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4/2 ADVANCE EARTH 放送後記

みなさんは「コーヒーの2050年問題」をご存知ですか?
これは気候変動の影響で、コーヒーの栽培に適した土地が減り、
このままでは2050年までに、
コーヒーの生産活動が維持できなくなるかもしれないこと。

国際コーヒー機関の2017年の調査によると、
コーヒーの消費量は、
わずか4年のうちに400億カップ分、増えたのだとか。
2050年にはコーヒーの需要が
生産量の3倍になると予想されています。

そこで
フィンランド技術研究センターは、まったく新しいコーヒーを開発しました。
コーヒーの品種のひとつ、アラビカの葉っぱから植物細胞を採り出し、
それを培養して、原料となる有機性資源=バイオマスを作り、
コーヒーのように焙煎するのです。

これなら農地も農薬も、トラクターを動かす燃料代も不要なうえ、
それぞれの地域で作るようになれば、輸送コストも抑えられるので、
温室効果ガスの削減にもつながりますよね。

食品としての植物を失わない研究は
今後、さらに増えていくかもしれません。

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