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10/31 ADVANCE EARTH 放送後記

未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日はフランスから、フードロス対策にぴったりな機械をご紹介しました。


国内におよそ3万軒ものパン屋さんがあるフランス。
その数は日本のおよそ3倍ともいいます。
けれども一方では、同時に廃棄の量も多く、
毎年1万トン以上のパンが廃棄されているのです。
これは国民1人あたり、
バゲット9本分のパンを捨てている計算となります。


売れ残ったパンをどうするか?
それを解決してくれるのが、『Crumbler(クランブラー)』という機械です。
見た目は大きなミキサーのようで、
金属製の筒の中に売れ残ったパンを入れると、
粒子の細かいパン粉になって出てきます。
これを、小麦粉に混ぜて使えば、再びパンとして生まれ変わるのです。


実際に『Crumbler』を導入したパン屋さんの中には、
通常のバゲットづくりと同じレシピのまま、20%をパン粉に差し替え、
「20%」という商品名で販売しているお店もあります。
生地の色は茶色くなりますが、サクサクした食感で、
お客さんにも好評だそうです。


多くの店は、売れ残ったパンをフードバンクなどに寄付していますが、
賞味期限もあるため、長期保存に課題がありました。
パン粉は、適切に乾燥させれば何ヶ月も持つので、
材料として保管することができるのです。


2019年の発売以来、導入したパン屋さんは国内外含め100軒以上になり、
このパン粉を使った新しいレシピも開発されているそうです。



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【今日の一枚】
何気なく、いつもと違うものにしてみようと思って買った洗剤。

なんと、ボトルが100%再生プラスチックで作られていました!

思いがけずエコに貢献できた、かも!?



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