HYBE JAPANの傘下レーベル・JCONICが手掛ける新世代J-POPボーイズグループ・aoen(読み:アオエン)が、初の47都道府県ツアー『aoen LIVE TOUR 2026~青のはじまり47+1~』を開催中。それに合わせ、オリコンニュースでは、メンバーへのソロインタビュー企画を実施。第4弾では、礼央(REO/19)にアーティストを目指したきっかけ、たどってきた道、aoenへの想いを聞いた。
【別カット】白を着こなすaoen最年少メンバー・礼央(REO)
■BTS「Euphoria」が人生を変えた 祖母との別れを乗り越えアーティストの道へ
幼い頃に祖母を亡くした礼央にとって、音楽は心を支えてくれた存在だった。BTSの「Euphoria」との出会いが、アーティストという夢を本気で目指すきっかけになったという。
――アーティストを目指したきっかけを改めて教えてください。
小学生の頃、Jung Kook(BTS)先輩の「Euphoria」を聴いて、本格的にアーティストを目指そうと思い始めました。
僕は、小さい頃におばあちゃんを亡くして、そこから立ち直らせてくれたのが音楽でした。音楽について考えるようになり、Jung Kook(BTS)先輩の「Euphoria」に出会って、音楽には人を幸せにする力があることを知り、本格的にアーティストを目指し始めました。
――「Euphoria」を初めて聴いた当時の感覚は、覚えていますか。
もちろんです。お姉ちゃんが、BTS先輩の楽曲をすごく好きだったので、アルバムの楽曲もたくさん聴いていました。その中で、「Euphoria」に出会い、衝撃を受けました。今まで出会ったことのない雰囲気の楽曲に出会った感覚です。
海をわたって、草木を駆け抜けて、鮮明になるその場所=Euphoriaに行こうという歌詞があるんです。Euphoriaを夢や目標のある場所ととらえて、いろいろ大変なことや試練を駆け抜けながら目指していこうと背中を押される気持ちになりました。アーティストになりたいなと思っていた時に出会い、アーティストになりたいという思いが、確信に変わりました。
――礼央さんにとって、Jung Kookさんはどんな存在ですか。会えたらどんなことを伝えたいですか。
とにかくいろいろな方々に世代を超えて愛されていて、皆に自信を与える存在だと思っています。僕もJung Kook先輩について、たくさん勉強してきたのですが、まだ世に出ていない裏話や秘話を聞いてみたいです!
■5年間の練習生生活で磨いた“想像力” ボーカルリーダーとしての現在地
約5年間にわたる練習生生活では、ホームシックに苦しむことがありながらも自分だけの武器を磨き続けた。現在はaoenのボーカルリーダーとして、歌だけでなくステージ全体を見据えながらグループを支えている。
――Jung Kookさんの後を追って、BIGHIT MUSICの練習生になったのですか。
今はJCONICに所属していますが、実は、練習生当時は別のレーベルのオーディションをまず受けました。その後、両親が協力してくれて、東京のダンススタジオに月1、2回のペースで通えるようにしてくれました。ある時、ダンススタジオの先生が、BIGHIT MUSICがオーディションをやると教えてくださり、グローバルオーディションを受けました。
――5年間の練習生生活を振り返り、最も印象に残っていることは何ですか。
朝方まで音楽漬けだった日々です。お昼ぐらいに出勤し、レッスンをしていました。レッスン終了後の深夜は自由時間だったので、楽曲制作をしていたことが一番印象深い思い出です。「来週、曲を作らない?」ってほかの練習生を誘って、夜中に作業をしていましたね。お菓子を食べながら作業をしたり、一旦休憩してコンビニに買いものに行ったり、青春を感じていました。
――長い練習生生活の中で、心が折れてしまったときはありましたか。
練習生生活を始めてから2、3年間は両親と会わないようにしていたんです。やっぱり会ってしまうと、ホームシックになると思ったので。会社にも「帰らないです」と言っていました。中学の卒業式のタイミングでは、1週間ぐらい実家に帰っていました。そうしたら案の定、ホームシックになって、「耐えられない、帰りたい、辞めたい」となってしまいました。そのときが一番つらかったです。
――そんなときは、どんなことをモチベーションにしていましたか。
どんどんデビューしていく先輩方、レジェンドな先輩方の動画を見ながら、未来のことを想像して、毎日ひたすら目の前にあることをやっていました。
――練習生時代、誰にも負けたくなかった武器はありますか。
想像力です。毎月、月末評価があるのですが、ステージングについては何も指示をされないんです。そこを含めて“評価”なので。シンプルに歌ったり、踊ったりしてもいいのですが、ステージングも考えた方が自分のためになると気づいてから、いろいろなことをするようになりました。ステージでのワクワク感は自信があります。
練習生時代に月末評価で披露した楽曲で、バナナが登場するミュージックビデオから着想を得て、猿のぬいぐるみにバナナを持たせて、ラップをしたことが印象に残っています。また、スタンドマイクで服や帽子をかけるラックを表現して、自分もサングラスをかけて、スナックみたいな雰囲気を作ってパフォーマンスをしたこともあります。紙で作った札束をパフォーマンス中に投げる演出をしたときは、回収が恥ずかしかったです。練習生同士、想像力のぶつけ合いみたいになりながら、切磋琢磨をしていました。
――現在はボーカルリーダーとしてグループを歌でけん引していますが、自身の魅力はどう分析していますか。
特に歌に関しては、モニタリングを重ねて、「ここはこうしよう」と意識することを大切にしています。また、歌とダンスが合わさった時に出るフレッシュさは強みだと思っています。
■「優しさ」が最大の武器 メンバーとともに描く未来図
礼央が考えるaoenの最大の魅力は、メンバー一人ひとりの「優しさ」だという。だからこそ、もっと素直に本音をぶつけ合えるグループになりたいという思いも抱いている。
――グループ結成から現在まで、メンバーに支えられたと感じたことはありますか。
ライブ前や練習中に自信がなくなる時があるんです。1人で悩んだりとかしちゃう時があるのですが、メンバーが「ボーカルリーダーとして、すごく頼りになるよね」と、言ってくれたりするんです。ふとした一言で小さな自信をたくさん積み重ねてもらっています。
――ご自身にとって、aoenはどのような存在ですか。
常に僕をレベルアップさせてくれる存在です。結成から1年が経ちますが、いろいろなことがありながら、パフォーマンスはもちろん、人間性としても「こうした方が良い」ということを気づかせてくれる存在です。
――数多くのボーイズグループがしのぎを削る中で、aoenの一番の武器は何ですか。
優しさです。一人ひとりがすごく優しいんです。心がきれいなんです。時にはぶつかり合って、誤解が生まれたりするのですが、人のことを考えられたり、気にかけてあげられたりする優しいグループかなって思います。aoenの方向性としてもずっと掲げてきているものですが、親しみやすいですよね。
――逆に、これから伸ばしていきたい部分はありますか。
まだまだ素直さが足りないです。みんな本当に優しいので、抱え込んじゃったりとかしたりするんです。変に気を遣ってしまうことが多いと思うんです。溜め込まずにその時々でガツガツと言うことができるようになったらいいなと思います。
――aoenとして、この先どんな景色を見に行きたいですか。
まずは、控えている東京ガーデンシアターを完全に埋めることです。知名度が広がり、有名になっていくことを目指しつつ、先ほどお話した親近感ややわらかい雰囲気も変わらずにいたいです。
一番大きな目標は『コーチェラ』ですが、近い目標では、個人的に好きな有明アリーナで単独ステージをしたいです。
――個人的に挑戦してみたいことはありますか。
個人としては、Jung Kook先輩みたいなオールマイティーなアーティストになりたいです。「礼央くんって、歌でもダンスでも何でもできるよね」と言われるようになりたいです。
また、グループの曲を作りたいです。楽曲制作において、やってみたいことがあるのですが、メンバーがやりたいコンセプトなどをすべてヒアリングして全部合わせた楽曲を作りたいです。メンバーに提出しながら、意見を聞き、aoenらしさが詰め込まれた“名刺”のような曲を作りたいです。パート割は「ここやりたい人?」「はい!」「じゃあ、歌ってみて戦ってください」ってオーディションを開催して(笑)。ぶつかり合いながら、僕が練習生の時にやっていた感じで楽曲制作をしながら絆を深められたらと思います。
■47都道府県ツアーで深まる絆 東京ガーデンシアターへ向けて成長中
現在開催中の『aoen LIVE TOUR 2026~青のはじまり47+1~』は、ファンと会う場であると同時に、メンバー同士の関係を深める時間にもなっている。ライブを重ねるごとに見えてきた成長や変化について語った。
――47都道府県ツアーの最中ですが、実際に各地をまわって感じることや率直な思いを教えてください(取材は5月末に実施)。
各地での公演を経て、メンバーの絆が深まっていると感じています。ライブ前後や、ホテルに帰ってからもみんなで集まり、今後の公演をどうしていくか話す中で、メンバーに対して、少しずつ素直に言いたいことを言えるようになってきたと思います。
リハーサルの時に意見を言いながら、たまにはぶつかるときもあるんです。でも、僕はぶつかれるのがすごくいいグループだなと思っています。
――ツアーを重ねる中で、グループとして変わってきたところ・成長してきたところはありますか。
MCが以前より成長していると思います。今回のセットリストには、トークパートも多いのですが、僕たちとしても事前に決めた台本っぽいことを言うのではなく、ラフに話せるように経験を積み重ねて成長していこうっていう話をしています。
トークって難しいです…。会場の皆さんを笑わせる方向に走っちゃいがちになるのですが、モニタリングしてみたら、面白いことを言おうとするのではなく、自然体でただメンバーと話しているだけの方が良かったりもするんです。そういったことに少しずつ気づくことができていると思います。
――ツアーファイナルまで走り抜けるにあたって、aoring(ファンネーム)へのメッセージを聞かせてください。
今の時点では、東京ガーデンシアターでのファイナルは、すごく高い壁です。47都道府県ツアーもまだ残っていますので、ライブに来ていただけたら、もちろんうれしいです!ライブに来ることができない方も、末永くaoenを応援していただきたいなと思います。
■眞栄田郷敦&岡田准一への憧れ 「兄弟役が人生の夢」
音楽だけでなく、映画やドラマ鑑賞も趣味という礼央。最近は俳優・眞栄田郷敦と岡田准一に強く惹かれているといい、将来的な夢についても目を輝かせながら語ってくれた。
――眞栄田郷敦さんと岡田准一さんに憧れていると伺いましたが、どのようなところに憧れているのですか。
(目を輝かせながら)その話もして良いんですね!何から話そうかな…!眞栄田郷敦さんが出演されている映画『カラダ探し』をメンバーの京助(KYOSUKE)と見に行ったんです。その時に演技はもちろん、ビジュアルにも惹かれました。かっこいいと思って調べ始めたら、自分が見ていた作品にも出演していました。改めてすべてを見たんです。そうしたら、考え方もすごく素敵で、憧れの気持ちが強くなりました。
岡田さんもすごく大好きなんです!ドキュメンタリーやビハインド映像もすべて見させていただく中で、『情熱大陸』(2025年3月放送回)を拝見しました。10年ごとのプランを考えて生きているというお話をしていて、刺激を受けました。あっという間に人生って終わっちゃうと思っているので、10年ごとのプランは自分も立てようと思っていろいろ考えています。
――もし、おふたりと会えたら何をしたいですか。
何かの手違いでもいいので、お会いしたいです。携帯の裏にサインをいただきたいです。ケースとかじゃなくて、もう本体に!
――おふたりを見て、演技にも興味は出てきましたか。
映画やドラマを鑑賞することは趣味なのですが、自分がやるのは考えたことがなかったです。おふたりの演技を拝見していると、表情ひとつで感情を伝えるのは素敵だなと思いますし、僕もパフォーマンス中の表情や動作一つひとつで思いを届けたいという気持ちでいるので、通ずる魅力を感じます。もし、機会があれば、演技も全力でやらせていただきたいと思っています。
欲を言うと、眞栄田郷敦さんと兄弟役を人生が尽きる前にやってみたいです。さらにお父さん役が岡田准一さんだったらもう最高だなと思っております。
【プロフィール】
「aoen」は、オーディション『応援-HIGH ~夢のスタートライン~』を経て2025年に結成された。優樹(YUJU)、琉楓(RUKA)、雅久(GAKU)、輝(HIKARU)、颯太(SOTA)、京助(KYOSUKE)、礼央(REO)の7人で構成される新世代J-POPボーイズグループ。BTSやSEVENTEENを擁するHYBE MUSIC GROUPのレーベル・JCONICが手がける。グループ名には「最も熱い炎の色である青色で世界を満たす情熱の疾走」「太陽のように明るくみんなを応援するグループ」という2つの意味が込められており、世界で一番熱い青い炎を心に燃やしながらエネルギッシュに活動する。2026年7月22日に、3rd Single「ハジマリCOLOR」をリリース。