稽古前のテーブルワークにも必死に取り組む「座学は苦手だった」
俳優の芳根京子とSnow Manの渡辺翔太がダブル主演を務める舞台『ウェンディ&ピーターパン』が、きのう12日より東京・THEATER MILANO-Zaにて開幕した。これに先立ち、公開ゲネプロと取材会が行われ、渡辺が会見冒頭で報道陣に“まさかの謝罪”をする一幕があり、会場を笑わせた。
【写真多数】笑顔がメロい!ゲネプロではフライングや殺陣も披露した渡辺翔太
名作「ピーターパン」をウェンディの視点から大胆に翻案した本作。ダンス、フライング、美術、映像を駆使した“フィジカルシアター”のスタイルで話題を呼び、2021年に日本初演。2026年、ジョナサン・マンビィの演出により、5年ぶりの日本再演を迎える。芳根がウェンディ、渡辺がピーターパンを演じ、石丸幹二はフック船長とミスター・ダーリングの2役を務める。
取材会では、初日を迎える心境について質問が飛んだ。芳根が「稽古が始まって1ヶ月半ぐらい。明日というのがピンときていない感覚が強くあるんですけど、本当に毎日、チーム一丸となって稽古を重ねてきたので、自信を持って明日を迎えられる気がしています」と真っすぐに語る中、渡辺の回答は思わぬ方向へ。「まず今の心境を語る前に、ちょっと1つ言わないとなって思うことがあって」と切り出すと、「今日のリリース(取材案内)が結構ギリギリだったみたいで…各媒体、各記者、テレビ局の皆さま、失礼いたしました」と突然の“謝罪”。
報道陣へ頭を下げるようなしぐさを見せながら、「これはちょっと伝えないとなって」と真面目な表情を浮かべたが、すぐに「ピーターパンなら絶対言わないんですけど、渡辺としてこれは失態で」と続け、会場は笑いに包まれた。独特な“渡辺節”全開の挨拶に、共演者たちも思わず笑顔。さらに「なのにこんなに集まっていただけたことは本当にありがたい」と伝えた上で、「…で、質問はなんでしたっけ?」と聞き返し、張り詰めがちな初日前会見の空気が一気に和らぐ場面となった。
改めて作品への思いを聞かれた渡辺は、「皆さんが抱いているピーターパンのイメージから、これを観ていただくと相当奥深さが伝わると思う」と自信をのぞかせる。そして、「新宿のど真ん中ですけど、ここはネバーランドだよっていうことを伝えて、観に来てくださる皆さまに、本当にネバーランドに来た気分になっていただけたら」と作品への熱い思いも。また「芳根さんと一緒で初日がまもなくという感覚がまだないので、ふわふわしている。このあとのゲネプロも心配だなと思いながら、とにかく楽しむのが一番大事かなと思います」と意気込んだ。
また、演出のジョナサン・マンビィ氏についても「座学みたいなテーブルワークがあって、本当に学生に戻った気分だった。座学が苦手だったので、取り組むのに一生懸命、必死でやってました」と振り返り、「そこから稽古したときに“グレート”って言われたときのうれしさがありますね」と笑顔。久々の舞台挑戦について、「緊張感は稽古からずっとあった」と明かしつつ、「観に来てよかったなって、笑顔で帰っていただくのが一番」と呼びかけ。「僕たちが楽しめば、お客さまも楽しんでいただけると思う。ピュアな気持ちでやれたら」と初日へ向けて期待を高めていた。
取材会にはほかに、石丸が登壇した。