俳優の山﨑賢人が主演し、木村大作が監督・撮影を手がける映画『腹をくくって』の公開日が、2027年11月19日に決定した。あわせて、木村の映画人生や本作の制作過程を追う動画企画「月刊“木村大作チャンネル”『木村大作 最後の活動屋』」が、東映映画チャンネルの公式YouTubeで配信開始となった。
【動画】「木村大作 最後の活動屋」episode-0
木村は、黒澤明監督作品に撮影助手として参加した後、『八甲田山』『鉄道員(ぽっぽや)』などの撮影監督を担当。『劔岳 点の記』『散り椿』などでは監督も務めてきた。
新作『腹をくくって』では、監督、撮影、企画、脚本、編集の5役を担当する。山本周五郎の短編から着想を得た物語で、「敵討ち」「暗殺」「果たし合い」という三つの要素を通して、登場人物たちの生き方を描く。CGを使用せず、全編を35ミリフィルムで撮影する予定だ。
キャストには主演の山﨑をはじめ、木村と映画を作るために集まった俳優陣が名を連ねる。クランクインを間近に控え、撮影の準備が進められている。
「月刊“木村大作チャンネル”」の初回となる「episode-0」では、5月1日に開催された企画発表記者会見の舞台裏を取り上げている。
会見直前、「俺は緊張しない人だけど、今回は緊張しているよ」と胸の内を明かした木村。会見では、「素晴らしい人たちがこの映画に出てくれることを本当に喜んでいます」と出演者への感謝を伝えた。
キャスティングをめぐっては、「キャスティングプロデューサーは、俳優さんを口説きに行くときに『木村大作、これで最後です。だから出てやっていただけませんか』と口説いたんだろうと俳優さんに言ったら、みんな笑っていたからね」と冗談を交えて語り、会場を沸かせる場面も収められている。
動画ではこのほか、『腹をくくって』というタイトルの意味や、主演の山﨑に感じたこと、会見当時86歳で新作に臨む思いについても語っている。
次回の「episode-1」では、笠井信輔が木村にインタビューし、約70年にわたる映画界での歩みを振り返る。動画企画は、映画が公開される2027年まで継続する予定。今後、『腹をくくって』の撮影現場の映像なども順次配信していく。