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9/11 寝台特急追跡乗車記 & 北海道抜海駅

みなさん、こんにちは!

番組ディレクターの三國です。


台風11号は去っていきましたが、みなさんのお住まいの地域では被害はなかったでしょうか?本格的な台風シーズンに入って、少しも油断はできません。沖縄にはもう次の台風が近づいています。日頃から備えをしておくのは大変ですが、少しずつでも気づいたところから進めるようにしたいですね。


きょうの「鉄分満載!スギテツの鉄道トーク」にはゲストをお招きしました。鉄道写真家の南 正時さんです。5月にもこのコーナーにご登場いただき、今回が二度目です。今回は、南さんが長年にわたって取材を続けられた寝台特急の新刊本「寝台特急追跡乗車記」(天夢人刊)を出版されたのにちなんで、寝台特急の魅力を語っていただきました。いま、定期運行の寝台特急は「サンライズ瀬戸・出雲」だけで、不定期の観光列車にはいくつかありますが、各地を走っていたブルートレインは見ることができません。新幹線網が整備されて短時間で目的地まで行かれるようになり、ほとんどの地域が日帰り圏内という時代では、長い時間をかけて夜通し走る寝台列車は時代の要求からはずれているのかも知れません。それに、寝台列車は決して楽な移動ではなく、狭いスペースに横になっても、そうそう安眠できるものではありませんでした。それでも多くの人たちを運び、さまざまなドラマを演出したのは、まぎれもなく寝台列車でした。

そんな寝台列車の魅力をたっぷり味わうことができるのが、この「寝台特急追跡乗車記」です。

番組では、この本を10名にプレゼントします。ご希望の方は、このブログのトップページにある「メッセージを送る」というボタンを押して、「ブックプレゼント」というフォームに必要事項を記入して送信してください。


後半の「女子鉄レポート」は、久野知美さんが北海道宗谷本線の「抜海駅」をご紹介しました。無人駅で、しかも木造建築の駅舎の駅としては日本最北の駅です。駅周辺もいくつかの住居などのほかは商店街があるでもなく、裏寂しいロケーションです。当然、廃止という話が持ち上がっているのですが、駅を管理する稚内市は2023年度も駅を存続させることを決定しました。鉄道ファンにとっては嬉しいニュースですが、市にとって負担であることに変わりはなく、24年度以降の存続は危ぶまれる状況にあります。

北海道にはこうした駅がほかにもあって、廃止・存続を求めるどちらの声も聞こえてきます。まもなく開業から150年を迎える日本の鉄道、先人が築いた財産を守るための道筋をつけてほしいと切に願います。


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