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10月18日(火)

【テレフォン☆1700】


今日のテーマは『国際情勢』

月イチ恒例!

情報分析のプロ、青木文鷹さんに電話を繋ぎました!


今回は、『クレディ・スイス銀行が巨額損失の資金不足に直面する』というニュースについて。


銀行が潰れるという可能性はそこまで高くないと思いますが、
大赤字をだして、お金がないという状態になりかねないという話なんです。


どうしてお金がなくなったのかというと、
クレディ・スイスさんが
ヘタを打ったという理由があります。


去年話題になりました、
アルケゴス・キャピタル・マネジメントというファンドが
大損をして破綻したんですけれども、
ここにお金を大量に突っ込んでたんですね。
このアルケゴス・キャピタル・マネジメントというのは、
最終的に200億ドルくらいの投資に失敗しているんですけれども
クレディ・スイスはそのうちの55億くらい被害を被っているんです。
ですので足りなくなるうちの2/3くらいはこれが理由ですね。


世界的な金融危機の導火線…とまではいかないですが
これから欧州の銀行の脆弱性というものが見えてくると思います。


欧州というのはリーマンショックから
日本のバブルの後のようなことをやらないといけなかったんですが、
その後ずっと低金利が続いていて
日本がちょうどバブルの清算をやった時のような状態でした。


貸出金利が安くなるわけですから
逆風ではあるんですけれども
クレディ・スイスのような
投資銀行を持っている銀行にとってみれば
お金が低金利で調達できるわけですから
資金運用という形でそちらで稼ぐということができたわけですね。


普通の貸し出し以外をやっている銀行からとってみれば
追い風だったんです。
追い風であるということは、
逆に言えば、利益率も高くて、
リストラとか、本来バブルが終わって
やらなければいけなかったことを
やらないで済んでしまったということなんですよね。


今回はクレディ・スイスが表になってますけれども
同じような問題は欧州の銀行は大なり小なり抱えていて、
先ほどお話しした追い風の部分で、
なんとなくスルーしてきてしまったんですよね。


ですがここにきてインフレも懸念もあるということで
金利が急速に上がっているんです。
そうするとヨーロッパが
どこまでついていくかわからないですけれども
ヨーロッパも自然と上げなければいけなくなってくるんですね。

そうなってくると今度は
今まで自分たちのごまかしてきていた部分っていうのが
高金利で資金が調達できないということになると、
全部曝け出されるわけですよね。
それに加えてヨーロッパ経済が依存している中国では、
またロックダウンをやっていたり、不動産の状況も極めて良くない。
そうなってくると中国の経済がクラッシュする可能性があって、
金利の上昇と、今まで通りにお金が稼げなくなるというのが
ダブルパンチで欧州の銀行を襲います。

日本への直接的な影響は、
すぐに出てくるわけではないかもしれませんが、
どこかのタイミングで
大幅に景気の後退が発生する可能性は十分にあります。
特に今年の冬は、エネルギーの問題もありますし、
食糧の問題もありますし、干ばつの影響も、
今年の冬から出てくるはずですから
どこが爆発して火だるまになるかわからない状況です。


分からないからこそ、
正しい情報をキャッチして、
いざというときに自分に何ができるのか、
どんな対策ができるのか、
しっかり備えておきたいですね。


青木さん!今月もありがとうございました!!




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