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千鳥・大悟、俳優として大阪凱旋に喜び「きれいな服で皆さんの前に帰ってこれて本当に幸せもん」

 お笑いコンビ・千鳥の大悟(46)と俳優の綾瀬はるか(41)、是枝裕和監督(63)が30日、大阪市内で行われた映画『箱の中の羊』完成披露試写会に出席した。映画の舞台あいさつで大阪凱旋を果たしたことへの喜びを語った。

【写真】是枝裕和監督、綾瀬はるかも登壇

 同作で役作りについて「したんですって言いたいんですけど、してないんです」とぶっちゃけた大悟。「いま、こういうシーンだなっていうことは分かってますけど、だからこうしようっていうのはなかったです。そんなことしたら絶対にお二人に見抜かれる」と話した。

 そのままの演技で是枝監督からの指示もなく「大悟のままでやればいいんだなって思ってやりきった感じ」と振り返った。是枝監督は「僕は東京の言葉しか話せませんし、書けないので。二人がぶつかるところは地元の言葉が出てもいいですっていう風にしてたんですけど、大悟さんに関していうと、僕が書いた東京弁も含めて丸投げしちゃって申し訳なかったんですけど、好きに書いていただいて構いませんっていう風にお話しました」と話した。

 真面目な話の中にも、大悟がボケをはさみつつ進行していく舞台あいさつ。「わしがおって、いいのか?って。舞台あいさつってこんな感じになるんで、もっとほかの映画の舞台あいさつはかしこまってる気がして…」と戸惑いを見せた。

 しかし、最後のあいさつでは「18の時に大阪に出てきて、10年くらいこの街のこの辺でパチコンして負けて酒のんで転がりまわってみたいな20代を過ごして、その街にこうやってきれいな服を着て、皆さんの前に帰ってくることができて、しかも映画も見ていただいて、本当に幸せもんでございます」と喜びの言葉できれいに結んだ。

 本作は、“少し先の未来”を舞台に、子どもを亡くした夫婦と、息子の姿をしたヒューマノイドとの生活を描くヒューマンドラマ。綾瀬が建築家の妻・音々、大悟が工務店の二代目社長である夫・健介を演じ、W主演を務める。是枝裕和監督による、日本映画では『万引き家族』(2018年)以来8年ぶりのオリジナル脚本作品。

 「第79回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に正式出品された本作。フランス現地5月16日には映画祭で公式上映が行われ、大悟、綾瀬、桑木里夢、是枝裕和監督の4人が華やかなレッドカーペットを歩いた。上映後の9分間におよぶスタンディングオベーションも話題となった。