2011年に日本で大ヒットを記録したカルトホラー映画『ムカデ人間』が4Kリマスター化され、15年ぶりに8月21日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国でリバイバル上映されることが決定した。あわせて、ポスタービジュアルと“謎”の特報映像も解禁された。
【動画】“タイトルを自粛”した謎の特報
本作は、オランダの映画監督トム・シックスが手がけた『ムカデ人間』3部作の1作目。その過激な内容と強烈なビジュアルで世界中に衝撃を与え、日本でも社会現象級の話題を呼んだ。
ドイツ郊外の屋敷に住む外科医ヨーゼフ・ハイター博士。シャム双生児分離手術のエキスパートだった彼の長年の夢。それは、数人の人間の口と肛門をつなぎ合わせ、究極の生命体“ムカデ人間”を創ることだった。彼は邪悪な欲望を満足させるため、3人の外国人旅行者を拉致して禁断の実験を開始、ついに“ムカデ人間”は完成するが…。
今回の4Kリマスター版は、トム・シックス監督監修のもと、日本の映像ラボ・IMAGICAが最新AI技術を用いてレストア作業を実施。“吐き気を催すほど美しく蘇った”映像として、再びスクリーンへ帰ってくる。
ハイター博士役は、シリーズの象徴的存在でもある故ディーター・ラーザー。また、“ムカデ人間”の先頭部・カツロー役には、ドラマ『HEROES/ヒーローズ』や『コブラ会』などでも知られる日本人俳優・北村昭博が出演している。
唯一、口が自由で話ができる先頭部として、彼が日本語のアドリブでまくしたてる言葉の数々は、本作が世界中のどこよりも日本で最も愛されている理由のひとつ。狂気的なホラー映画であるにも関わらず、日本では彼が自分のアイディアで生み出した型破りなキャラクターが時に劇場を爆笑の渦に包みこんできた。
解禁となったポスタービジュアルは、本シリーズの象徴とも言える、劇中に登場する「ハイター博士の手描きムカデ人間」をフィーチャーしたデザイン。ハイター博士の危険すぎる欲望を端的に表現した名キャッチコピー「つ・な・げ・て・み・た・い」も、より美しくなった4Kリマスター版にちなんで「もっと、キレイに、つ・な・げ・て・み・た・い」とパワーアップして添えられている。
さらに、15秒の特報では、「あの不朽の名作が、4Kリマスターで15年ぶりにスクリーンに帰ってくる」というコピーとともに、不穏な音楽に合わせて“ムカデ人間”イラストが増殖。しかし、最後までタイトル名は一切表示されない異例の内容となっている。
この“タイトルを自粛”した謎の特報は、ゴールデンウィーク期間中、一部劇場でひっそり上映されていたといい、「『ムカデ人間』を上映してくれるのか?」と期待する声が上がる一方、名作映画のリバイバル上映に訪れた観客からは、「美しい上質の映画を観に来たのに、変な予告編が流されて心外」といったクレームもあったという。
リバイバル上映に向けて、トム・シックス監督、監督の妹でプロデューサーのイローナ・シックス、北村昭博のほか、“ムカデアンバサダー”を務める松尾スズキ(大人計画)から、リバイバル上映に向けた想いを綴ったコメントが寄せられている。
▼監督:トム・シックス
日本のクレイジーなファンの皆さんに、素晴らしいニュースがあります。8月21日、『ムカデ人間』の日本公開15周年を記念して、日本版4Kリマスター版がリリースされます。この映画はまだまだ勢いがあるんだ、ベイビー。さあ、楽しんでくれ。
▼製作:イローナ・シックス
『ムカデ人間』第一作の日本のファンは、いつだって私たちにとって特別な存在でした。
本作が、最も恐れを知らない観客たちに愛されてきたこの日本で再び劇場公開されることを、大変誇りに思います。
これは単なる再上映ではありません。再会なのです。
▼出演:北村昭博(カツロー役)
『ムカデ人間』がまた戻ってくる!?いやいやありえない!これは劇場に行ったら、そこでムカデ人間にされるという罠ですよ。ああ怖い!ああ面白い!というわけで皆さん、また映画館でつながりましょう!
▼ムカデアンバサダー:松尾スズキ(大人計画)
そういえば、ムカデ人間さんがどうなっているか気になっていたところです。どうやら画質が良くなったそうで。家族ともどもうれしく思います!