。



    ◎ パーソナリティーお二人のトークも長いコンビネーションだけあって落ちつていてスムーズに進行していて安心感があり聴きやすいです。鉄道トークの「ムーンライトながら」廃止の話では原稿を棒読みしている感じでしたので、もう少しラフな感じで情報をいれる方がよいのではないでしょうか。久野知美さんもすっかり鉄の女子アナとして定着し聴きやすく楽しいのですが、内容が中途半端で解りにくかった印象です。構成やトークの安定感は抜群なので、もう一歩踏み込んで全体的に情報量を増やしたら今よりももっと楽しくなるのではないかと思いました。

    ◎ 日曜日早朝の時間には最高の内容で、大宮・鉄道の街として企画も良い印象を感じました。“乗り鉄、撮り鉄”を始め様々な鉄道ファンがいる中での情報は幅の広さを感じます。また、お二人のバイオリン、ピアノの巧みな演奏や、久野知美さんを交えてのコンビネーションにも好感が持てました。以前、自分もこの番組を聴きながら散歩をしていた時、孫が電車が好きだったので、帰宅後電車が見られるスポットに連れて行ったきっかけを作ってもらった思い出深い番組です。

  • 3月

    第293回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第293回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて3月9日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部次長の4名が参加しました。今回は、2021年2月13日(土曜日)の8時から12時まで放送しました「Saturday Morning Radioおびハピ!」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「Saturday Morning Radioおびハピ!」は、毎週土曜日、8時から12時に放送している番組です。パーソナリティーのHappyだんばらと小尾渚沙が、心地よい音楽とともに土曜日の朝を明るく楽しく彩ります。「おびハピ!」を聴きながらお家でのんびり過ごすもよし、普段出来ない事を自分のペースでするのもよし、あてもなく気ままにドライブするもよし、お仕事を頑張るのもよし・・・。そこで、ゆったりのんびり「おびハピ!習慣」で心に「余裕=ゆとり」を持っていただく番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ 最初聴いた時は“Happyだんばらさん”のトークの割合が多いので、落ち着かなくて慣れるのに時間がかかりました。Happyだんばらさんは、お笑い芸人では無いのでふざけなくても素の声の方が素敵だと思います。小尾さんの多才さと選曲に救われている印象で、小尾さんのトークの打ち返しに対して、だんばらさんの反応がありがちな型にはまっているのはもったいない気がします。「週末出没マップ」のコーナーで紹介した“渋沢栄一”に関しては割と知られた情報でしたが、予約などの最新の情報が届く事はいいと思います。

    ◎明るいパーソナリティー2人のやり取りが印象的で、土曜日朝の番組コンセプト「のんびりいこう」にはピッタリだと思います。オープニングも天気やコロナウィルス情報、県内の交通事故の話題から2人の軽いタッチの会話でリスナーを引き込んでいる様に感じます。小尾さんはアナウンサーだけに、透き通った爽やかな声で聴きやすく言語明瞭で話す内容がすんなりと入って来ます。Happyだんばらさんは持ち前の明るさで番組を盛り上げ面白く楽しませていますが、たまに突飛な声での話し方は聴き取りにくい事もあるので、情報コーナーでは楽しさや面白さと共に聴き取りやすさも考慮して欲しいです。


    ◎ Happyだんばらさんと小尾さんの会話が、それぞれ男性と女性のリスナーを代表しているかの様に普通の男女の会話としてスピーディーに進んでいるのが良いと思います。バレンタインにまつわるトークでは、はしゃいでもしっかり言葉を伝えられている“Happyだんばらさん”は凄いと思います。会話に合わせてタイミングよく“リヴァーブ”を入れたり、トーク背景に流れているBGMの音選びもとてもいいと思います。ただもう少しお互い突っ込み合いがあると更に面白くなるのではないかと思います。

    ◎ 土曜日午前中の番組と言う事を意識して聴きました。正直聴き始めは、だんばらさんの自由な勢いと、小尾さんの正統派アナウンサーの感じがあまり噛み合ってなく違和感を感じましたが、だんばらさん“が小尾さんの突っ込み所を見つけては所々突っ込みを入れ始めてから少しづつ聴きやすくなりました。だんばらさんは、番組の状況により色々なキャラクターを使い分けていると思うのですが、話し相手や状況への突発的な突っ込みやいじりが非常に面白く秀逸な言葉選びをしていると思います。だんばらさんが無理にボケるより逆に突っ込む状況を作ってあげる方がより笑いが増える気がします。


    ◎ この番組を車で聴く事が多いのですが、パーソナリティー2人のトークは聴きやすくテンポも良く、例えも上手くて親近感が持てます。番組構成も身近なリスナーの出来事を上手く広げていて、聴いているリスナーにも共感を持たせていると思います。メッセージは少し多めに感じますが、お2人のコンビネーション豊かな掛け合いや番組内のコーナー番組“マキスタ”、“亀梨和也のHANG OUT”もあり飽きさせない構成が、幅広い世代に土曜日の午前を楽しませてくれていると感じました。


    ◎ 今回の番組を聴いて感じたのが、時間帯に合う声質があるなと思いました。平日の朝とかだとHappyだんばらさんには少し違和感を感じたかも知れません。小尾さんとの組み合わせもじっくり聴いてみると合っていると思います。だんばらさんが小尾さんを芸人かの様にいじったりボケたりする事や、だんばらさんが小尾さんをたった1人のお客様として盛り上げようとしている様な関係が絶妙なバランスを生み出しているのではないかと感じました。「週末出没マップ」では、よく解らずに原稿を読まさせている印象があるので何か工夫をして欲しいと思います。

    ◎ Happyだんばらさんと小尾さんの話が、とても聴きやすく心地よいので土曜日の朝ゆったりのんびり時間を過ごすにはピッタリではないかと思います。「ご自愛ください」のコーナーで、家族とLINEで娘と少し会話が出来る様になったと言うメッセージには、自分を含め娘とのコミュニケーションに苦労しているお父さん達に勇気を与えてくれている様な内容でした。それぞれのテーマ全てに好感を持つ事が出来て、リスナーの方々に恵まれている感じで全体的に心がホッコリするとても良い番組だと感じました。

  • 2月

    第292回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第292回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて、2月9日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、・廣瀬紀子編成部次長・中山貴大制作部5名が参加しました。今回は、2020年12月26日(土曜日)の21時30分から22時まで放送しました「Voice Actors RADIO R-5・81」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「Voice Actors RADIO R-5・81」は、毎週土曜日、21時30分から22時放送している番組です。「声優」という職業は、若者たちの憧れの職業であり、あらゆる声優スクールも若者であふれています。そこでNACK5では、彼らが週末に集まる場所として「声優」をフューチャーした番組を、声優大手事務所の“81プロデュース”とタッグを組んで盛り上げていく番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ 今のコロナ禍の中、一層ラジオの必要性が増していますが、土曜日の22時前に声優さんの番組を放送する事はとても意義があると思いました。冒頭で番組を聴いてファンになりライブへ行かれたリスナーの方のお話がありましたが、確かに短時間聴くだけでも魅力を感じ、声優さんの“声の持つ力”を感じました。番組の中でもパーソナリティー2人の役割があると思いますが、久保田さんが安定して愛らしくされているので、その分澁谷さんは状況が変わる度に、違うキャラクターの様な声で応じる事が素晴らしかったです。声優として最前線で活躍しているお2人の素の表情に近い感じも貴重で、アニメに限らず声優さん達そのものの楽しみ方が広がっている事が面白いと思いました。


    ◎アニメやアニソンの人気がある中、声優とその音楽をメインにした番組は大変良いと思います。リスナーのターゲットは、時間帯から声優に憧れている子供達よりも、声優ファンが対象なのでしょうか?パーソナリティーが声優を務めるプリパラは女児向け番組の様ですが、その番組をきっかけとしてファンになった成人男性も多く聴いている感じがしました。リスナーが参加する場面では男性2人とも嬉しそうで、声優はアイドルなんだと改めて感じました。番組全体的にリモートを感じさせないテンポの良さで気持ちよく聴く事が出来ました。



    ◎ パーソナリティー久保田さんのいかにも“アニメキャラ”な声と、澁谷さんの“ジェンダーレス”の様な声の対比がとても気持ち良かったです。久保田さんは滑舌も良くラジオ的な声に引き込まれた自分に驚きました。番組内容もマニア心をくすぐる感じで、この2人の声の組み合わせは絶妙だと思います。番組最後で改めて“リモート”と言われ、そこで初めて気がつくくらい普通にスタジオで盛り上がる会話を楽しく聴かせてもらっている様に進行していて、気持ち良く聴かせて貰いました。


    ◎ 今まで、アニメ関連に繋がる番組は比較的に少なかったと思うので、新しいリスナーの開拓の一環としても良いチャレンジだと思います。本当に“リモート”と疑うほどスムーズな会話のやり取りに驚きました。番組内で出演作品を知らなければ解らない単語がよく出ていましたが、基本的に“ファン”を対象にしている番組なのだろうと思うので、あえて解説を入れなくても大丈夫と感じました。今回の番組を聴いて改めて感じた事は、声優さんとラジオの相性の良さです。まだラジオとして声優さん達の魅力を引き出せる方法がありそうな気がしますので、今後の進化に期待したいと思います。


    ◎ 近年声優の人気を感じていたので、その分野の好きな方々には最高なのではと思いました。また、FMラジオならではの声を生かした企画として良いのではないかと思います。埼玉県出身者をあえて起用しているのも好感が持てました。ただ、パーソナリティーの個性が引き出せていない感じで終わっていて、違いがあまり感じられ無く、企画コーナー等でもっと声優テクニックを活かして欲しいです。


    ◎ 今回の番組は若者に人気の「声優」にフューチャーしている様ですが、“音・声”にスポットライトを当てたという点は評価したいです。ラジオ局が“音・声”を大事にするのは当たり前な中、最近は聴き取りにくい番組もあったりするので、ラジオの基本“音・声”を大切にする番組として今後も発展して欲しいと思います。コロナ禍の為リモート収録との事でしたが、違和感無くすんなりと聴く事が出来て番組制作の方の努力も知りたくなりました。「2020年報告会」コーナーでは、ファンが“パーソナリティー”からのメッセージで元気を貰い、お互いに共感しあう姿が目に浮かびラジオの存在感を再確認しました。


    ◎ パーソナリティー「i☆Ris」もアイドル・声優でありながら落ち着いていて、安定感のある話し方がとても聴き心地が良かったです。ライブの裏話やファンの方への反応も「i☆Ris」・声優らしくテンションも上げすぎていない所が良いと思います。様々な活躍をしているお2人なだけあってその自信が感じられ、リスナーが知らない話をしている様な時も、ちゃんと聴ける話し方にとても好感が持てました。番組構成としてはオーソドックスですが、2人の安定感があるので逆にそれが良い効果をもたらたしていると思います。リモート収録との事でしたが、スタジオ同様に聴けた事に驚きました。技術の方も多くの苦労を重ねて来られたと思うので、今後の参考に記録をまとめておくと良いかと思います。

  • 1月

    第291回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第291回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて、1月13日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部次長、髙杉太郎制作部5名が参加しました。今回は、2020年12月31日(木曜日)の20時から25時放送しました「NACK5の大晦日~いい年つくろう!Make the2021~ウォルピスカーターの社長室から“あけましておめでとうって言え”on Radio」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「NACK5の大晦日~いい年つくろう!Make the2021~ウォルピスカーターの社長室から“あけましておめでとうって言え”on Radio」は、毎週・土曜日、24時30分から放送中「ウォルピスカーターの社長室からお送りします。」のパーソナリティーを務める高音出したい系男子・ウォルピスカーターがお届けするNACK5の2020年総決算! 2019年4月28日と、2020年3月22日に放送した「ウォルピスカーターpresentsアニソン決起集会」で、番組ハッシュタグが「関東のトレンド入り」を果たした番組がパワーアップして登場。「アニソン決起集会」メインテーマでもあった「アニソン」は勿論のこと、ウォルピスカーターのレギュラー番組で鍛えられたトークや、この日限定の企画を基に大晦日のSNS戦線に殴り込み!NACK5の聴取エリアは勿論、日本中を巻き込んでリスナーと共に「日本のトレンド入り」を目指す特別番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ パーソナリティーの“ウォルピスカーター”さんの声とメリハリが良くテンポも素晴らしかったです。一緒に出演していた“Sou”さん“いすぼくろ”さんとの波長も良かったです。ただ途中笑いが多く、若者単語の理解不足から話の内容がぼやけて感じました。年末紅白等テレビ離れの若者、受験生、通常番組のファン層にとっては良い年越しになる番組構成になっていたと感じました。番組コーナーの“心の大掃除、承ります”は楽しく、リスナーを出演者の3人と仲間になった感じにさせていて、年末に友人達とやってみたいと思わせる内容だったと思いました。


    ◎通常番組として聴こうとしたリスナーは、最初戸惑いがあったかも知れませんが、リスナーに寄り添った話し方でパーソナリティー皆さんの知性を感じました。番組のコーナー「全コーナー電話つなぎあり」も面白く、同じ雰囲気を持った人が入ってきて番組を立体的にしていたと思います。中でも「歌うま開発部」コーナーは、興味深かったです。「自分で歌うことすら考えていない」作曲の事や、ビブラートの数の話など、初めて聴く事も多く楽しかったです。また“ウォルピスカーター”さん自身がハイトーンとはいえ、男性のみのお話でしたので、途中他の番組パーソナリティー“神田沙也加”さんや“栗林さみ”さんがコーナーで入って来た所はホッとしました。最後「今までで一番良い年越しでした」と言うメッセージの様に、今回の年越しの場合、2020年を生々しく振り返るより、好きな物に没入してもらった方が心地良さを届けられたと思うので、これからも大晦日の目玉になる魅力が十分にあると思います。


    ◎ アニメ声で番組が進行していくのも良し悪しは別として、新しい時代の幕開けを感じさせるものでした。元には戻れないこのコロナの嵐の後“ニュースタンダード”と言う形の世界が築かれていくのだろうと思うと、こういうのも一つの形なのかなと思いました。こういう若い世代のパーソナリティーが若いリスナーを育てていくというのは大事なアプローチだと思います。リスナーの質問に応えるにしても、業界臭にまみれたいやらしさも無く、純粋に熱い思いをぶつけ合っているのがとても新鮮で素直に楽しめました。とかく大晦日の番組というと大騒ぎ、大人数などこのコロナ禍の中では許されない物が定型ですが、彼らの部屋から放送している様な“社長室”でした。こじんまりした番組がとても素晴らしい物に思えました。


    ◎ 今回の年末特別番組ですが、大晦日の年越しは「紅白」など強豪コンテンツがひしめいている中でありますので、番組の企画には大変苦労されている事と思います。その様な中で、YouTubeやニコ動で人気の“ウォルピスカーター”さん達の力を借りてSNSでの拡がりを目指すといった今回の企画は、目的が明確で良いチャレンジなのだと思います。今まで、年末のNACK5は、みんなで大騒ぎという番組が多かった様に思いますので、今回の様に3人だけで淡々と進むこの番組は新鮮に感じました。ただ、今回は敢えてなのだと思いますが、きわめて通常の番組に近い内容の進行である為、大晦日特番と言うには非日常感が無く、さすがに少し物足りなさを感じました。せっかくであればアニメ、アニソン等リスナーへ響く分野に振り切った企画にしてしまった方が、より特徴ある年末特番になったのかも知れません。このコロナ禍により人々の行動様式や感覚が大きく変化している中ですので、是非新しいチャレンジを続けて欲しいと思います。


    ◎ 番組冒頭から歌い手とは何かをあまり説明しないまま進行していたので心配になりましたが、聴取ターゲットを“Z世代”(1990年後半から2000年生まれ)と想定している事や、Twitterなどの活用でSNSと平行して番組が進む事を考えるとそれでいいのだろうと思いました。番組に全てでは無くともTwitterでの同時配信と言う挑戦的な取り組みは評価出来ます。生のラジオ番組と言うコンテンツを電波以外でどう拡散するのかは、これからの課題だと思うので、ネットの拡散力と、生番組のプッシュ力の組み合わせの実現(拡がる・刺さるラジオ)の解決策の一つだと思いました。アニソン決起集会もそうですが、ボカロ曲なども含めた“音系界隈”の独自文化をラジオに載せる事で、既存の“音楽界隈”との違いも見えてZ世代以外にも面白く感じるのだろうと思います。ただ挑戦的企画ですが、今回聴いた感じでは年末年始の賑やかさも何も無く、平時の特番であれば面白いのではと思いました。


    ◎ パーソナリティーのウォルピスカーターさんをはじめ、Souさん、いすぼくろさんが、5時間に及ぶ生放送を最後までテンポよく進行していて、若さやポテンシャルの高さを感じました。番組の中では、リスナーを“株主様”と呼んでいて新しい考え方と思いました。“株主総会”では、社長は質問攻めにあう非常に重苦しい場のイメージですが、この番組では、リスナーのみなさんからの電話やメールなどの質問を社長の“ウォルピスカーター”さんや他の重役の方々が純粋に自分の意見を答えていて、こういう株主総会なら会社もどんどん成長していくのだろうなと思いました。ウォルピスカーター社の株主への配当は、聴いていて良かったと思える番組だと思います。大晦日にこのように心地よい番組はとても適していると感じました。



    ◎ 今回の特番が“2020NACK5の総決算!”と銘打っていた事を後で知り少々驚きました。聴いて感じたのは、この手の番組で5時間は長過ぎると思いました。これだけ長時間だと、出演者も聴いているリスナーも大変なのではないかと思います。番組では、SNSを積極的に活用するなどデジタル、インターネット時代にふさわしい“リスナー参加型”の年越し生放送に挑んだと思います。他にも全部のコーナーに電話繋ぎ対応があり、リスナーとの繋がり、双方向性重視の番組作りに腐心した事がうかがわれました。中でも面白かったのは、アプリの“NACK5ボイス”を使ってのコーナー「歌うま開発部」。さまざまなリスナーからそれぞれの歌い方の悩みや問いに対して3人が具体的に解りやすく、真剣にアドバイスしていく事が面白く好感が持てました。気になったのは、出演者とリスナーとの電話のやり取りが今ひとつに感じました。せっかくなら、地域性のある内容も盛り込んで欲しかったです。毎年地元で年越しする幸せ感、安心感など毎年の年越しにそんな何かがあればいいなと感じました。

  • 12月

    第290回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第290回番組審議会が、12月8日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、石坂功取締役、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、都丸征紀制作部次長、廣瀬紀子編成部次長、5名が出席しました。今回は、2020年6月22日(月曜日)6月24日(水曜日)7月14日(火曜日)7月23日(木曜日)9月3日(木曜日)11月11日(水曜日)17時50分から18時に放送しました「まいにちザキヤマ」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「まいにちザキヤマ」は、トーク番組やロケ番組でも大活躍のアンタッチャブル・山崎弘也(ザキヤマ)さんが初めて担当する「音楽番組」が売りのラジオ番組です。ザキヤマ主観の再生→停止を繰り返す、今までのラジオには無かった音楽番組です。様々なゲストやリスナーからのリクエスト、スタッフから持ち込まれた音楽を題材に、自由気ままに遊び倒す10分間。平日の夕方に笑いと音楽を掛け合わせた、リスナーに元気をお届けする番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ 番組の中で紹介しているアーティストのコメントに対して、ザキヤマさんが独断で入れていたコメントが心地よく思えませんでした。出来れば曲は曲だけで聞いて、その後に気の利いたコメントをして欲しいと思います。別の回で紹介していたライブハウスの方の話も、せっかくなら“アーティスト”が、ライブハウスからどうやって登りつめるのか、またこのコロナ禍ライブハウスも“クラウドファンディング”で頑張っている事なども、リスナーへ向けてメッセージを入れて欲しかったです。


    ◎パーソナリティーの“ザキヤマさん”が、コメディアンとしてコメントを入れる事は新しい形なのかと思いますが、アーティストに対する情報が少なく感じたので、紹介をしていたゲストの知識をリスナーへ向けて“プラスアルファ”加えていかないと、番組が物足りなく感じてしまうのでは無いかと思いました。


    ◎今回の番組は、笑いと音楽がテーマになっている様ですが、面白いはずの“ザキヤマさん”のトークが活かせていない気がします。番組も“ザキヤマさん”の笑いばかり目立って話が弾んでいないのとコメントもしっかりしていなく、全体的に音楽も不足した感じで、毎回「音楽って本当にいいですね~」と言う割には音楽を大事にしていない番組に聴こえました。あとは、紹介をしている曲がかかっている時にコメントを入れる事は失礼な気がするので、もっと音楽を大事にして欲しいと思います。



    ◎ 実際に何回かこの番組を聴いてますが、良い時と悪い時の差がある番組だと思います。番組の作り方はスタッフのフットワークが良いので救われてますが、パーソナリティーの“ザキヤマさん”の真面目さが出過ぎてしまっている所が気になります。誰でも知っている様な話題で、そうだったんですね~と肩の力を抜いた会話の方が良い気がします。


    ◎ 今までの“ザキヤマさん”と言えば、スポーツの印象があったので、スポーツの話題があればもう少し話も展開出来るのでは無いかと思います。番組ではスタッフとの会話が面白く、聴いている方も引き込まれたので、今後経験を積んでいけばもっと良くなる気がしました。

  • 11月

    第289回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第289回番組審議会が、11月10日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、森下浩行常務取締役、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、酒向高幸編成部次長、廣瀬紀子編成部次長、5名が出席しました。今回は、2020年10月12日(月曜日)23時30分から24時に放送しました「前田亘輝YOU達HAPPY」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「前田亘輝YOU達HAPPY」は、人生の酸いも甘いも知る男・前田亘輝がお送りする30分です。時には大人としての経験を真面目に、時には童心に返り無邪気にトーク。前田亘輝と30年以上の親交がある放送作家・演出家の“カッパ”さんとの漫才のような掛け合いも好評です。週の始めの夜に、リラックスして聴いていただく番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ 前田亘輝さんが実際にしゃべっている声を初めて聴いた気がします。番組のゲスト“寿君”と前田さんの会話がお互いに気を使っていて、太鼓持ちの様な話題に聴こえました。後、前田さんの声がとても二枚目で驚いたので、前田さん一人だったらもっと聴いてみたいと思います。


    ◎番組で紹介していた、ゲストの“寿君”のレゲエ風「あー夏休み」がいつ流れるのか期待が高まっていたので、話の流れからエンディングでかかった事は、流れとして良かったと思います。
    気になったのが、前田さんとゲスト“寿君”との会話を繋いでいる作家の声が聴き取りにくく、聴いていて疲れ、出来ればもう少しハッキリ話して欲しかったです。


    ◎今回の番組ゲストがレゲエの方でしたが、全体的にテンションが高めで聴いていて疲れました。内容も自分達だけで盛り上がっていて、聴いている側はシラケてしまう様な感じがしました。ゲストの方がどんな人なのかが伝わらず、せっかくであれば初めて聴く人に向けてキチンとゲストの紹介などをしっかりして、中身のある番組にして欲しいと思います。


    ◎ 番組のターゲットが“TUBUのファン”と、知っている人にだけ解る感じで番組前半が過ぎてしまった感じが気になりました。番組後半は、アーティストの若い世代がどうやって上がっていくのか、と言ったストーリーを“ドキュメンタリー”として聴けた事は面白かったです。ゲストの“寿君”の発音がとても良くて、日本語の“レゲエ”はキレイと言う事に驚きました。ただ、TUBUファンだけでいいのならこのままで良いと思いますが、他の人を獲得するのであれば少し考慮した方が良いと思います。


    ◎ TUBUの前田さんが話している言葉を初めて聴いて驚きました。曲や声だけを聴く事によって、前田さんに対して興味を持つ事が出来ました。ただ、番組を聴いているのは“TUBUファン”だけに思えたので、番組内容について“具体的な説明”も無く過ぎている様な感じに聴こえました。番組で紹介をしていたカバー曲も、TUBUのイメージが強くてあまり変わらない印象に感じました。

  • 10月

    第288回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第288回番組審議会が、10月13日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森口達治編成部長、山村太郎制作部長、廣瀬紀子編成部次長、髙杉太郎制作部5名が出席しました。今回は、2020年8月10日(月曜日)から8月13日(木曜日)8時15分から8時25分に放送しました「GoodLuck! Morning!」太朗の音楽館~真夏のご近所クラシック~を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「GoodLuck! Morning!」太朗の音楽館~真夏のご近所クラシック~は、普段聴いたことはあるけれど、どこか敷居が高いと感じてしまう「クラシック音楽」。音楽の授業でもしっかりと習っていないし、クラシックホールにも行かなきゃ意識的に触れられないというリスナーに、クラシック音楽を愛する“アロハ太朗”が、日常に転がっている「クラシック音楽」を、その日の会話のネタになるように解説したり、忙しい朝の時間に少し心休まる時間を届けられるような番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ アロハ太朗さんの知識が豊富で、体に染みついた生活の中にあるクラシック音楽を語っていて、嫌み無く自然な形で入って来ました。クラシックとラジオのマッチングがこれほどまでに良いとは思いませんでした。曜日ごとのサブタイトルも砕けた感じでとてもいいと思いました。出来れば定期的にやってクラシック音楽に興味を持って貰える番組となって欲しいと思います。

    ◎パーソナリティーアロハ太朗さんとクラシックのイメージのギャップに驚いたのと、本人が構成もしていてとても楽しく聴けました。曜日ごとのタイトルも特徴があって、クラシック音楽に興味を持つきっかけになりました。テンポ良く解説もあり、自分には馴染みの無かったクラシックがとても身近に思えた番組でした。

    ◎今回の番組の中で、紹介したクラシック音楽の名曲をわかりやすく解説していて、構成も良く心地よく聴けた番組でした。アロハ太朗さんの話もわかりやすく、誰もが親しみやすい言葉で身近に聴かせてくれたと思います。番組で紹介していた平原綾香さんの曲も、クラシックとアロハ太朗さんのエピソードをからめて話していた事も良かったと思います。

    ◎ パーソナリティーの“アロハ太朗さん”の知識だけでは無く、クラシック音楽が本当に好きなんだと言う事が伝わって、番組が更に深みを増して良かったと思います。ただ好きなだけだとマニアックになりがちですが、素人にもわかりやすく嫌み無く番組を聴けました。各曜日の切り口も良く、特に「イマジネーション編」でクラシックを実況した事は非常にチャレンジ的で新しいと思いました。

    ◎ この番組を聴いて思ったのは、クラシックをつまんで話すと言う事は、あまり前例が無い事だと思うのでとてもいいと思います。パーソナリティーの“アロハ太朗”さんがしゃべる事で飽きずに聴けた事も凄いと思いました。この番組の良さは、自分の生活の中にあるJ-POPなどと一緒で、同じ様に“クラシックも聴いてみようよ”と伝えている事だと思います。4日間通してキチンと構成されていていい番組だと思います。

    ◎今回の番組を聴いて改めて“アロハ太朗”さんは、幅広く興味がある方でとても面白く聴かせていただきました。自分の好きな事を出すのは難しい事だと思いますが、テーマを“ご近所クラシック”としていたので、内容に入りやすく聴きやすい番組だったと思います。アロハ太朗さんがリスナーへ向けて投げかける親しみのある信頼感が良かったです。話のタイミングも良くリスナーの反応も気になりました。これをきっかけにクラシック音楽に興味を持って貰えたらいいと思います。

  • 9月

    第287回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第287回番組審議会が、9月8日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、酒向高幸編成制作部次長・廣瀬紀子編成制作部次長5名が出席しました。今回は、2020年5月30日(土曜日)28時から29時に放送しました「FM NACK5 SPECIAL PROGRAM URC50周年・青春の遺産、いま一人一人の歌を」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「FM NACK5 SPECIAL PROGRAM URC50周年・青春の遺産、いま一人一人の歌を」は、「URC」とはどんな団体だったか、自らの音楽人生に大きな影響を受けたTHE ALFEE 坂崎幸之助が、その誕生から消滅までを関係者の証言を交え説明しています。当時の世相や若者の文化を背景に、型にはまらない自由な作品を送り出すインディーズレーベルの誕生から、ビジネスが破綻し終焉を迎えた経緯、ミュージシャン達の当時の想い、関西フォークと関東フォークの違い、そして「URC」が今の時代にどの様に受け継がれているか・・・当時のプロデューサー、ディレクター、ミュージシャンから継承するアーティストまで、関わった人たちの証言で「URC」の姿を浮き彫りにしていく番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎ 今回の番組「URC50周年・青春の遺産、いま一人一人の歌を」の中でお話をされていた内容は、自分の大学時代に先輩などから聴いていた事や、その当時に感じていた事が改めてそうだったのかと思えた内容でした。番組の中で、北山修さんが言われていた言葉が最近自分の中で考えていた事とリンクしたり、当時URCに関わった人達の考え方が、非常に響いて心に残る番組でした。

    ◎最近SNSなどで、子供じみた会話が多く見受けられていたので、この番組を聴いて久しぶりに大人の語彙を聴けた気がしました。ただ、今の人達にこの番組の内容が通じるのかと思うのと逆にもっと聴きたい人が大勢いるのではないかと思いました。特に坂崎幸之助さんの役割が大きく“URC”の事をわかりやすく解説してくれているので、より聴きやすくしてくれていると思います。ラジオの深夜放送があったからこその“URC”だと思うので、それをNACK5でやった事は素晴らしいと思います。


    ◎ 今回の番組は、放送された時間が早朝でしたので、ずっと聴いていた人か早起きをした人なのか?どのような状況でリスナーは聴いていたのかが気になりました。番組の中で話しをしていた当時のアーティストの方が、悩みながら音楽を作られていたという話をされていましたが、今も全国で悩んでいる人が多いので、番組の中で流れた曲は、その様な人が生きていくうえでのヒントが隠されているのではないかと思いました。今の時代にも通じる音楽でとても考えさせられた内容の番組であったと思います。

    ◎ この番組を聴いて時代は違うけれど“社会的要素や自由な表現”などが、今でも匹敵していてメッセージ性がありとてもいい番組だと思いました。番組の中で様々なゲストのインタビューがあり、情報がたくさんつまった感じで、今の若い人にとっても為になる内容だと思いました。当時の“URC”の様に、物事の側面や視点を変えてやる事が、今の時代にも通じていると思えてとても勉強になった番組でした。

    ◎番組を聴いてその当時の様子が良くわかり、構成もしっかりまとまった番組だったと思います。番組の中で坂崎さんが紹介されていた曲を通じて“URC”の歴史が非常に解りやすく、インタビューも的確に盛り込まれていて、当時の人達の物の考え方や文化も良く解った事や“URC”が何故失速したのか?などが良く分析されていて、わかりやすく説明されていた番組だったと思います。

    ◎今回の番組の様な切り口でやるメディアは、少ないのでは無いかと思うのでNACK5ならではのいい番組だと思います。自分の世代だと“URC”の様な曲は少し触れた事がある程度でしたので、歴史の授業を聴いている様な感じでした。他がやらない事なので、今後も広げていけるのでは無いかと思います。

    ◎番組の内容は“URC”がどうやって出来て、どう活躍をして失速したのかと言う構成になっていましたが、良く聴くと本当は50年前も今も変わらず歌が響いてくる事を伝えている内容だと思います。せっかくであれば、今はもっと世の中へ向かってやれる方法がたくさんあると言うメッセージ性を伝えられたらもっと良かったのでは無いかと思います。

  • 7月

    第286回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第286回番組審議会が、7月14日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、酒向高幸編成制作部次長・廣瀬紀子編成制作部次長,髙杉太郎編成制作部6名が出席しました。今回は、2020年6月7日(日曜日)午後12時55分から15時55分に放送しました「パーマ大佐・鬼頭由芽Music toy box」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「パーマ大佐・鬼頭由芽Music toy box」は、2019年6月に放送した特別番組「NACK5 SPECIALパーマ大佐・鬼頭由芽のタイトルはありません」として冒頭からエンディングまで、第2回放送を夢見て、リスナーからタイトルを募った音楽バラエティー番組の第2弾。音楽一家で育った歌ネタ芸人で、NACK5でもお馴染みの「パーマ大佐」と、FMラジオのDJとしてのテクニック、及び音楽の知識を持つ「鬼頭由芽」による「音楽を使ってリスナーと楽しむ」番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ 今回の番組の「音楽を使ってリスナーと楽しむ」というコンセプトはとてもいいと思います。番組のコーナーで、男性の声が高くなってきている事を扱っていましたが、そういった話題が他でもある中で、今回は、番組のテーマとして取り扱って、さらに検証をしていくという内容がとても興味深かったです。音楽だけではなく、さまざまなジャンルの専門家などを入れてさらに検証をしてみるのもおもしろいのではないかと思います。タイトルにある「おもちゃ箱」の通り、もっとゴチャゴチャ感があっても良かった感じもします。


    ◎今回の番組コンセプトとして、「音楽を使ってリスナーと楽しむ」という切り口は面白いと思いましたが、番組の内容と時間帯のミスマッチが気になりました。この時間にやるのであれば、もう少し笑いが欲しかったです。正直どうでもいい話題に感じ、この時間だとリスナーが離れてしまうのではないかと思いました。パーマ大佐は多才な方なので、もう少し色々な面を引き出せるような内容が欲しかったです。



    ◎ 私は、音楽が苦手なのでどんな番組なのかと思って聴きました。番組コーナーの「J-POP研究所」では、順番にキーの高い曲を紹介していて、ある年代によって“キー”が高くなったと言う話をしていましたが、その時代だと言われるとそうでも無いような気もしました。タイトルに“研究”とあるように、出来ればもう少し内容を掘り下げて、学者などを入れたらもっと良くなるのではないかと思います。「ランキングバトル」のコーナーでは、聴いていて“ランキング”の付け方がわからなかった事と、紹介していた歌手と曲の魅力が伝わらなかったのが気になりました。


    ◎ パーソナリティーの“パーマ大佐さんと鬼頭由芽さん”が、曲を良く知っていて安心して番組を聴く事が出来ました。番組のターゲット年齢は“10代から30代”との事ですが、その年代がはたしてこの日曜日の昼間に聴いているのか気になりましたが、パーマ大佐に対して、鬼頭由芽さんが年上なので、パーマ大佐が鬼頭さんに甘えている様な関係がターゲットには効果的に届いたのではないかと思います。コーナーの「J-POP研究所」でやっていた“遊びながら楽曲の分析”というのは面白いのですが、せっかく分析をするのであれば、専門家やアーティストを入れたらもっとリスナーにも納得して貰えたのではないでしょうか。


    ◎番組企画の“ターゲット”である若いリスナーの意見を取り入れていたり、パーソナリティーの人柄がよく伝わったいい番組だと思います。パーマ大佐と鬼頭由芽さんは、とてもあっていて安心感もあり今回番組を聴いた人が、また次回も聴いてみたいと思える内容だったのではないかと思います。


    ◎パーソナリティー“パーマ大佐”のトークは安心して聴いていられました。番組コーナー「J-POP研究所」では、“男性ボーカルのキー”がどんどん高くなっているという話をしていましたが、パーマ大佐がその高いキーをサラッと歌えたのはさすがだと思いました。「曲あてクイズ」のコーナーで、紹介をしていた曲は正直わかりませんでしたが、10代から30代のリスナーにはツボにはまる選曲だったと思います。

  • 6月

    第285回 番組審議会

    FM NACK5の第285回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて、6月9日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、酒向高幸編制制作部次長・廣瀬紀子編制制作部次長,5名が参加しました。今回は、2020年5月24日(日曜日)8時から12時に放送しました「び~さんぼ~いず~Be SUNDAY BOYS~」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「び~さんぼ~いず~Be SUNDAY BOYS~」は、せっかくの日曜日をグズグズ過ごすなんて、
    もったいない!!「日曜日を遊び倒せ!楽しみつくせ!」を、スローガンに立ちあがった2人の男。ケイザブロー&斉藤リョーツ!が、老若男女、そして、家族全員で楽しめる、“笑うこと”を大前提としたリクエストテーマ。また、「元気」「日曜日」「アウトドア」を意識したオンエア楽曲のテーマリクエスト、コーナーなどを設定して、日曜日の午前の常識を打ち破る圧倒的なバラエティーをお届けしていく番組になります。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ 今回のびーさんぼーいずは、以前審議で聴いた時以上に安定感が増していて聴きやすかったです。内容も、今だから…のステイホーム川柳や、番組のコーナーの電話取材など、聴く者に寄り添っていて、さらに内容も充実していてお聴き得の印象がありました。パーソナリティーお2人の掛け合いは、安心感があるのですが、時々本気であれ?っと思っているのかな?と思えるような瞬間もあり、慣れが退屈になっておらず、お互いの佳さを引き出すテンポも絶妙で、ずっと無理なく聴いていられそうでした。季節柄・時節柄・番組柄?もあるかと思いますが、異なるシーンで、同じキーワード(「ウクレレ」や「背景」など)が出てくるのも、興味深かったです。スライドホイッスルの、クイズの曲名「宿命」は、答えられましたが、野球ファンにとっては、去年の「熱闘甲子園」のテーマだったので、去年もそうでしたが、今年は一層胸をつかまれる楽曲で番組の試聴を終えてからも、心に残りました。番組のコーナーで出演されていた「東洋の魔女」田村さんのコメントも「キラキラというより、ゴツゴツしていた」という言葉は、長年反芻…推敲されてきた表現と思われ素敵でした。


    ◎ 番組のオープニングが、今回募集しているテーマの「曲・タイトル・歌詞などに名前が入っている曲のリクエスト」と言う事で、スライ&ファミリーストーンかと思えば、ダンス☆マンの「よくある苗字「斉藤」」が流れ、日曜の朝の出だしとして最高でした。また、緊急事態宣言の解除の中で、コンビニのコピー機の手伝いをするという話題を聴いて、生活の中のほっこりする何気ない出来事を伝えてくれて、パーソナリティーお二人の話が、リスナーの心も癒してくれていると思います。テーマの説明で話していた、「メリーさんのひつじ」の話しで紹介していた、アメリカ詩人、サラ・ジョセファ・ヘイルさんの事は、知らなかったので、ずいぶんと勉強になりました。その後に流れた、「曙 武蔵丸&小錦」が、とても良かったです。亡くなってしまったこのハワイ出身の歌手「イズ」の特集をKONISHIKIさんの番組、LEALEA SATURDAYで特集してもらいたいとも思いました。あと、リスナーからのメールがつまらなく、せっかくのケイザブローさんや斉藤さんの躍動感あふれるアクティヴな日常が、そがれてしまう気がしました。また、コーナーで出演していた、東洋の魔女田村さんの話しのテンポと、真面目な話の対応に苦慮しているお二人が想像できました。こういう真面目な質問と誠実な応対を面白く聴かせるというのは難しいものだと感じました。普通のハワイアンとは違うという説明の後で、エルヴィスの「ブルーハワイ」を、リクエストした田村さんの気持ちや想い出などが聴けたら、もう少し曲の聴き方も違ったのでは無いかと思いました。ゲストトーク後の、フォローもとても良かったです。エンディングトークも、二人だけで喋っている勢いが、本来の番組趣旨と感じられる安心した終わり方になっていていいと思います。



    ◎ び~さんぼ~いずは、番組歴も長くなり安定した面もだいぶ出てきたように思います。あまり流行らない海の家で、昔からの店員さん二人が、いつも他愛のないおしゃべりをしている。そこにはビールあり、フランクフルトあり、たこ焼きありの、ごちゃごちゃな感じというのが番組の目指すところであれば、かなり出来上がっていると思います。特にこれと言って目立つコンテンツは無いけれど、なんとなく各コーナーに味がある状況になってきている印象です。割合に聞く機会が多い番組ですが、ちょっと気になるのは、ときどきお二人がゲストのインタビューや、メールの受けの時に、トンチンカンになってしまい、あまり話も噛み合わず、ふっと話題が消えてしまうことがあります。今回は、さほど気になりませんでしたが、番組の味だからということでもないと思っています。番組のコーナーのゲストが、今回は、田村さんのインタビューで大変に貴重で興味深かったのですが、できればもう少し根掘り葉掘りして欲しかったです。また「東洋の魔女」にこだわるのは事前の台本なのかもしれませんが、田村さんが「別に・・」とおっしゃるものを、また最後に持ち出さなくてもよいのではなかったでしょうか。むしろソ連ともう一度戦いたかったお話とかを、ご本人の言葉で聞きたかった気がします。番組全体が、このコロナの状況の中で、それを当たり前の物として飲み込み、いつもの番組の日常で包み込んでしまう所はとても好感がもてました。「新しい日常」などといっても新聞もテレビも何も方向が示せていない中、ラジオ番組だからこその仕事として素晴らしいなと感じました。リスナーがコロナに対応しながらも日々を生きていく糧になれると思います。



    ◎ ナックファイブで、長年聴きなれていて安心感のあるお二人のトークですが、その一方でマンネリ感が出てしまう危険性があると思うのですが、この度のコロナ禍で、世の中が大きく変化する中での放送である為か、以前から変わらぬ日常という安心感が、非常に心地よく感じられました。コピー機の話についても時事ネタの中で、ほっこりした良い切り口の話を持ってきていると思います。また、番組コーナーでの、田村さんのインタビューは、通常のトーンとは全く違う感じになっているのですが、パーソナリティーの斉藤リョーツさんが、真面目なインタビューもしっかり出来る事を見せる事で、良いギャップになり結果、良いアクセントになっているように思います。ただ、編集の加減かも知れないのですが、インタビューのやり取りの中で、少し食い気味に次の質問に入っているように聞こえた部分があり、聴きようによっては失礼な感じに聴こえてしまうので、そこについては少し気になったところです。全体を通して特に今回の非常事態宣言明けに聴く「びーさんぼーいず」は、大変聴きやすく感じました。



    ◎ 新型コロナの影響で、殺伐としたニュースを多く目にする昨今、コンビニでお年寄りのコピーを、10人以上お手伝いする人の話題や、コピー機での忘れ物がなくならない話など、ほっこりとする話題は非常に良かったと思います。 また器がちっちゃいグランプリでの、半額弁当の話題では、「本当にちいさい」と思えました。これらを嫌みなく伝えるお二人のパーソナリティーはとても安心して聴くことができました。番組コーナーで紹介していた、東洋の魔女田村さんのお話では、運動や教育に対する考え方の変化を伺うことができました。「回数を決めず、できるまでやるというのが基礎練習」という言葉は、スポ根時代に育った自分にとっても、学生時代に知っておきたかった考え方だなあと思いました。ステイホームの川柳で紹介していた「話より 背景気になる Web会議」は、まさに今の時代を反映しているのではないでしょうか。テレビ電話などでWeb会議に参加すると、どうしても家の壁が写り込んでしまう為、場所に苦労しました。こういった最新の題材から嫌みのない笑いを引き出す番組づくりは、とても素晴らしと思います。番組ラスト勝負での「自分と同じ苗字の有名人」で、「マサ斎藤」・・・。という終わり方。とてもツボにはまりました。番組は、全体を通して大変聴きやすく感じました。



    ◎今回の番組「び~さんぼ~いず」は、埼玉の私には、日曜日の朝の定番的存在です。朝のガソリンスタンドからも、車からも日曜日のライフスタイルにマッチした二人の声が、自然と耳に入って来ています。NACK5の顔的存在でもあるケイザブローさん、構成企画も笑顔になる番組でMCが楽しくなければ、リスナーも楽しめない感じがします。気になった点としては、今回の番組コーナーで、インタビューをされていた田村さんの時に、もっと楽しく深堀り出来れば良かったと思いました。また「器がちっちゃいグランプリ」の子供の判定コメントは、とても良いと思います。




    ◎「日曜を楽しもう!」という番組づくりの基本姿勢として、朝8時から12時までの4時間を「遊び倒せ」「楽しみつくせ」「笑うこと」などとしていてスローガンはいいと思います。パーソナリティーの、ケイザブローさんと斉藤リョーツさん2人の軽妙なトークと、リスナーからの投稿を交えつつ、様々な音響効果を絡めながら楽しさを求めた番組づくりの努力のあとが多々うかがえます。番組コーナーの「器がちっちゃいグランプリ」では、リスナーの投稿に「ちっちゃい」「だいぶちっちゃい」「ほんとにちっちゃい」などと面白がり、「おめでとうございま~す」のコーナーでは、リスナーからの嬉しい話に「おめでとうございま~す」と喜んだり、ステイホーム川柳でも「あるある!」とリスナーに同調してうなずいて楽しんでいたり、リクエスト曲のテーマ選びもユニークでいいと思います。笛を吹いて曲名を当てる「この曲な~んだ」のコーナーでは、38名もの正解者がいたのには驚きました。聴いていても、まったくわからず、わざとわからないように吹くのはやめてほしいと思えました。番組のコーナーで、紹介をしていた埼玉出身で「東洋の魔女」と呼ばれた、バレーボールの元日本女子代表チーム選手の田村(旧姓篠崎)洋子さんへのインタビューは、もっとも落ち着いて聴けました。田村さんがさまざまな質問に丁寧に応えていて良いひとときを得られました。田村さんのリクエスト曲がプレスリーのブルーハワイであったり、好物を聞かれ、笑いながら「手巻き寿司で〜す」と叫ばされていたのはなんとも微笑ましかったです。ただ、コロナ禍の折パーソナリティーが、スタジオから海へ、山へ、街へと、飛び出しての活躍ぶりや、新鮮な情報などを聴けなかった事や、全般的にバラエティー番組らしく楽しく愉快なのはいいのですが、反面、気になった点は、番組終盤に「睡魔に克つ」方法として「まぶたにセロハンテープを貼る」などのやりとりが、子供だましのように感じ、聴いていて素直に笑えず残念でした。

  • 5月

    第284回 番組審議会

    FM NACK5の第284回番組審議会は、新型コロナウイルス感染症感染防止の為、メール審査にて、5月12日に行いました。片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、酒向高幸編制制作部次長・廣瀬紀子編制制作部次長,5名が参加しました。今回は、2020年4月18日(土曜日)と、4月25日(土曜日)の深夜24時から24時30分に放送しました「金澤朋子のVivid Midnight」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


    今回の「金澤朋子のVivid Midnight」は、Juice=Juice金澤朋子の初冠ラジオ、そして、令和元年デビューの12人組アイドルグループBEYOOOOONS(ビヨーンズ)のラジオ初レギュラー番組です。ハロー!プロジェクトの先輩・金澤朋子とBEYOOOOONSメンバーが、音楽あり、トークありで、色んな事にチャレンジしていく週末のビビットな30分。恋に落ちたセリフや、趣味にまつわるエピソードなど、リスナーが参加できる企画も盛りだくさんの番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎ メインパーソナリティー金澤朋子さんの落ち着きと、慣れた進行に好感を持ちました。ビヨーンズの2人は、24歳の金澤さんを尊重しつつ、それぞれ20歳と16歳との事ですが、しっかり役割を果たしていて、ハロプロの皆さん全員がそうなのかも知れないですが、歌唱やダンスだけでなく、場の対応のきちんとした感じがうかがえて、ハラハラせずに、すんなり聞けました。中でも、番組冒頭の「暇つぶし術」で話していた「平井美葉」さんの「家を出ない日も、メイクをする」話が印象に残りました。「ご新規さん、いらっしゃい」のコーナーのお便りの内容は、本当のファンならではの内容で、懐かしい「道重さゆみ」さんの名前も出てきていたり、偶然聴いても、耳を傾けられるひとときになっていたと思いました。番組のコーナーでやっていたゲームは、ハロプロの曲に、うとい私には難しかったですが、3人の呼吸や楽しさが感じられて、愛らしかったです。全体に安心感があり、若いアイドルの女の子3人の30分というより、しっかり抑制の効いた、プロの仕事を受け止めた印象でした。



    ◎ パーソナリティー金澤さんのアイドルらしからぬ、ラジオの為にあると思ってしまう声と、素晴らしいトークに魅入られました。ゲストに「ビヨーンズ」のふたりを呼んで、アイドルが3人集まってトークを繰り広げると、誰が話しているのかゴチャゴチャになるのではと危惧していたのですが、ここでもやはり金澤さんの仕切りが実に見事に聴きやすく、ふたりをうまく振り分けていて、こんな才能のある人がいるんだなと感心しました。内容が身内のアイドル話で、ファンにとってはたまらない番組になっていると思います。なので知らない人は入っていけない感じもしました。もっと他の人が引き込まれるような異業種のゲストを呼んでみたりなどで、さらに面白くさせる事が出来る番組だと思います。コロナ騒ぎの中、みんなが自宅配信、事務所主体のWebを使ったアプローチ、ショールームなどの番組配信、Youtubeでの生映像配信など、もの凄い数のプログラムが日々展開されているなかで、ラジオならではの、ラジオでしか出来ないものを模索していかないと、それに対抗し得ないのではないかと懸念しております。アフターコロナを見据えたラジオの在り方を打ち出していかないとかなり厳しくなると思えてなりません。


    ◎ 番組では、ハロープロジェクトの良さ、魅力が実にうまく凝縮されていて、楽曲やグループを超えた「ハロプロ」という存在そのものをコンテンツとして充実した時間が出来上がっていると思います。金澤朋子さんは実力のある方なので、これだけ見事に番組を進行させる力もあるし、声質も聞きやすいです。若いのに抜群のステージをみせてくれるBEYOOOOONDSのメンバーが相手だということもあって、のびのびと金澤さんらしいテンポで、聴きやすく、あっというまでした。先輩後輩の関係やメンバー同士の仲の良さやお互いに対するリスペクトや、意識の高さから来るそうした彼女たちの日常がみえてくるところも良かったです。ただ、ハロプロのファンではない人たちが聞いたらどうだろうかと思いましたが、この内容なら楽しいだろうと思います。メンバーが自身のグループだけでなくハロプロ楽曲全体への意識があり、それが現れる瞬間はファンではなくとも面白いだろうと思いました。ハロプロの楽曲へ新しいファンを誘うのにもいいと思います。より新たなファンを獲得するためにも、金澤さんと特にファンでないリスナーとの関係づくり、あるいは金澤さんと埼玉という切り口の企画もあってもいいのかなと思いました。NACK5にハロプロの魅力を伝える番組があるんだ、と全国のハロプロファンが認知するような番組であるということも、Radiko時代の今後は重要かもしれません。


    ◎ いわゆる「アイドル番組」という先入観をもって聴き始めてしまったのですが、メインパーソナリティーの金澤さんのトークが、もの凄くしっかりしている事に驚きました。もし機会あれば違うテイストの番組でのトークも聴いてみたいです。中身については、ほとんどが、ハロプロファンにしかわからない内容で、あまり詳しくないリスナーは置いていかれる感があると思うのですが、放送が土曜日24時という時間帯なので、ターゲットは絞ってしまって良いのだと思います。むしろコアなファンの方々に喜んで頂けるのであれば、よりマニアックな番組にしてしまっても良いのかも知れません。いずれにしろ、様々な変化にも対応できそうですし、また伸びしろもあるように思います。今後コロナの影響による時代の変化も見ながら、色々とチャレンジをして欲しいと思います。



    ◎ パーソナリティー金沢さんのMCが抜群で、持ち前の声、間、会話術等、特にハロプロのファンにはたまらない企画のラジオ番組だと思います。ご新規さんを大切にする企画も、自身の年代でも参加出来そうな感じがしました。放送時間は、24時からでラジコ等でも聞けると思いますが、ゴールデンタイムに流せる番組ではないかと思います。埼玉出身の才能ある人材のタレントでもあるので、更に多くの方にもっと知って欲しいのと、埼玉県出身としてNACK5もバックアップして欲しいと思います。これから私も金沢さんを中心に、ジュースジュースまた、ハロプロ全体にも注目したいと思いました。

    ◎ パーソナリティー金澤さんの話し方が、非常に聴きやすく、心地よく感じました。最近のアイドル事情に疎い私にとっては、曲あてクイズは全然わからなかったのですが、曲の流し方が工夫されていて、ハロプロファンにとっては、面白い内容なのではないのかなと思いました。収録に際しては、マスク着用しているという事でしたので、ツイッターを見たところマスク着用しながらの収録風景が掲載されていました。さりげなくコロナ対策について触れるなど、配慮されているなと思いました。番組の中で、「家を出ない日でもメイクをする」という発言がありましたが、人に見られていなくても身だしなみに気を付けるということもアイドルの素養の一つなのかなと感じました。番組全体の雰囲気が非常に心地よいので、ハロプロファンのみならず、リスナーのすそ野が広がることを期待しております。


    ◎ 「4月18日は良い歯の日〜!」でスタートした、土曜夜24時のラジオ番組『金澤朋子のVivid Midnight』は最初から最後まで若者向けの元気そうな番組で、コーナーの「こんばんびびな〜い」では2人のゲストのやりとりが明るく軽い言葉が飛び交っているので、初めて聴く人は一瞬、驚くかもしれないです。また、「私の暇つぶし法は、家を出ない日もメイクすること」などと、たわいもない話のオンパレードで、深夜の静けさとは真逆で、明るく元気いっぱいの番組だと思います。年代によっては、ついていけないと思いきや、コロナ禍の時節柄、番組内で「マスクを着用して収録」中などと伝えていて、マスク姿でマイクに向かって話す姿がしっかりと浮かびました。初めは、マニアックな若者向けの番組だろうと思いつつも、番組全体に小気味良さを感じ、今様若者カルチャーについ耳をそばだててしまいました。番組を、リアルタイム、ラジコ、マイカー通勤、休日ドライブでも聴いているファンからのメッセージも紹介され、デジタル時代のラジオ社会の一端も垣間見えました。同月25日の番組内のクイズコーナー「早押しミュージッキュー」では、出演者がイントロ、高速再生、スロー、アウトロなどで曲名をなかなか当てられず「普通に聴きたいよぉ〜」と言ってましたが同感でした。最後に出演者が「楽しい時間でした」と番組の楽しかったことを強調していましたが、ファンが楽しすぎて睡眠不足にならないか心配になりました。

  • 2月

    第283回 番組審議会 報告

    FM NACK5の第283回番組審議会が、2月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、酒向高幸編制制作部次長・廣瀬紀子編制制作部次長,4名が出席しました。今回は、2020年1月28日(火曜日)午後5時から5時50分に放送しました「NACK Nパス」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。


     今回の「NACK Nパス」は、昼と夜が入れ替わる時間帯に、ひと息つきながら今日一日を振り返りつつ、これから始まるナイトライフ。そして明日へ向けリラックスした雰囲気で、今日これまでに起きた最新ニュースや、交通情報、スポーツやエンターテイメントなどの情報を伝えていく番組となっております。


    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。


    ◎全体的にパーソナリティー小尾さんの落ち着いた話し方や、リスナーのメッセージを紹介する所が良かったと思います。ただ、ニュースの中でローカルニュースが少なく感じたので、もう少し埼玉エリアの話題などを入れて欲しいと思いました。コーナーの「Happyセレクト」も、今回内容を変更していましたが、話が非常にわかりやすく役立つ内容で良かったです。


    ◎番組内のLIONSレポートで出陣式をレポートしていましたが、実際にどういった事が行われていたのか内容がわからなかったです。ラジオショッピングも、今回宝石を紹介していましたが、限られた時間で商品の魅力を伝えるのは難しいのでは無いかと思いました。これを聴いているリスナーがすぐに購入してくれるのかも気になりました。


    ◎自分が車で通勤をしていた時には、よくこの時間帯を聴いていましたが、実際この時間帯にサラリーマンは聴いていないのではないかと思いました。車では1日の出来事としてニュースを聴きたかったので聴いていましたが、17時頃だとなかなか聴けないと思うので、もう少しニュースの時間を考慮して欲しいです。


    ◎番組の時間帯は、落ち着いて聴ける事が大切だと思うので、全体的にテンポは良かったと思います。ただし、番組を聴いて色々知れて良かったとか、驚きがあまり感じられなかったです。もう少し、リスナーに寄り添った話題が欲しかった気がしました。ラジオショッピングの特選市も話し方は上手いのですが、誰に向かって話しているかが解らなく単なる原稿を読んでる様に感じました。


    ◎パーソナリティー小尾さんの話し方が、全体的に当たり障り無く感じられたのがもったいない気がしました。この整った感じを崩さずに、もっとリスナーに寄り添った感じになれたら良いのではないでしょうか。小尾さんの持っている色々な資格を生かした話題も入れてみるのもいいと思います。


    ◎この時間帯に、ニュースからエンターテイメントまで全体的にバランス良く情報を聴くことが出来る番組になっていると思います。今回内容を変更して伝えていた話も、あまり突っ込み過ぎず、身近な対策等に重点を置いているのはいいと思います。ただ、普通に上手いナレーションに聴こえてしまうので、何か面白さを感じて貰える特徴が必要なのではないかと思いました。


    ◎今日1日のニュースや天気などの情報がテンポよく伝えられていると思います。リスナーからのメッセージを紹介する所では、リスナーの今日の良かった出来事や、嬉しい出来事が聴けてほんわかと感じて良かったです。明日のゴルフや釣りなどのレジャー向け情報なども取り入れてみても良いのではないでしょうか。

  • 1月

    第282回 番組審議会 報告

     FM NACK5の第282回番組審議会が、1月21日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。


     FM NACK5から、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、酒向高幸編制制作部次長・廣瀬紀子編制制作部次長,松﨑義明東京営業部5名が出席しました。
     今回は、2019年12月31日(火曜日)午後8時から2020年1月1日(水曜日)午前1時に放送しましたNACK5 COUNTDOWN SPECIAL「SAITAMA JUDGE2019-2020」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

     今回のNACK5 COUNTDOWN SPECIAL「SAITAMA JUDGE2019-2020」は、リスナーの2019年の幸せ自慢エピソードを募集し、パーソナリティーの2019年幸せ自慢と対決します。幸せに包まれながら2020年を迎えようという番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎番組に出演されていたパーソナリティーの人数が多かったのと、テンションが高かったので話が聴きづらく内容も伝わりにくかったです。もう少し人数は少なくてもいいのではないかと思いました。その中で、大野勢太郎さんからのコメントの所は、話の内容も良く安心して聴く事が出来ました。最後のリスナーからのハガキを読んだ所と、エンディングの選曲はとても良かったと思います。

    ◎全体的にテンポ良く、幸せを感じさせながら年越しをするような企画は良いと思いました。ただ、出だしの時にリスナーから寄せられた幸せな出来事のメッセージをもっと多めに紹介をすれば、自分も参加してみたいと思わせる事が出来たのではないかと思います。

    ◎パーソナリティーの会話や笑い声が重なりすぎて重要な所が聴きづらかったです。話が繋がらず聴き始めてもリスナーが疲れて離れてしまうのではないかと思いました。年末の楽しげな雰囲気は伝わりましたが、にぎやかな割には笑いに引っかかる所が無く、カウントダウンの特番であるならば、もう少し面白いから聴いてみたいと思える様な内容が欲しかったです。

    ◎年末のラジオらしく新年に向けて、リスナーと一緒に展開したテーマ「幸せに包まれながら」に加えて、地元のさいたまをテーマに絡めた企画はとてもいいと思いました。さいたまを生かした話題の中で、埼玉県のお酒の紹介をされていた大野さんのコメントはとても良かったと思います。ただ、せっかくであればパーソナリティーそれぞれの幸せエピソードももっと入れて欲しかったです。

    ◎年末特番の企画としてはいいと思いますが、リスナーとパーソナリティーの幸せ度が中途半端で物足りなかったです。パーソナリティーの事をよく知っているファンは聴くけれど、初めて聴く人にとって楽しめるかどうかを考えると少し厳しいと思います。大晦日なので賑やかなのはわかるけど、出来れば何かもう1つ引きつける様な事が欲しかったです。幸せ自慢も、もっとたくさんあれば更に広がったのではないかと思います。

    ◎たくさんのパーソナリティーが話している中、小笠原さんの声が良く耳に入り、話していた内容も聴きたい内容だったので引き込まれました。小林アナさんが中心となって展開をしていましたが、せっかくであれば小林アナさんの強みをもっと思い切り出した展開をして欲しかったです。

  • 11月

    第281回 番組審議会 報告

     FM NACK5の第281回番組審議会が、11月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、PANTA委員(ミュージシャン)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、青山正則委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、佐々木則夫委員(大宮アルディージャ・トータルアドバイザー)、安福順二委員(フリージャーナリスト)が出席して行われました。FM NACK5から、水谷豊編成制作部長、山村太郎編成制作部担当部長、廣瀬紀子編制制作部次長,松﨑義明編制制作4名が出席しました。今回は、9月8日(日曜日)午後12時55分から16時に放送しました「SUNDAY LIONS」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

    今回の「SUNDAY LIONS」は、毎週日曜日自他共に認めるライオンズファンの三拍子・久保孝真がメインパーソナリティー、試合展開は実況アナウンサー、レポーターは佐藤栞奈が担当し、3人体制で放送していきます。放送を聴いて思わずボールパークに足を運びたくなるようなライオンズ応援満載で楽しい野球放送を目指していく番組となっております。

    委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。

    ◎最初番組を聴いた時、出演者の話が中心で試合内容がまったく絵に浮かばず、これでは9回まで聴いているリスナーも大変なのではないかと思いました。後半になり実況アナウンサーの小笠原さんが入って来た事で状況が良くわかって来ましたが、メインパーソナリティーがうるさく感じました。こういった緊張感のある中では、アナウンサーからふられて初めてパーソナリティーが話す方が聴きやすいと思います。

    ◎全体的に現地の情報がわかりにくかったので、試合が始まる前などに対戦相手の現地のソウルフードを紹介したり、LIONSのファンがどのぐらいいるかなどを入れて貰えるとより球場の雰囲気が伝わっていいと思います。また、パーソナリティー久保さんの話す所と、勝負の場面の実況の所はハッキリと分けて欲しいです。

    ◎野球中継の実況を聴きましたが、頭の中で情景がハッキリと浮かびませんでした。色々なメディアがある中で、いかにラジオで聴いて貰うのかを考えると、試合としてなのか?バラエティーとしてなのかどっちつかずになっているので、そこをハッキリとして貰えたらリスナーも聴きやすいのではないかと思います。

    ◎野球の実況はテンポ良くわかりやすいと思います。ただ、キャッチャーが捕球する時の音や打者がボールを打った時の音が小さく感じました。もう少し大きければ臨場感も出て、より球場の迫力が伝わりやすいと思います。

    ◎実況担当の小笠原さんとアシスタント佐藤さんの話が明確でとても良かったと思います。ただ、長時間聴いて貰うのには、試合内容が伝わりづらく無駄な時間が多すぎると思います。野球を好きな人やLIONSのファンにとってはプロフェッショナルとして解説があった方が役に立つと思います。また、ベンチなどで取材して得た情報や、選手のエピソードなども入れたら聴いている側も楽しくなるのではないでしょうか。

    ◎試合実況では、現時点の試合の様子や球場の風景が見えて来なく、色んな意味でリアリティーを失っているのでは無いかと思います。パーソナリティーの久保さんも解説者としてでは無く、LIONSのファンとして見た話をして欲しいです。久保さんの立ち位置をしっかりと決めて、テレビでは得られないラジオならではの情報として、もっと球場に居るファンの声やLIONSの情報を入れた方がいいと思います。

    ◎野球に興味の無い人や初心者ファンにとっては、パーソナリティーの久保さんのような方が居ると聴きやすいと思います。逆にLIONSファンに聴いて貰うのには難しい様な気がしました。LIONSびいきとして放送をしているのであれば、LIONSの状況説明が少なく感じたのでそこを明確に伝えればより聴いて貰えるのではないかと思います。