FM NACK5の第340回番組審議会が、11月11日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学
芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、萩原由浩委員(自治体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、片岡尚代表取締役会長、武藤昭代表取締役社長、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、編成制作部横地裕道次長、谷井佳輔編成業務部課長の6名が参加しました。今回は、2025年10月26日(日曜日)に放送されました『INNOCENT SALON』を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。
『INNOCENT SALON』は、芸人として結果を出し続け、歌唱力の高さも評価されている女性芸人・河邑ミクが、日曜日の朝に気負いのないリラックスした姿勢でリスナーと対話していくワイド番組です。
委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。
〇コンセプト通り、パーソナリティーの河邑さんが程よいテンションで進行している。4月の放送開始タイミングから徐々に慣れてきており、聴きやすくはなっているが、まだ一人でのトー
クには不安があり、もう一人パートナーがいらっしゃれば良いと思う。「カラオケ音楽祭」については歌唱力の高さは感じるものの、歌詞を間違ってしまう、ふざけて歌ってしまうなど、聴感上好ましくない点があった。
○前番組「アナと日曜のパーマ」と比較すると落ち着いた内容。河邑さんの一生懸命な進行には好感を持ったが、もっと習熟が必要と感じられるポイントはある。河邑さんという素材をどう
生かすか固まっていないように思い、芸人としてのユーモアを生かすのか、パーソナリティーとしての完成度を高めるのか、軸足をはっきりさせた方が良い。
○番組コンセプトと内容があっていない。パーソナリティーの言語スキル・進行力・時間の配分等見直すべきポイントは多々あるように感じた。リスナーとの対話に重点を置いているようだ
が4時間の統一性に力を入れて、番組中のコーナーや楽曲に至るまで、徹底してコンセプトを貫いてほしいと思う。
○朝のイージーリスニングとしては成立している番組だと思う。NACK5の中では特色ある番組だと思うが、強い個性のある番組とも言えないので、この番組を聴きたいという強いモチベ
ーションも生まれづらい。カラオケ企画など攻めた企画も入れているが、散発的に実施するのではなく、彼女の強みを軸にした番組構成を作るべきだと思う。
○河邑ミクさんという新しいパーソナリティーを入れて聴感の刷新を狙ったのだと思うが、河邑さんの素の人間性が分からないため、リスナーとのコミュニケーションも今一つ、核心に迫ら
ない印象。埼玉のこともよく理解していないため、反感を買うこともありそうだと感じた。また、男性には受け入れられやすい話し方だが、女性リスナーの共感を受けるように思えなかった。
○河邑さんの少しネガティブな切り口がリスナーに刺さる気がした。彼女のコントを拝見したが、非常に独特な視点で完成度が高い。一方ラジオでは、良い意味でも悪い意味でも隙がある感じで未完成な雰囲気だった。今後の彼女の爆発力に強く期待したい。埼玉の放送局エリアでの関西弁は賛否両論あると思うが、逆に個性として強みにしていってほしい。