俳優・二階堂ふみが22日、都内で行われた映画『わたしの知らない子どもたち』公開御礼舞台あいさつに登壇。9月に実施されたトロント国際映画祭以来、初めて西川美和監督と2人で登場し、撮影を振り返った。
【全身ショット】足首チラリ!シックな秋コーデで登場した二階堂ふみ
西川監督は、二階堂へオファーをした理由について、「(二階堂とは)お仕事でご一緒したことはなかったんですが、プライベートでお会いしたことがあって、作品をみていても、あらゆるところにアンテナを張られていて、自分をもっている人だなという印象がありました。戦争をテーマにした映画を撮る中で、いまの20代と当時の20代は違うからこそ、成熟度の高い俳優にやってもらいたかった」と理由を説明。
一方、二階堂はもともと西川監督のファンだったという。「戦争・孤児についての映画は、知っているようで知った気になっていた部分もあると感じていたので自分ができることをと思い参加を決めました」と決意を明かした。
撮影では、“戦争孤児”の前に立つことの難しさを痛感したという。「葵美ちゃん(子役)が投げかけてくる言葉『大人は勝手だ』『都合がいい』などが自分に言われているようで、胸に響きました。大人になると、感情と考えが同じ速度で進んでいなくても割り切っていかないといけなくなる、大人ってこういう時どういう顔をするんだろう、子どもたちの前にどう立てばいいんだろう」と悩みながら向き合っていたと明かした。
最後に二階堂は「平和な日本を、平和な世界を諦めない、それを紡いでいきたいという思いでこの作品に参加しました。皆さまにも思いが届いていればと思います」とコメント。西川監督は「この作品は大人はもちろん、一人でも多くの子どもたちに見ていただきたいという思いで作りました。子どもたちのための子どもたちによる映画になっていると思います。ぜひ一緒に劇場へ」と笑顔を見せた。
本作は、『すばらしき世界』『永い言い訳』などを手がけた、西川監督が原案・脚本・監督を務めるオリジナル作品。約500人のオーディションを勝ち抜いた新人・小八重葵美と、二階堂がダブル主演を務める。
物語の舞台は、戦後の混乱期。家族を失った12歳の少女・琴子(小八重)が、焼け野原となった東京で生き抜こうとする姿を描く。二階堂は、教師の職を失い、乳飲み子を抱える曽根を演じ、かつて自分が見捨ててしまった生徒の琴子を捜し、焼け野原となった街を奔走する。