NOW ON AIR
Palette Paradeのラジパレ! (24:30-25:00)
NOW PLAYING00:00

森田望智、肉食系サバサバ女子を好演 『すべて真夜中の恋人たち』本編映像

 俳優の岸井ゆきのが主演する映画『すべて真夜中の恋人たち』(11月13日公開)から、岸井演じる冬子と、森田望智演じる友人・聖が恋について語り合う本編映像が公開された。年上の物理教師に引かれ始めた冬子が、肉食系サバサバ女子に見える聖の恋愛に興味を示す、何気ないやりとりを切り取った場面だ。

【動画】記事内で紹介している『すべて真夜中の恋人たち』本編映像

 原作は、川上未映子が2011年に発表した同名小説(講談社文庫)。人付き合いが苦手な30代のフリーランス校閲者・入江冬子(岸井)が、年上の物理教師・三束(浅野忠信)と出会い、交流を重ねる中で、自らの孤独や感情に向き合っていく。『あのこは貴族』の岨手由貴子が監督・脚本を務め、深川麻衣、塩野瑛久らが共演。松坂桃李が語りを担当する。

 公開された映像では、冬子が寿司を食べながら、恋人ではない男性とタイのサムイ島へ旅行したという聖の話を聞いている。「どうして付き合わないの?」「どういう“好き”なの?」と尋ねる冬子に、聖は「こういう話にのってくるの珍しいね。何かあった?」と聞き返す。冬子は「ううん」と答え、目をそらす。

 仕事を通じて知り合った二人は、友人であり仕事相手でもある。人と距離を置いてきた冬子に対し、聖は相手に物おじせず、自分の意見を口にする。三束への思いが膨らむ冬子が、これまでなら聞き流していたかもしれない聖の恋愛話に思わず身を乗り出す。そんな冬子の変化を、聖は見逃さない。

 岨手監督は「聖役は彼女の多面性を切実に表現できる方がいいと思い、森田さんにお願いしました」と起用の理由を説明。上司に突っかかる一方、冬子に甘えてみたり、恋人ではない男を冬子に会わせたり、壊れるまで愛を試したり、場面ごとに異なる顔を見せる聖役について、「森田さんは露悪的になることなく繊細に演じてくださいました。さすがです」と語っている。

 本作は「第79回カンヌ国際映画祭」ある視点部門に正式出品され、現地での上映を受け、映画専門メディア「Screen Daily」は森田を「“隠れたMVP”とも言うべき存在感だ」と評した。物語を影で支える聖の存在、冬子との凸凹シスターフッドも見どころとなっている。