7人組グループ・WEST.の小瀧望が、11月6日から8日まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月13日から12月6日まで東京建物 ぴあ シアターにて上演される『ロックンロール』に主演することが決定した。
【写真】『うま』の役衣装で!満面の笑みをみせる小瀧望
今作は、サーの称号を持つイギリスの世界的な劇作家、トム・ストッパード氏が祖国チェコスロバキアを舞台に据え、2006年にはロンドン、2007年にはブロードウェイで上演され、2010年には日本でも初演が上演された人気作品。
愛するロックンロールと母親を守るため、ソ連軍の侵攻に揺れる祖国への帰国を決意するケンブリッジ大学の留学生ヤンと、ヤンの恩師であるイギリス人大学教授マックスの2人が、数奇な運命に導かれながら激動の時代を生きる姿を描く。1968年にソ連軍に軍事介入されたプラハの春から正常化を経て、共産主義が崩壊したビロード革命に至るまでの約20年以上にも及ぶチェコスロバキアの歴史の実態も描かれる大作だ。
劇中では、ローリング・ストーンズやピンク・フロイド、ボブ・ディラン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなど実在した著名な歌手の楽曲が鳴り響き、さらには弾圧に屈することなく現在も活動を続けているチェコスロバキアの伝説的なバンド、ザ・プラスティック・ピープル・オブ・ジ・ユニバースの音楽も登場。声高に自由を訴えるのではなく、ロックンロールの音楽を通して自由の尊さ映し出す。
演出には、人間の心理を緻密に掘り下げ、登場人物の内面を浮き彫りにする翻訳劇を数多く手がけてきた小川絵梨子氏。歴史に翻弄(ほんろう)されながらも音楽と自由を愛する青年ヤンと、共産主義者であるマックスの対照的な人生と信念の対比を丁寧に描き出す。
2020年に舞台『エレファント・マン』で第28回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞し、その演技力が高く評価されている小瀧。今年は井上ひさしの未上演戯曲の舞台化『うま-馬に乗ってこの世の外へ-』に続く2作目の舞台出演となり、和物から一転、ロックンロールを愛し歴史の波に巻き込まれるチェコスロバキア人の青年の大学生から約20年間の人生を演じる。
若手実力派俳優の地位を確立している小瀧が、1人の登場人物の長きにわたる人生をどのように演じきるのか期待が高まる。そして村川絵梨、大鶴佐助、上口耕平、そして那須佐代子、吉原光夫といった実力派の俳優が集結し、個々の複雑な心情を繊細に表現する。
■小瀧望コメント
普段はグループ活動をしているので年に1本舞台ができたらいいなという感じですが、今年は素敵なお話がたくさんあって、愛してやまない演劇にこうして携われるのはうれしく思いますし、(小川)絵梨子さんとは絶対もう1回ご一緒したいと思っていたので今回飛びつきました。ご一緒させていただいたのは5年前の『検察側の証人』(21)が初めてでした。絶大な信頼を置いていて、この5年間演出されている作品も観てきましたが、どれも最高に面白かったので、早くもう1回ご一緒したいと思っていました。今年は念願の再会!本場のアメリカで修行と勉強を重ねてきた方なので、どんどん質問して喰らいついていきたいですし、5年前より成長した姿を見せたいと思います。楽しみで仕方ないです!
作品の中の当時の情勢や文化、政治、音楽、時代背景など難しいと思いますが、深く理解してヤンという役を全身全霊で表現したいですし、約20年の時代を演じるので、どれだけ自分と、ヤンと向き合えるかはかなりのチャレンジになると思います。
とにかく1分1秒でも長く、トム・ストッパードさんと「ロックンロール」とヤンと向き合い続けて、お客様に楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。