10/3 ADVANCE EARTH 放送後記

すっかり生活に馴染んだ印象のある、デリバリーサービス。
市場調査会社のICT総研によると、
2018年に3,631億円だった市場規模が、
2020年には4,960億円にもなったのだとか。

けれども、サービスの拡大に伴って、新たな課題も見えてきました。
東南アジア諸国で展開する
デリバリーサービス『GrabFood』の配達員は、
料理を入れて運ぶ四角いバッグを、
9カ月ごとに新品に交換することが義務付けられています。
このルールによって、大量の配達用バッグが破棄の対象となっていたのです。

そこで、マレーシアのファッションブランド
『Neng Kho Razali』は、
グラブフードと連携し、
使用済みの配達バッグを、リュックサックや筆箱にアップサイクルして、
児童養護施設に贈る取り組みを始めました。

配達員が毎日背負って使いこまれたバッグは、
ひとつずつ丁寧に消毒が施され、布や部品のパーツごとに分けられます。
その後、裁断や縫製をされて、通学カバンや文具になったら、
子どもたちの元へ届けられるのです。

昨年始まったばかりの取り組みですが、
すでに200個以上の配達バッグが、400個以上のアイテムになったそうです。

東南アジアでも、デリバリーの需要の増加は著しく、
2025年には市場が今の倍になると予想されています。
新しいサービスの登場とともに発生する環境課題も、
解決方法までデザインされるのが、当たり前になるとよいですね。


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【今日の一枚】


今井ちひろです。

少し前に、久しぶりに通った歩道。
以前はスカスカな植木だったのですが、
今はきれいなお花で埋め尽くされていました!
素敵☆

お花は定期的に変わるそうで、
季節を感じられていいですよね♪

それではまた来週〜(^-^)/

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