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12歳・鈴木唯、時間の都合で無念の会見途中退席 リリー・フランキーが苦笑い「お世辞を言わせる時間がもったいない」

 俳優の鈴木唯(12)、石田ひかり(53)、リリー・フランキー(61)、早川千絵監督が10日、東京・丸の内の日本外国特派員協会(FCCJ)で行われた映画『ルノワール』(20日公開)の会見に登壇した。

【写真】いい子…途中退席で丁寧なお辞儀をして去った鈴木唯

 会見は午後7時30分過ぎにスタート。12歳の鈴木は午後8時までしかいられず、会見の冒頭でリリーが「あと25分で主役が帰りますから!集中して質問してください!」と話して笑いを誘った。その後、鈴木が初々しい英語で自己紹介すると温かい拍手が起きた。

 石田とリリーから教えてもらったことは、という質問に鈴木は「石田さんには『何も考えずに普段通りやってみるといいよ』と教わって、とても参考になりました。リリーさんという先輩の演技を見て、私もこうなりたいなと思うこともありました。2人の演技を見習って私もどんどん演技が上手になりたいと思いました」と感謝しながら語った。そんな受け答えを聞いたリリーは時計を見ながら「あと15分で帰るから、お世辞を言わせる時間がもったいない!」と話し、笑いを誘った。質疑応答にも鈴木は真摯に対応。タイムリミットとなる8時過ぎになると、鈴木は名残惜しむように退場していた。

 物語の舞台は1980年代後半の日本。闘病中の父と仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキのひと夏を描いた物語。主人公・フキを演じたのが、新人ながら堂々たる演技を見せた鈴木唯。オーディションで選ばれ、撮影時11歳の鈴木は、昨年、俳優デビューしたばかりの超新星となっている。

 本作は、「第78回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に、日本から唯一選出された。現地には、主演した鈴木のほか、早川監督、石田、リリーも参加。「カンヌ国際映画祭が選ぶ注目すべき10人の才能」に鈴木は選出された。