太陽光や風力といった再生可能エネルギーは
季節や天候によって発電量が変動するため、
その対応策として、「リチウムイオン電池」が主流となっていますが、
一方で“長期間のエネルギー貯蔵”や“資源保護”の面に課題があります。
そんな中、フィンランドのスタートアップ企業が開発したのは、
人呼んで「砂電池」。
これは「電気」を貯めるのではなく、「熱」を貯めるシステムです。
仕組みはとてもシンプルで
まず、太陽光などで発電した電気が余ってしまう時間帯の
低価格な電力を使い、ヒーターで熱を発生させます。
さらにその熱は、
断熱タンクに密閉された、大量の「砂」を600℃程度に加熱。
これが、電池で言うところの「充電」です。
そしてエネルギーが必要な時は、
貯めておいた砂の熱を使って水を温め、温水や蒸気として供給します。
これが、電池で言うところの「放電」です。
フィンランドではすでに、
町全体の暖房を1週間まかなえるほどの
巨大な「砂電池」が稼働しています。
将来的には、夏の間の熱を
冬まで貯蔵することも視野に入れているんだとか!
高価な材料に頼らず、安価な「砂」で
エネルギー貯蔵するという、この発想。
この手法を使えば、工場から出る熱を貯めて地域で使うなど、
世界各地で応用できるかもしれませんね。
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【今日の1枚】
今井ちひろです。
以前出かけた先で見つけました。
今でも置いてあるのかな?
絵本は世代を超えてずっと愛されている作品が
たくさんありますよね。
本屋さんで見つけると懐かしい気持ちになります。
たくさんの絵本、
少しでも多く子供たちに届くといいな。
それではまた来週〜(^O^)/