世界には、水資源のない地域や、水道インフラの整っていない地域がまだまだたくさんあります。
そんな中、カナダの研究チームが開発したのが「MycoToilet(マイコ・トイレット)」。これは、世界で初めて「キノコ」を活用して排泄物を堆肥化する、水を使わないトイレです。
まず、トイレのシステムにより排泄物を液体と固形に分離。
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固形の排泄物がキノコの「菌糸体」で覆われたエリアに送られ、菌類がニオイの原因を吸収し、微生物が堆肥へと分解してくれます。
この有機的な仕組み、実験では、キノコが悪臭の原因の90%以上を除去できたそうです!
稼働すれば、年間でおよそ600Lの土壌と2,000Lの液体肥料を生み出せる見込みといいますから、驚きます。
また、このトイレは水や電気を使わないため、水道インフラのない地域などでも導入可能で、さらにメンテナンスは年に4回ほどで済み、車椅子にも対応しているそうです。
日本でも近い将来、災害時の仮設トイレや、山小屋、イベント会場など、水や電気が使いにくい場所で活躍する日が来るかもしれません。
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【今日の1枚】
山を登ってたら、毒キノコを見つけました。
「カエンタケ」
触れただけで皮膚に炎症が起こります。
知っていたので写真だけパシャリ。
正しい知識をもっていたことで
猛毒キノコに出会っても適切な対応がとれました。
今後も上質な情報発信をめざして参ります。
では、また来週!