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中島健人、アイドルの“宿命”背負った全国ツアー完走 ケンティーワールドで名言連発【ライブレポート&セットリスト】

 歌手で俳優の中島健人が26日、東京・有明ガーデンシアターで『IDOL1ST 中島健人 LIVE TOUR 2026』を開催した。この日をもって、全10都市27公演、約7万8500人を動員した全国ツアーを完走。ソロアーティストとして始動して2年目。「3000年前の前世でも中島健人がアイドルだったとしたら…」をコンセプトに据え、壮大でロマンティック、名言も連発した“ケンティーワールド”のライブ模様をリポートする。

【写真】美麗な“若君”に変身した中島健人

 ステージには2体の石像が出迎え、本人プロデュースの古代をイメージしたオープニングで幕をあける。ファンであるU:nityがかざすペンライト「IDOLICの魔法」の光が封印を解き、3000年の眠りから目覚めるように究極の“IDOL1ST”中島健人がステージへと姿をみせる。「SOL1ST」は仮面を付け、神秘的な白い衣装をまとわせながら、レーザーをカーテンのように操る。仮面を外して端正な顔があらわになるとお決まりのような大きな悲鳴で包まれた。

 序盤から「きょうこのステージに人生を賭けて立ってます。本気で俺の愛情を受け止めてくれんの?時間帯なんて関係ねぇ!今が人生のクライマックスだ!受け止めないと一番星のように去っちまうぞ!俺の愛、受け止めれんのか!今ここが日本のド真ん中です!」と声出しもエネルギー全開で、“3000年ぶり”という設定のもと、U:nityと全力を求めあった。

 美しいアカペラが響く「Celeste」は手にした青い薔薇に口づけて投げ捨て、「My Sweet Tea」はいちごのかぶりものがとびきりカワイイ王子(もちろん中島)が甘い言葉をささやいてドリンクの糖度を上げるということで、曲中にもときめきが散りばめられた。テーブルや椅子、ストロベリージャスミンティーも用意され、ピンクのグリッター衣装が踊るたびに炭酸のようなさわやかさを振りまく。「LIGHTNING」はペンライトを使用したゲーム演出。1曲1曲に楽しさが詰め込まれ、前半からめくるめく時間が繰り広げられる。

 ペンライトをハンドマイクのように握りしめたり、ときに魔法使いのように振り回したり…トロッコで会場をめぐったあと、前半ラストは「最初はキュン!」。キャッチーな振り付けながら、ここまで踊りまくりの中島は息を整えながらもカメラ目線のキメ顔は崩さず、さすがのプロ魂をここでもみせつけた。

 MCの最中でも“ケンティー節”はさく裂。「楽しい?キュンしてる?誰にキュンしてるの?」と聞き“ケンティー!”とU:nityから返ってくると「最初も最後も俺にキュンしてろ…なんてな」としたり顔。さらに「暑くない?熱中症に気をつけてね、あ、太陽じゃなくて俺に」と舌好調だ。

 この日はMCに報道陣を迎えて公開会見も実施。これから行われるアジアツアーの話題では、昨年の台北公演を振り返る流れで「空港のファンの皆さん、お出迎えがほんとにすごくて、あれ、一瞬スターなのかなって」とすれば、記者陣から「スターですよ!」の声が。「いつも照らしてもらってる。皆さんが僕の太陽。僕という月は皆さんがいなきゃ輝かないです」とまたも大歓声を引き出した。

 ここで、新曲「鬼事」(8月19日発売)をライブ初披露。フジテレビ・ノイタミナで放送中のTVアニメ『逃げ上手の若君』第二期OPテーマとなっていることから和装の“若君”にチェンジした姿で妖艶なパフォーマンス。U:nityから「若君~!」「若~!」と呼ばれご満悦だった。

■視線の先にある、どんな星よりもまぶしいもの

 ホストや寿司職人、タクシードライバー、歌のおにいさん“何度転生してもアイドルの道を選ぶ中島健人”の姿をコミカルに捉えた映像が登場。ユニット・GEMNとして活動をともにするキタニタツヤ提供楽曲「Waraigusa」では、ステージの大きな羽のオブジェが中島の背中まで降り、翼が生えたような進化を遂げる。まるで中島がアイドルの「運命(=宿命)」をもってステージに降り立ったかのようだった。

 リード曲の「XTC」は黒のマントや仮面を装着し、ミステリアスで妖しげな“闇ケンティー”に。激しいダンスやゆっくりと仮面をはずす姿がまるで一瞬一瞬が芸術品のような印象的を残す。本編ラスト前には「たまには安心したいだろうけど、しばらく俺とドキドキしようよ。ずっと求める限り、ドキドキさせてやるよ」「俺がお前のこと、お姫様抱っこしないといけないから。ま、軽いから余裕だけど(笑)」と不敵に笑い、U:nityが息のあった歓声で応じる。

 MCでは改めて夢として掲げる東京ドームへの想いを語った中島。「僕はやっぱり夢が大きい人間。でも夢を見たくなる。だからこそ夢を叶えるべく泥臭く生きています。そう、待たせはしねえよ」と改めて約束。そんな誓いの言葉のあとには本編ラストとしてU:nityへの宇宙規模の愛を歌う「U:niverse」を贈る。

 「どうも一番星です」。万雷の“ケンティーコール”で登場したアンコールでは「まだ俺とキラキラしたい感じ?いいね、まぶしいです。どんな星よりも」とU:nityが輝かせるペンライトの光を浴びて目を細め、「JUST KENTY☆」「CANDY ~Can U be my BABY~」(Remix)を披露。ダンサーたちも交えてクライマックスをポップでカラフルに彩った。

 ここでライブは終了…かと思いきや、U:nityが再度アンコールとして1stソロアルバムのリード曲「ピカレスク」のサビ部分を何度も合唱し、中島が再登場。「すごい、みんなの歌声も世界一だと思います」と瞳をきらきらさせて、その一致団結ぶりに感激。改めてU:nityも大切なライブの一部であることを実感させると「結唱」をダンサーやU:nityとの合唱も交えて最高潮の熱気でフィナーレへ。「やっぱりライブは生きがいです。俺はきょうという日を“ずっと待ってたんだ”。愛してるよ!」と歌詞をなぞりながら呼びかける。ステージを去るその最後の一瞬まで完璧なアイドルぶりでエンディングまで駆け抜けた。

■セットリスト

M1 SOL1ST

M2 IDOLIC

M3 MONTAGE

M4 Celeste

M5 Can't Stop

M6 My Sweet Tea・ストロベリージャスミンティー

M7 LIGHTNING

M8 カレカノ!!(ver2.0)

M9 SHE IS...LOVE(ver2.0)

M10 最初はキュン!

MC

M12 鬼事

MC

M13 Waraigusa

M14 Gods' Play feat. Naomi Watanabe

M15 XTC

M16 Uni:verse

ENI JUST KENTY☆

EN2 CANDY~Can U be my BABY~ (remix)

EN3 結唱