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アラン・メンケンが魔法の一夜を演出 『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』京本大我の熱唱に涙する観客も

 『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アラン・メンケン supported by ディズニー★JCBカード』が7月1日、東京国際フォーラム ホールAにて開催された。第1幕には、数々のディズニー音楽を生んだ巨匠アラン・メンケンが登場。第2幕にはブロードウェイの主要キャスト陣に加え、日本から『ニュージーズ』ジャック役の京本大我も出演し、会場を魅了した。

【ライブ写真】圧巻…!見事な歌声を披露した京本大我

 ハリー杉山のMCとスペシャルオーケストラの演奏に乗せ、アラン・メンケンはピアノ弾き語りで『アラジン』の「Prince Ali」から幕開け。『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』といった代表作を手がけた盟友ハワード・アッシュマンとの秘話を交え、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』などの楽曲を披露した。

 『美女と野獣』では、実写版のために新たに書き下ろした「How Does A Moment Last Forever」、舞台版の「If I Can't Love Her」も披露され、観客はメンケンの音楽が築いてきた歴史の厚みに聴き入った。『ニュージーズ』の話題では、ラジー賞を受賞した過去を笑い飛ばしつつ、その後の舞台版の成功も語られた。

 第2幕は舞台の雰囲気が一変。ブロードウェイでディズニーミュージカルを彩ったキャストたちが次々と登場し、「Be Our Guest」「Shadowland」「You'll Be in My Heart」など名曲を迫力満点で歌唱。ナラ役を長く務めたキシー・シモンズや、『ターザン』主演のジョシュ・ストリックランドらが、自らの役と人生を重ねて語るシーンも印象的だった。

 そんな中、『ニュージーズ』でジャック・ケリー役を演じた京本が、観客席から登場。オリジナルキャストのカーラ・リンゼイと「Something to Believe In」を歌い上げ、熱い拍手に包まれた。京本は、初めて観たブロードウェイミュージカルがマイケル・ジェームズ・スコットの出演する『アラジン』だったと明かし、作曲者メンケンへの敬意を込めて「Proud Of Your Boy」を熱唱。その真っ直ぐな歌声に、感極まって涙を流す観客も多くいた。

 終盤には、『アナと雪の女王』からの人気曲「Let It Go」で会場のボルテージは最高潮に。さらに、6月にロンドンで開幕したばかりの最新作『ヘラクレス』から「Go The Distance」を京本、マイケル、ジョシュの3人で三重唱。このアレンジは「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」史上初となるもので、まさにこの一夜だけの奇跡となった。

 フィナーレにはサプライズ楽曲が用意され、メンケンと全出演者、MCのハリー杉山が集結。「Friend Like Me」を大合唱し、約5000人を魅了した一夜は鳴りやまぬ拍手とともに幕を閉じた。