海辺に大量の漂着物、近づいてみると…異臭の先に待っていた“大幸運”に「羨ましい!」「こんな夢みたいなことが…!」

 日没間際の浜辺で発生した「歩いても歩いても『ルリガイ』だらけ」という驚きの状況を共有した動画が注目を集め、「やばーい! パープルのお山が出来てる」「こんなの見つけたらテンション上がります」「こんな夢みたいなことが…!」など驚きの声が多数寄せられている。投稿者で、ビーチコーミングの様子を投稿しているにん(@ninninnin0044)さんに話を聞いた。

【写真】異臭を放つ大量の「漂着物」の正体は…?

■「羨ましい」の声が続出した貝の正体とは

――青紫に輝く大量の「ルリガイ」を発見した時の様子をおさめた動画に大きな反響が寄せられています。日課にしているビーチコーミング中に起きた出来事とのことですが、まずは当時の状況についてうかがえますか。

「実はこの日の少し前から、アチコチの海にルリガイが漂着しているという投稿をInstagramで目にしていたんです。それなら、こっちの海岸にも流れてくるかも!! と海に行くたびに期待しながら海岸を見て回っていました」

――ひとつ、ふたつ見つけられたら、というお気持ちだったのではと推察しますが、こんなに大量に漂着しているのを見たときは驚かれたのでは?

「本当にビックリしました! 日没間際に海に向かったのですが、着いたら海岸中がルリガイだらけになっていて…。思わぬ大量漂着に、嬉しさよりも驚きの方が勝りましたね(笑)。拾う時もずっと興奮しっぱなしで、もうこんな経験は二度とないだろうって思いながら歩いていました」

――投稿のコメント欄も「すごい!」「まだ見つけたことない…羨ましい!」と大盛りあがりでしたが、今回見つけたルリガイとはどのような貝なのでしょうか? 

「ルリガイは、とても不思議な生き物なんですよ。普段はすごーく遠い暖かな海の海面をプカプカと浮いていて、強い風や波など、いろいろな条件が揃って初めて海岸に漂着してきます。タイミングが合わないと出会えない非常に珍しい貝殻なので、見つける方法は『タイミングと運』としか言えないかもしれません」

――「羨ましい」という声が多かったのも納得です!

「ちなみに、海岸でルリガイを見たら気をつけて欲しいのが『クラゲ』の存在。ルリガイは猛毒を持つカツオノエボシやギンカクラゲを餌にしています。そのため、普段から一緒にいることが多く、両者は必ずセットで見つかるんです…」

――猛毒クラゲですか!?

「はい。実はこの日も海岸中に、ルリガイを超える数の猛毒クラゲが打ち上がっていました。クラゲは死んでいても毒が残っているので、絶対に素手で触らないように気をつけてくださいね!」

■美しさからは想像できない!? 見つけた瞬間から漂う強烈な臭い

――ルリガイを集めた後に「臭いが…強烈です」とコメントされていたのも印象的だったのですが、具体的にはどのような臭いがしたのでしょうか…?

「強烈な磯の腐敗臭というか、かなり鼻につく生臭い感じですね。ルリガイは見つけた瞬間から本当に臭いです! 死んでから時間が経っているから臭いのかな…。生きている個体は嗅いだことがないので、臭くないのか気になります(笑)」

――そんな臭さも乗り越え、にんさんの手できれいに洗浄された大量のルリガイは圧巻の美しさでした。

「ありがとうございます! 本当にきれいな色をした貝殻ですよね。名前通りの素敵な瑠璃色、濃淡のグラデーションにとても惹きつけられます」

――その後、この『海からの贈り物』はどうされたのでしょうか?

「見つけたルリガイは何個かをガラスの小瓶に入れて飾り、子どもたちやお友だちにもプレゼントしました。ルリガイの魅力や不思議さ、さらに猛毒クラゲが危険なことも聞いてもらい、とても喜んで貰えました! Instagramの投稿を見てくださった本当にたくさんの方にも、ルリガイのことを知ってもらえて嬉しかったです」