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10月4日(火)

【テレフォン☆1700】


今日のキーワードは 「 気になるニュース 」

国際社会経済研究所理事長、

藤沢久美先生に電話が繋ぎました!


今回は『通信制高校、学校教育のあり方について』


通信制高校に進学する生徒が増えています。

昭和の時代は、通信制高校といえば、
働きながら学ぶ人のための学校というイメージがあったのではないでしょうか?
平成に入り、通信制高校は、

全日制の高校に何らかの理由で通えなくなった、
「不登校」と呼ばれる生徒たちに

門戸を広げる学校としての役割を拡大してきましたが、
令和の今は、あえて通信制を選んで進学する高校生も増えてきているんです。

まず、全日制高校の数は、平成2年1995年には、5501校でしたが、
令和2年には、627校減って、4874校。

通信制高校の数は、93校だったのが、
令和2年には、164校増えて、257校。

そのうち、私立の通信制高校は、

25校から179校と、通信高校の増加のほとんどが私立なんですね。

一言で言えば、全日制の高校は減っていて、

私立の通信制高校が増えているという状況です。
生徒数はさらに大きく私立の通信制高校が増えていて10年間で約2倍。
今、通信制高校に通う高校生は、15人に1人の割合。

通信制高校の中でも生徒数を増やしているのが、
角川ドワンゴ学園が経営しているN高校とS高校。
両校合わせて約22000人の生徒が学んでいて、

通信制ではあるけれど、通学コースもあります。

しかも、通学先は、全国に33ヶ所の拠点があって、
週5日通うコース、週3日通うコース、週1日通うコースがあるんです。

N高校も、全日制の学校に馴染めない学生たちへ、
それぞれの個性に合った学びができるようにという目的が掲げられて始まりましたが、
今では、週5日通うコースも人気で、5日コースには合格できず、
週1日コースに入学したという生徒も出てきており、
通信制だから入学するという理由だけではなくなっていることに

注目する必要があると思います。

N校に限らず、通信制高校は、
通常の全日制の学校では学べないような専門性のある学びや
体験のある学びを用意しているところが目立ちます。
N校では、起業、酪農、プログラミング、留学、声優、イラスト、ダンスなど…。
通信制で個々人にあった学びを提供し、効率よく勉強して、空いた時間に、
自らが興味のあることを学ぶ機会を提供しているということになるんですね。

みんなで集まって、同じことを聞くという授業のスタイルから、
それぞれの理解度に合った教育に変えていくことは、

理にかなっているかもしれないし、
インターネットを使えば、それができるにようになったのも事実。


一人でもできる勉強と集まらないとできない勉強や体験とを
うまく両立させているのが通信制高校と言えるかもしれません。


働き方もリモートが広がりつつあるし、

学び方も変わる時かもしれません。


日本の小学校における基礎教育は世界でも高い評価を得ているので、
全てを変える必要があるかどうかは慎重に議論しないといけませんが、
高校・大学という義務教育以降の教育は見直してもいいのではないでしょうか?
それは、先生自体が変わらなくてはいけないということでもあるし、
簡単ではないかもしれないけれど、
学びたいという学生の行動が変わりつつあることに、

大人はしっかり目を向けて、
未来を担う子供たちにとってより良い教育とは何かを考え、
環境を整える義務があるのではないかと思います。



藤沢先生!ありがとうございました!!





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