“キング・オブ・ホラー”スティーヴン・キング原作の映画『サンキュー、チャック』(5月1日公開)に出演するマーク・ハミル(74)がプロモーションインタビューに応じ、10代の頃に2年以上、日本で過ごした思い出を語った。
【動画】『サンキュー、チャック』マーク・ハミル特別映像
「日本は私の青春時代の大切な思い出の一つだよ」と振り返ったハミル。「スター・ウォーズ」シリーズのルーク・スカイウォーカー役で知られる名優は、近年も声優や映画出演など幅広く活躍し、50年以上にわたり第一線を走り続けている。
本作でハミルが演じるのは、主人公チャックの祖父アルビー・クランツ。孫の人生に大きな影響を与える重要人物であり、深い愛情とともに“ある秘密”を抱えた複雑なキャラクターだ。
役作りについてハミルは「実を言うと、アルビーよりもチャックの方に親近感がある」と明かしつつ、「彼(アルビー)は私とは全く違う人物だ。私は数学が全然ダメなんだ(笑)。数字に強いフリをしなければならなかった。でも、仕事への情熱や信念には魅力を感じた。『会計士がいなければ世界は軸から外れて止まってしまう』と考えている点は、とてもチャーミングで好きだよ。彼を正しく表現することがとても重要だった」と語っている。
さらに「本作は典型的なホラーではない」としながらも、「作中には“幽霊の部屋”のようなものがあるということは認めざるを得ないです。アルビーには秘密があり、観客が『彼はこういう人物だろう』と認識したところで、思わぬ形で裏切る仕掛けがある」と作品の特徴を説明。ジャンルを超えた物語であることを強調した。
また、家族への思いにも触れ、本作には娘がプロデューサーとして参加していることを明かし、「妻が“これまでの出演作で一番好き”と言ってくれたことは非常に大きな意味がある」とコメント。スクリーンで祖父を演じる姿と、実生活での家族との関係が重なる点にも言及した。
主演は、「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」シリーズのトム・ヒドルストン。物語は、崩壊寸前の世界に突如現れた「ありがとう、チャック!」という謎のメッセージを起点に、主人公チャックの39年の人生を遡るヒューマン・ミステリーだ。
あわせて解禁された映像では、幼少期のチャックに祖父アルビーが「数学の話をしよう」と語りかける重要なシーンが公開。薄暗い書斎で2人きり。「宇宙の始まりは?」「人類の誕生は?」と矢継ぎ早に質問を放ち、「すべて数学なんだ」と目を輝かせる祖父はさらに「ダンスだって数学だぞ “カウント”って言うだろ?」と畳みかける。祖母から受け継いだダンスと、祖父が教える数学が結びつく、チャックの人生のターニングポイントとなる場面であり、派手な演出だけではない本作の奥行きを感じさせる内容となっている。
あわせて解禁された場面写真では、『フェリスはある朝突然に』のミア・サラ演じる妻サラとともに、幼いチャックを見守る穏やかなひとときが切り取られている。2人の柔らかな佇まいからは、チャックを包み込む家庭の温もりがにじむ。
一方で、書斎で居眠りする祖父にそっと近づくチャックや、暗がりの中でドアに耳を押し当てる姿も映し出され、日常の静けさの中に不穏な気配が差し込む──祖父には、物語の核心に関わる“ある秘密”が隠されているようだ。
さらに、ハミルとベンジャミン・パジャックを捉えたモノクロのメイキング写真からは、まるで本物の祖父と孫のような、自然で温かな空気感が伝わってくる。