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チームラボ、浜離宮恩賜庭園で夜の野外アート展を開催

 夜の野外アート展『チームラボ 浜離宮』が、東京・浜離宮恩賜庭園にて11月25日から12月24日まで開催される。東京都および東京国際文化芸術祭実行委員会が主催する「ARTE TOKYO(東京国際文化芸術祭)」の特別企画として、プロデューサーの杉山央氏(新領域株式会社)のもと、チームラボを迎え実施する。

【写真】チームラボプの幻想的な“夜の野外アート展”展示作品

 浜離宮恩賜庭園は、東京湾の海水を引き入れ、潮の満ち引きによって趣が変わる潮入の池をもつ、江戸時代の代表的な大名庭園で、「旧浜離宮庭園」として国の特別名勝・特別史跡に指定されている。この地は、鷹狩場から、将軍家の別邸、皇室の離宮、そして人々の庭園へと役割を変えながら約400年にわたり受け継がれてきた。

 本展では、長い時間を持つこの庭園が、そのまま作品空間となり、風や雨、うつろう森の影響を受けながら、今を生きる人々の存在によって変容していく。庭園の森をさまよい、積み重なった時間と今が重なり合う中を歩いていくとき、自然と人々、長い時間と今が境界なく連続していくことをコンセプトにしている。

 杉山氏は「国の特別名勝・特別史跡として長い歴史を積み重ねてきた庭園。このかけがえのない場所で、世界を舞台に活動するチームラボとともに、『チームラボ 浜離宮』を開催できることを大変光栄に思います。江戸から受け継がれてきた庭園の歴史と自然への敬意を何よりも大切にしながら、アートによって、昼間とは異なる夜の浜離宮ならではの体験をつくり出します。この地でしか出会えない景色を、国内外の多くの方々にお届けできれば幸いです」とコメントを寄せている。

<展示作品(一部)>
「Pillars of Constant Flux/生生流転柱」
 作品は、風や雨、湿度など環境の影響を強く受け、動きや高さを大きく変えていく。それでも、存在を生む環境が維持され、流れが続く限り、絶えず形を変えながらも、その存在は維持される。それは、動き続け、しなやかでやわらかく、そして脆い。

「Autonomous Resonating Life/自立しつつも呼応する生命」
 それぞれのOvoidは、人や野生動物に押されると、もしくは、強い雨や風に吹かれ倒れると、光を強く輝かせ、音色を響かせながら自ら立ち上がる。周辺のOvoidは次々に呼応し、光と音色を連続させていく。Ovoidの光と音色は、周辺の作品《呼応する木々》にも伝播し、連続していく。人々のふるまいや環境、周辺作品によって作品空間は変容し、人々と環境を作品の一部にしていく。

「Resonating Microcosms - Solidified Light/呼応する小宇宙 - 固形化された光」
 それぞれのOvoidは、人に押され倒れると、光を強く輝かせ、音色を響かせながら自ら立ち上がる。周辺のOvoidも次々に呼応し、同じ光と音色を連続させていく。人々のふるまいによって作品空間は変容し、人々と環境を作品の一部にしていく。その内側に現れる色彩の模様の姿形は、見られるまでは無限の可能性として存在し、鑑賞されるその瞬間に、その人の視点において一つの姿形として確定する。そして、鑑賞者の動く身体、その彫刻自体の揺らぎ、周囲の環境に呼応して、その姿形は変容し続ける。

「Resonating Trees/呼応する木々」
 それぞれの木は、人々や野生動物が近づくと、光を強く輝かせ、音色を響かせる。周辺の木々は次々に呼応し、光と音色を連続させていく。木々は、周辺の作品<自立しつつも呼応する生命>にも呼応し、光と音色を連続させていく。木々の奥から光が押し寄せてくれば、それは向こうの方に人、あるいは野生動物がいることを意味する。身体、他者、野生動物のふるまい、そして周辺作品によって作品空間は変容し、人々と環境も作品の一部になっていく。

「Spherical Crystallized Light/光の球体結晶」
 何を見ていているのか?そしてそれは存在か? 透明の球体の中心に存在する光の球体。しかし、この光の球体は存在しない。光の球体表面にガラスなどの物質は何もなく、この球体は光だけでできている。しかし、物理世界では光は凝固せず、光が球体状の塊になることはない。つまりこの光の球体は存在しない。

 この球体は、物理世界には存在せず、認識世界に存在する彫刻「Cognitive Sculpture / 認識上の彫刻」。マテリアルは、光と身体と認識。体験者自らの動的な身体と認識によって形が作られ、体験者自身の認識世界のみに出現し存在する彫刻である。認識上存在する時、それは存在である。認識と存在を問い直す。そして物質的存在とは違った新たな存在の可能性を開く。