講談社、子どもの本大賞創設を発表 半世紀以上続く「野間児童文芸賞」「講談社絵本賞」を統合

 講談社は5日、1963(昭和38)年より63回開催してきた「野間児童文芸賞」と、70(昭和45)年より57回(「講談社出版文化賞絵本賞」時代を含む)開催してきた「講談社絵本賞」を統合し、「講談社子どもの本大賞」を創設すると発表した。二賞を引き継ぐ形とし、2027年を第64回として、年1回開催する。

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 創設した趣旨について、講談社は「デジタル化、少子化の流れの中にありながら、児童書分野は活況を呈しています。一方、児童書の内容や形式は多様化し、『児童文学』『絵本』の定義が難しくなってきた面もありました」と説明。「そこで、児童文学を顕彰してきた『野間児童文芸賞』、絵本を顕彰してきた『講談社絵本賞』を統合し、あらゆる児童書を対象とした新賞『講談社子どもの本大賞』を創設することにいたしました」と伝えた。「ジャンルの枠にとらわれず、読者である子どもたちにとって本当に『おもしろくて、ためになる』作品を顕彰してまいります」としている。

 対象となる作品は、前年1月1日から12月31日に刊行された児童書。さまざまな子どもたちにとって、読書の最初の入り口としてその楽しさを経験してもらえるような作品を顕彰する。シリーズ、翻訳、キャラクターなども含め、あらゆる児童向けの作品を選考の対象としている。

 選考委員には、飯田一史氏(ライター)、東條知美氏(絵本コーディネーター)、ひこ・田中氏(児童文学作家・評論家)、横澤夏子(タレント)、鷲尾天氏(アニメプロデューサー)が務める。