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草川直弥&知念英和、8年越しの“両片思い”に挑む「すごく助けられました」 互いを“色”で表現【『青と碧』インタビュー】

 俳優・草川直弥と知念英和がW主演を務める10月期連続ドラマ『青と碧』(BS朝日ほか/毎週月曜 後11:24)が放送中。それに合わせ、オリコンニュースでは草川と知念にインタビューを実施。初共演ながら、撮影前の食事を通して距離を縮めた2人が、役作りや互いの芝居に救われた瞬間、近距離での撮影を重ねたからこそ気づいた相手の魅力を語った。

【写真】相思相愛…照れ笑い浮かべハート作る草川直弥&知念英和

 本作は、繊細な心理描写と人間関係の切なさをリアルに描く漫画家・ろじ氏による同名作品『青と碧』(フランス書院)が原作。学力も運動も学年1位の天才でありながら、無条件の好意を天真らんまんに示す葉山青(知念)と、そんな青に世話焼きな一面を見せながらも素直になれない山村碧(草川)は、高校で出会い、互いに惹かれ合う。しかし、世間一般の「普通」でありたいという思いから、“両片思い”のまま社会人となる。大切な存在だからこそ慎重に言葉と心を重ね、8年の歳月をかけて一歩ずつ歩みを進めていく姿を描く、等身大のピュアラブストーリーとなる。

■役柄と重なった互いの素顔「青じゃん!」
――出演が決まった時の気持ちを教えてください。
知念:原作を読ませていただき、ろじ先生が描いている内的な葛藤や、2人のすれ違いを描いた作品自体がすごくすてきだなと思いました。ぜひ参加させていただきたいと思い、前向きな気持ちでこの作品に挑みました。ONE N’ ONLYで活躍されている直弥さんのことは一方的に知っていたので、共演させていただけることに、ワクワクしていました。

草川:お話をいただいたタイミングで原作を読ませていただき、素直に「やりたい!」と思いました。すべてに魅力を感じましたが、8年間の純愛を描くところにも惹かれましたし、登場人物がみんな良い人で、優しい世界だなと感じたんです。こういった温かい世界の話をドラマ化する作品に出演したいと思っていたので素直に「やりたい!」と思い、すごくうれしかったです。

最初は「青役はどんな感じの子なんだろう?」と思っていましたが、初めて知念くんに会って「青じゃん!」ってなりました。雰囲気も性格も行動もすべてマッチしていて、青になるべくして生まれてきたんだと思います。

――それぞれが演じる青と碧を、どのような人物として捉えましたか。
知念:青は高校生なのに「赤ちゃん」と呼ばれるような愛きょうを持っているので、最初は「僕で成立するんだろうか」という不安がありました。プロデューサーの方に「そのままの素材を生かしてほしい」と言っていただいたことで自信がつき、挑ませていただきました。

“赤ちゃんらしさ”を考えた時、うれしくて泣いてしまうような、感情への素直さが赤ちゃんらしさに繋がるのかなと思ったんです。そこを引き出すために、1人だけ流れている時間がゆっくりしているような、光合成をしながら日光を浴びているような感覚を意識しながら演じました。

碧くんでさえも、青と接していると自分のペースが乱れるような感覚になるんじゃないかと思って、間とテンポは意識しました。自分で“かわいい”を意識して演じてみたら全部空回りしたので、そういうことは考えず自然なままで演じました。

草川:僕は童顔やベビーフェイスだと言われることが多いので、原作を読んだ時に「青じゃなくて、碧をやるんだ!?」と思いました。でも、本読みを重ねる中で、自分の声のトーンや落ち着いた感じ、世話焼きな部分が碧と重なっていると感じ、自然体で演じることができました。

ファンの皆さんが、(青役ではなく碧役であることに)驚いていることも知っています。でも、皆さんの中に自然と「碧が僕」というイメージが伝わったらいいなと思います。監督も「草川くんに碧をお願いしたかった」とおっしゃってくださり、その理由は聞けていないのですが、うれしかったです。

知念:直弥さんが碧役でなければいけなかった理由、言ってもいいですか?直弥さんはものすごく視野が広くて、周りに気を配れて、誰に対しても同じように愛を持って接してくださる方なんです。

碧くんには「青くんをいじめないで」と言いたくなるようなときもあるのですが、どの言葉の中にも愛が残っているんです。それを表現できるのは、直弥さんの人間性があってこそだと思います。直弥さんが碧くんであるべきだと、近くでずっと感じていたので、これだけは言いたかったです。

――青と碧の関係性を築くために、2人で取り組んだことはありますか。
草川:僕は以前、一度BL作品をやらせていただいていたので、どれだけ良い原作や脚本であっても、2人の空気感が大事になることは肌感で分かっていました。今回は年齢差もありますし、僕が21歳の時に28歳の方とW主演すると言われたら緊張すると思うので、「ごはんに行こう!」と誘い、何度か行きました。

最初は時間がなかったので、牛丼店へ行きました。知念くんは、その時が初めての牛丼店だったらしいです。まずは、どのように事務所に入ったのか、どのような作品をやってきたのかという話をお互いにして、そこからだんだん役について話すようになりました。役に向き合う中で悩んでいたので、僕が「そのままでいいんじゃない」と伝えたんです。本当に青そのものなので。そうしたら、次の本読みから変化していました。

「やるからには、本当に良いものにしよう」と伝えたら、「僕も思っています」と言ってくれました。熱量が同じだったからこそ、良い作品ができたのかなと思います。

知念:そういう時間があったから、乗り越えられたこともあったと思います。何より、年齢差を感じさせない気遣いをしてくださいました。意識してできることでもないですし、直弥さんの気遣いがあったからこその関係性だと思います。ずっと引っ張ってくださっていたという印象です。

――互いの芝居に助けられた場面や、「相手が彼で良かった」と感じた瞬間を教えてください。
知念:すごく勉強になったのは、臨機応変さです。直弥さんは監督と相談しながら、冷静に最適解を探していくことがすごく上手なんです。僕としてはとても助けていただき、引っ張っていただきました。「こっちの方がかわいさが出ると思うよ」と碧目線で言ってくれたり、一緒に導いてくださいました。

草川:碧は常に自分の本当の気持ちを隠すところがあり、青によって少しずつ解放されていきます。ただ、その青への気持ちを本当に少しずつ表に出すので、どんな時でも気持ちを抑えないといけない。そういったときに気持ち的にもすごく苦しかったんです。僕の様子を見てくれている知念くんがそっと話しかけてくれたり、青で居続けてくれたりしたことに、すごく助けられました。

知念:あるシーンで、涙がぶわっと出る場面があるのですが、なかなかオッケーが出ないことがありました。それを聞いた直弥さんが、待機場所からわざわざ現場まで来てくれて、そのシーンの直前の気持ちを作ってくださる一言を言ってくださったんです。それで自分の迷いが吹っ切れて、オッケーカットになりました。

――タイトルにちなみ、青や碧以外の色で相手を表すとしたら、何色ですか。
草川:白よりも透明なクリア色。まだ可能性も無限大ですし、一緒にいてすごく明るい印象なので。何にも染まっていない感じがあります。

知念:ウッド(木)の茶色です。どっしりと根を張っているような頼りがいがあります。そこに小鳥がいたり、葉っぱが茂ったり、生き物の核になっているような大木のイメージです。作品の中でも核として居続けてくださり、すごく支えられましたし、見守ってくださったという印象があります。癒やしになりつつ、頼りにもなる存在という意味を込めて、木の色です。

■近距離の芝居で発見した魅力
――キャッチコピーには「起き抜けに君のまつげがみたい」とあります。近い距離で芝居を重ねたからこそ気づいた、相手の表情の魅力や印象に残っている顔のパーツはありますか。
知念:くしゃっと笑った時の目も好きです。普段のまなざしとのギャップもあって魅力的です!

草川:僕は、知念くんのまゆ毛が好きです。

知念:まゆ毛ですか!?初めて聞きました!

草川:太く、しっかりしているまゆ毛が好きです。目はかわいらしいのに、まゆ毛がしっかりしているので、前髪のあるなしで印象が変わります。

知念:このまゆ毛、自家栽培です(笑)。

――オープニング主題歌はONE N’ ONLYの新曲「CRUSH ON YOU」です。どのような楽曲に仕上がっていますか。
草川:今回、日ごろからお世話になっている方が、改めて原作の漫画を読んで、歌割りも作ってくれました。とても大好きな曲ができたと思います。サウンドはすごく爽やかですが、歌詞には青と碧、お互いの思いが反映されています。そこにONE N’ ONLYらしさも加わり、化学反応が起きています。

――知念さんは、先日行われたONE N’ ONLYのライブを鑑賞したそうですね。アーティストとしてステージに立つ草川さんはいかがでしたか。
知念:すごくかっこよかったです!キラキラした表情や、直弥さんがバシッと決めてファンの方から歓声が上がる姿が、かっこよかったです。

そして、「ここぞ!」という場面で、かっこよくしっかりと決める直弥さんの魅力は、僕が持っていないスキルです。僕ももっと勉強しないといけないなと思いました。

――最後に、本作で特に注目してほしいポイントを教えてください。
草川:学生時代に出会った後の、少しぎこちなくて、お互いに距離を取りながらも近づいていく、もどかしい感じは高校生時代にしか描けていないので、全部に注目してほしいです。

知念:碧くんが青くんをからかう時です。からかう前後の碧くんのリアクションを見てほしいです。ちょっと満足していたり、「あ、ちょっとこれ、違ったな」と思っていたり、自分で反省していたり。ぜひ注目して見ていただきたいです。