私たちが住んでいる家や、オフィスビル。
快適に過ごすためには、夏は冷房、冬は暖房が欠かせませんが、
そのエネルギー消費は、地球環境にとっても、お財布にとっても、
気になるところですよね。。。
そんな課題に取り組むため、ニューヨークを拠点とするデザイナーのチームが
この度、気温に応じて色が変わる「気候適応型」の「塗料」を開発しました。
この塗料、一体どんな仕組みかというと、、、
暑い時期、具体的には気温が「25℃」を超えると、太陽光を反射しやすい「白色」に変化するんです。
一方、気温が「25℃以下」になると、今度は太陽光を吸収しやすい「黒色」に変わります。
この色の変化によって、夏は太陽の熱を反射して室温の上昇を抑え、
冬は逆に、熱を吸収して 室内を暖かく保つ効果が期待できるんです。
寒暖差のある国で、建物の外壁にこの塗料を使うと
エアコンの使用量が減り、エネルギー消費を年間で「最大20%~30%」削減する可能性があるとのこと。
季節ごとに建物の色を塗り替えるのは現実的ではありませんが、、
この「気候適応型」塗料が実用化されれば、特別な機械設備を導入することなく
環境負荷を抑えながら、快適な暮らしを維持できるかもしれません!
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【今日の1枚】
世田谷美術館コレクション選
緑の惑星 セタビの森の植物たち
観に行ったとき、出口の壁に巨大な樹木が。
家族連れをはじめ、来た人たちが
葉っぱや虫など、なんでも自由に工作して貼り付ける作品。
私は、ガイコツをあしらった葉っぱを立体的にぶらさげることで
「生と死」を表現しときました。
都会に暮らす子どもたちも、
「緑や自然のすばらしさ」に気軽に触れられる機会があるとステキだなと感じます。
では、また来週!