俳優の吉岡里帆と水上恒司がダブル主演する映画『九龍ジェネリックロマンス』の公開日が8月29日に決定。本予告とメインビジュアルが解禁となった。また、本予告内にて5人組バンド・Kroiによる書き下ろし主題歌「HAZE」もお披露目となった。
【動画】実写映画『九龍ジェネリックロマンス』本予告映像
懐かしさに包まれた街・九龍を舞台に、会社の同僚として賑やかな日々を送る令子と工藤の姿から始まる本予告映像。先輩社員である工藤にひかれていく令子。ふたりは徐々に心を通わせ、距離を縮めていく。
恋が始まりそうな予感に満ちたシーンが続く一方で、「ただの錯覚で、触れられたいと思いますか」と令子が工藤に問いかける緊迫した場面を皮切りに、ふたりの関係に漂う“違和感”や九龍に秘められた“謎”が次第に明らかになっていく。
“もうひとりの自分”の存在に戸惑いながらも、工藤への想いを抑えきれない令子は、「私を見てください」と真っ直ぐに気持ちをぶつける。過去に囚われ、自身の想いに揺れる工藤。ひかれ合いながらも、なぜかすれ違うふたり。恋心と謎が絡み合い、切なさが胸を締めつける――ミステリアスで美しいラブロマンスがいよいよ幕を開ける。
原作は、『恋は雨上がりのように』で知られる眉月じゅんの同名漫画(集英社『ヤングジャンプ』連載)。記憶を失った鯨井令子と、過去を誰にも明かせない工藤発。ふたりの距離が近づくほどに深まる謎――その真相に辿り着いたとき、ふたりは究極の選択を迫られる。
実写化にあたり、物語の舞台となる街“九龍”の世界観を再現するため、真夏の台湾ロケを敢行。ノスタルジーに満ちた世界で、切ないミステリーと極上のラブロマンスが織りなされる。
あわせて解禁されたメインビジュアルには、ゼロ距離で見つめ合う令子と工藤の姿が印象的に写されている。「あなたに触れたい。この恋が、消えてしまっても。」というキャッチコピーとともに、ふたりの恋の行方と九龍に秘められた謎への期待感を高めるビジュアルとなっている。
鯨井令子役の吉岡、工藤発役の水上のほか、巨大製薬会社の社長・蛇沼みゆき役の竜星涼、喫茶店「金魚茶館」の店員タオ・グエン役の柳俊太郎(※柳=木へんに舛)、靴屋の店主で令子の親友・楊明役に乃木坂46の梅澤美波、九龍でさまざまなアルバイトをこなす小黒役に花瀬琴音、蛇沼と共に九龍の調査を行うユウロン役にはフィガロ・ツェンらが共演。
アンニュイなボーカルと、懐かしさと新しさを併せ持つミクスチャーサウンドで、作品の世界観を表現したKroiは、「原作や映像作品を拝見し、自分たちが感じた“懐かしさ”や、“東洋の雰囲気”を大切にしながら曲を描きました。特に、この作品の九龍の街並みが好きであの街の匂いや湿度を想像して、街に入り込んだ感覚で、サウンドや歌詞を決めていきました。映画とともに、楽曲もたくさん楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せている。