にしおかすみこ、認知症の母の死去を告白「どう幸せに生きていくか絶賛迷子中」 ダウン症の姉とのやりとり明かす

 お笑いタレントのにしおかすみこ(51)が、19日放送のNHK『あさイチ』(総合/月~金曜 前8:15)に出演し、認知症の母親が数日前に死去したことを告白した。

【写真】 認知症の母・ダウン症の姉らと同居生活 介護について語ったにしおかすみこ

 番組では「うちの家族には障害がありまして」と題して、にしおかや星野真里がゲスト出演。家族の障害について座談会を開いた。ダウン症・知的障害の姉がいるにしおかは、子供時代は姉の世話をしてなかったと振り返り「自分ファーストでずっと生きてきたんですよ」と語った。

 続けて「でも、数日前に母が亡くなって。それで、今まさに姉と私がどう幸せに生きていくかっていうのが絶賛迷子中」と母が亡くなったことを告白した。

 「実家に戻って5年なんですけど、最初のころは私が病んじゃうぐらいだったら姉を施設にお願いするって思ってたんですけど、今は母が亡くなったばっかりだし、姉をすぐ施設にっていうのが、施設がどうじゃなくて、かわいそうでできなくて。でも、私が仕事に行く時に、姉は一人で留守番したことないんですよ。だから残せなくて、今日なんて、今(姉は)楽屋にいるんですよ」と語った。

 また、「亡くなったことが、姉に分かるのかなと思って。もし分からなかったら、見せなかったらいいと思ってたんですけど、姉が来て“ママ死んじゃったよ”って言って。“どうする?”って私に言うから“どうする?”って言ったら、“おいで”って言って、私のことを抱きしめてくれて。抱きしめた姉がポロポロ泣くっていう」と姉とのやりとりを打ち明けた。

 そんな姉の行動に「頑張って、お姉ちゃんやってくれてるじゃないですか」と言い、「なので、この後の情緒もちょっと心配だし、でも姉は姉でずっといてくれるなってすごく思います」と話した。

 にしおかが認知症の母、ダウン症の姉、いつも酔っ払っている父との生活をリアルに、そして家族への愛を込めて書いた人気連載が2023年に『ポンコツ一家』として書籍化。昨年には2作目となる『ポンコツ一家2年目』を刊行していた。