プロ野球・読売ジャイアンツOBで、米メジャーリーグ・ニューヨーク・ヤンキースなどでも活躍した松井秀喜氏(52)がジャイアンツの新監督に就任し23日、都内で記者会見を行った。3年契約で背番号は90となる。会見では、22日に行われたドラフト会議で、メジャーリーグ挑戦を表明している横浜高校・織田翔希投手を、巨人が1位で強行指名したことについて言及する一幕があった。
【写真】ユニフォーム姿も披露!ガッツポーズをみせる松井秀喜
松井新監督は「私もきのう、テレビ中継で見ていたんですが、私はまったくどの選手を指名するかということを知りませんでした。自分もびっくりしまして、それが正直なところですね。そして、高校生の将来豊かな選手たち、大学生も2人ですか、取ったと思います。私は来年から1軍監督ですが、来年の戦力という意味ではお構いなしに、育成に全振りしてですね、とっても清々しい気持ちでございます」と笑顔。
続けて「ですが、世界一のピッチャーになる可能性のある選手と、もしかして契約できるかもしれないというチャンスをいただいた。久しぶりに、ドラフト会議を見ていて、ジャイアンツでゾクッとしました。その中にどのように私が携わるかわかりませんけど、数年後にすばらしいドラフトだったという形になるよう、それは私にも責任がこれからあると思います」と呼びかけた。
また「織田翔希投手に、どのような言葉をかけたいという思いですか?」との質問が飛ぶと「ジャイアンツにはね、ジャイアンツにしかないすばらしい環境というものがあると思います。今後、おそらく球団の方が、もしジャイアンツに入団した場合、いろんなプランを考え、彼にとって一番いいものを考えていくと思っております。私は、今はそれ以上申し上げることはなかなかできないですね。(松井監督自身も交渉に力を貸してほしいと言われた場合は?)それも球団の方と相談して…になると思います。私が行くことで、もしかして迷惑になる場合もあるかもしれない。そこは慎重に、彼の気持ちを第一に考えていきたいと思っています」と話していた。
松井氏は、1974年6月12日生まれ、石川県出身。石川・星稜高校で1年生から4番を務め、夏の甲子園では5打席連続敬遠されるなど、強打者として活躍。92年、ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。3度の本塁打王や打点王などに輝き、チームの主軸として活躍した。2003年、FA権を行使し、MLBの名門・ニューヨーク・ヤンキースへ。メジャー挑戦から3年連続100打点以上、2年目には日本人初となる30本超のホームランを打つ。そして09年のワールドシリーズでは、3本のホームランを放つなどしてチームを世界一に導き、日本人初となるMVPにも輝いた。12年に現役を引退。翌13年に、恩師である長嶋茂雄さんとともに国民栄誉賞を受賞した。
会見には、山口寿一オーナーも同席した。