旅の主役は、人間ではなく「犬」。
そんなコンセプトのもと、フィンランドの首都・ヘルシンキ市は、
犬とその飼い主のために特別に設計した
世界初の公式観光ルート:
「The Doggy Route to Happiness」を発表しました。
このルートには、
・リードなしで自由に走り回れる島や、
・犬用のおやつがあるカフェ、
・一緒に水遊びができるビーチなどが含まれていますが、
これは単に「ペット同伴OK」の場所を集めただけではありません。
犬の鋭い嗅覚をうまく刺激する“自然豊かな道”を選んだり、
犬の低い目線でも楽しめる景色を考慮したりと、
ルート全体が「犬の感覚」で楽しめるように
デザインされているんです。
日本でもペットと一緒に利用できるお店や宿は増えましたが、
街全体が「犬の幸せ」を考えてルートを作るという視点は、
とても新しいですよね。
共に暮らす動物の目線で街を見つめ直す。
このヘルシンキの試みは、
全ての生き物にとって暮らしやすい社会のヒントになるかもしれません。
