映画『キングダム 魂の決戦』の公開を記念したシリーズ初の『キングダム』シネマコンサートが24日、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで千秋楽を迎えた。昼夜2公演で約5000人が来場し、昼公演には本郷奏多、夜公演には髙嶋政宏がサプライズ登壇。シリーズへの思いや撮影秘話を語った。
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昼公演に登場した本郷は、第1作で秦王・エイ政(吉沢亮)の異母弟で宿敵となる成キョウ役を演じた当時(2018年)を回想。「中国ロケで、お城のような巨大なセットがたくさんある広大な場所で撮影したことを今でも覚えています」と振り返った。
印象的な玉座のシーンについては、「横幅2メートルぐらいある玉座に思わず身が引き締まったのですが、『GANTZ』でもご一緒していた佐藤信介監督に『とりあえずムカつくような感じで1回座ってみて』と言われて、足を上げて座ってみたら『いいね!』という感じになって。あれをベースに組み立てていきました」と撮影秘話を明かした。
主演の山﨑賢人については、「賢人くんは、本当に“信”として戦いに来ているような雰囲気がずっと漂っていました」と語り、「少しでも空き時間があれば筋トレしたり、剣の練習をやっていたり。あまり動きが決まっていないアクションシーンも、アドリブで撮影したりしていて、それってなかなか普通の俳優さんにできることじゃないと思うので、彼は戦いの人だなと思っていました」と徹底した役作りを称賛した。
また、吉沢についても「初めてエイ政の姿を見た時、あまりに仕上がったビジュアルに『あ、こちらが真の王だ』って普通に思いました」と、その圧倒的な存在感を絶賛。「1作目を撮っていた時は、ここまで日本を代表するシリーズになると想像できていなかったので、本当に素晴らしい作品になったなと思っています。公開から7年経った今でも『成キョウ良かったね』と言ってもらえる機会はすごく多いので、改めて人の心に残るインパクトのある役をいただけたなと思っています」とシリーズの飛躍を喜んだ。
夜公演には、エイ政をそばで支え続けている昌文君(しょうぶんくん)役の髙嶋が登場。公開中の最新作『キングダム 魂の決戦』について、「始まった途端にすごすぎて笑いが出ました。こんなに凄い仕上がりになっているのかと。実は、前作の後、“王騎ロス”にかかって…正直、前作が最高傑作だと思ってたんです。でもそれを遥かに超えてきたんでエンドロールで胸が熱くなっちゃって、すぐには言葉がでないぐらい感動しました。あの『国宝』をも超えるんじゃないかと期待しちゃいます」と興奮気味に語った。
シリーズ5作品をともにしてきたキャストについて、「最新作では、(山﨑)賢人が肉体的にも相当ビルドアップして男臭くなっていて、惚れ惚れとしましたね。父親のような目というより、兄貴のような目で、『よくぞここまで成長したな』と…」とシリーズを通じた成長を称えた。
さらに吉沢についても「彼は1作目の中国ロケに入った時点で、そのときから既にエイ政だったんですよ。この高揚感と緊張感の中で、吉沢亮さんだけは常にエイ政という感じだった」と振り返った。
また、王騎を演じた大沢たかおとの思い出については「『キングダム』の前に、時代劇などでもご一緒していたので『キングダム』の撮影時には、戦友みたいな間柄から入れたんで、すごい良かったです」と懐かしんでいた。
最後に髙嶋は、「『キングダム』には男、人間、人生、その全てが詰まっています。そしてアクションがすごい。あらゆる意味で日本映画を覆す勢いを感じる作品です。『これが日本の作るアクション、人間ドラマなんだ!』という勢いを感じる、そこが魅力」と熱弁。最新作『魂の決戦』について「1度では足りません。ぜひ2度、3度と劇場で楽しんでください」と呼びかけ、トークを締めくくった。
『キングダム』シネマコンサートは、2019年公開の第1作『キングダム』をスクリーン上映しながら、約70人編成の東京フィルハーモニー交響楽団が劇中音楽を生演奏するシリーズ初のイベント。最新作公開を記念し、東京、大阪、福岡、横浜の4都市で開催された。