お笑い芸人、音楽プロデューサーの古坂大魔王、俳優の高橋克典、YouTuberのnacoが4日、「第1回 クラシック音楽アワード 2026」を受賞した。同日、東京・サントリーホール ブルーローズで授賞式、記者会見が行われ、古坂とnacoが出席した。
【写真】トロフィーとともに嬉しそうな笑顔のnaco&古坂大魔王
同アワードは、一般社団法人日本クラシック音楽事業協会が創設した、日本初となるクラシック音楽に特化したアワード。クラシック音楽の魅力を広く社会に発信し、新たなファン層の創出につなげることを目的としており、9月4日の「クラシック音楽の日」に第1回の受賞者が発表された。
古坂は、音楽とエンターテインメントの垣根を越えて活動し、テレビ朝日系『題名のない音楽会』への出演をはじめ、『青い海と森の音楽祭』『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO』などクラシック音楽祭でのアンバサダーや進行役を務めてきたことなどが評価された。
壇上に立った古坂は「“なぜお前が?”って思ってると思います。僕も思ってます」と切り出し、会場を笑わせた。幼い頃からクラシックに触れてきた経験を振り返りながら、「クラシックは当時の最先端。自分がやっているテクノ系も最先端を目指している点では同じ」と、ジャンルを超えた共通点に触れながら、奥深いクラシック音楽の魅力を語った。
nacoは、「クラシックを、もっと身近に。」を掲げ、YouTubeチャンネル「厳選クラシックちゃんねる」を通して作曲家や作品の魅力をわかりやすく発信。コンサートの企画、主催やMC出演、書籍の執筆など活動の幅を広げ、幅広い世代にクラシック音楽と出会うきっかけを届けてきたことが評価された。
受賞を受け、nacoは「荷が重い気もしますが」と恐縮しつつ、子どもの頃から身近にあったクラシック音楽への思いを語ったほか、YouTubeでの発信をきっかけに「クラシックが好きになった」「初めてコンサートに行った」といった声が届くことへの喜びをコメントした。
授賞式を欠席した高橋は、約4年にわたりNHK Eテレ『ららら♪クラシック』の司会を務めたほか、クラシック音楽コンサートで司会やナビゲーターを担当するなど、聴き手とクラシック音楽をつなぐ案内役として普及に寄与した功績が評価された。会場では受賞メッセージが代読され、幼い頃からクラシック音楽に親しんできたことや、今回の受賞を励みに、その魅力をより多くの人に伝えていきたいとの思いを寄せた。
プレゼンターを務めたピアニストの仲道郁代による特別演奏も行われ、古坂とnacoはステージを見つめながら、うっとりと聴き入っていた。
受賞者には副賞として、日本クラシック音楽事業協会加盟団体の協力による年間約100公演、総額約200万円相当のクラシックコンサートへの招待が贈られた。豪華な副賞に、古坂は「転売できませんね!」と冗談を飛ばし、会場を笑わせた。
受賞者の選考にあたっては一般アンケートを実施し、その結果をもとに実行委員会で審議。83人の候補者の中から、初年度は古坂、高橋、nacoの3人が選ばれた。来年以降も開催が予定されている。