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3/19 ADVANCE EARTH 放送後記

今日は、スウェーデンから、
ボトルによって味が違うのに、人気のジュースをご紹介しました。


お店に並んでいるフルーツジュースは、国の定めた規格や表示に則って、
製品に含まれる栄養価や味が一定になっています。
いつ、どれを買っても同じ味を楽しめるのは、こういった背景があるんですね。

ところが、スウェーデンでは、毎回味が違うのに評判になっているジュースがあります。
それは「RSQUED」と名付けられたフルーツジュース。
助けられた、という意味のジュースが救っているのは、
捨てられる運命にあった果物たちです。

原料となる果物は、形やサイズが規格外だったり、お店で売れ残ったりして、行き場を失ったもの。
さらには、一般家庭の庭に生えている果物の木のうち、
食べる予定のないものも活用します。
こうして、国内のあちこちから集めた果物を使うため、
味も色も、製造のタイミングによって異なるのです。

スーパーやコンビニの店頭に並ぶジュースの色を見れば、
ボトルごとに微妙に差があることが分かります。


このジュースの製造・販売する、

スウェーデンのベンチャー企業「RSQUED Fruits」の創業者・クリステンソンさんは、
「味の違いを楽しみながら、捨てられる運命の果物を救ってほしい」と語ります。

世界自然保護基金の調査によれば、世界中で栽培されている果物と野菜のうち、
42%が毎年廃棄されているといいます。
そのうち、「RSQUED Fruits」によって救出された果物や野菜は、

昨年は439トンにものぼりました。
今はスウェーデン国内のみでの展開ですが、
今後は国を越えて展開していきたいそうです。

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