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『NexTone Award 2026』こっちのけんと、Gold Medal受賞の「はいよろこんで」をサプライズ披露 THE YELLOW MONKEY、MONGOL800の豪華パフォーマンスも

 “次代を奏でるオンリーワン・エージェント”を目指す音楽著作権管理事業者NexToneが2017年に創設した『NexTone Award』。第10回となる『NexTone Award 2026』授賞式イベントが16日、東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催され、本年度の受賞作品およびアーティストが発表された。

【画像】『NexTone Award 2026』受賞作品・アーティスト

 『NexTone Award』では、前々年1月1日以降に公表された作品のうち、前年の1月から12月までの期間におけるNexTone管理作品の著作権使用料分配実績に基づいてGold Medal、Silver Medal、Bronze Medalの各賞を選出。見識者や博識者による選出ではなく、NexTone管理作品の中から利用実績に基づき選出されるため“世の中でより多く聴かれ愛された作品”となることが特徴だ。さらに、大きな実績・話題を創出した作品やアーティストに贈られる特別賞を選出し、著作者および音楽出版社を表彰する。また、同社の事業において海外で最も実績が認められた作品やアーティストを顕彰する国際賞、YouTubeでの年間再生実績が最も高かった作品やアーティストを顕彰するYouTube賞などをはじめ、各賞の受賞作品および受賞者が発表・表彰された。

 Gold Medalには、こっちのけんと「はいよろこんで」が、Silver MedalにはCUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」、そしてBronze MedalにはAKASAKI「Bunny Girl」が選出され、各賞には記念メダルが授与された。また、特別賞としてカラフルピーチ、YouTube賞に柊マグネタイトの「テトリス」、さらに国際賞にはSnail's House「hot milk」が選出され。そのほか、NexTone Awardの創設10周年を記念した『10周年特別賞』、『ニコニコ創作文化功績賞』も発表。過去10年における著作権使用料分配額が最も多かった作品の著作者及び音楽出版社を表彰する10周年特別賞にはMONGOL800「小さな恋のうた」、ニコニコ動画において過去10年間に二次創作され投稿された動画本数が最も多いクリエイターを表彰するニコニコ創作文化功績賞にはGigaが選出された。

 授賞式イベントは昨年同様、MCに藤井隆と上田まりえを迎え、今年はNexToneの設立10周年を記念し過去受賞アーティストである THE YELLOW MONKEY 、MONGOL800による圧巻のライブパフォーマンスも披露され、会場は大きな熱狂に包まれた。

■オフィシャルレポート

 音楽著作権管理事業者NexTone(ネクストーン)が2017年に創設し、今年で10回目を迎えた「NexTone Award 2026」。その授賞式イベントが16日、EX THEATER ROPPONGIにて開催された。注目のGold Medalは、こっちのけんと「はいよろこんで」が受賞。同作は前年度の「NexTone Award 2025」におけるYouTube賞に続く選出であり、2年連続の受賞という快挙を成し遂げた。

 「NexTone Award」は、前々年1月1日以降に公表された作品のうち、前年1月から12月までの期間におけるNexTone管理作品の著作権使用料分配実績に基づき、Gold Medal、Silver Medal、Bronze Medalの各賞を選出するものだ。さらに、大きな実績や話題を創出した作品・アーティストを対象とした「特別賞」やYouTubeでの年間再生実績が最も高かった作品やアーティストを顕彰する「YouTube賞」、同社の事業において海外で最も実績が認められた作品やアーティストを顕彰する「国際賞」など多岐にわたる賞が設けられ、著作者および音楽出版社の功績を幅広く表彰している。今年は創設10周年を記念し、過去10年における著作権使用料分配額が最も多かった作品の著作者及び音楽出版社を表彰する「10周年特別賞」や、ニコニコ動画において過去10年間に二次創作動画が最も多く投稿されたクリエイターを表彰する「ニコニコ創作文化功績賞」も新設された。

 本アワードは有識者による選出ではなく、あくまで利用実績という「数字」に基づき選出される。そのため“世の中でより多く聴かれ、愛された作品”がダイレクトに反映されるのが最大の特徴だ。

 授賞式イベントは、昨年度より続投となる藤井隆と上田まりえの司会により幕を開けた。両名が登壇すると会場は大きな拍手に包まれ、藤井は「今年もこうやって皆様にお集まりいただき、この司会をやらせていただき嬉しいです」と挨拶。「しかも10周年。授賞式イベントがリアルで始まってからは今年で3回目ですが、10回やらせていただいている気持ちで、今日は晴れやかな気持ちでやりたいと思います」と会場を和ませ、温かな空気の中で各賞の発表が始まった。

 YouTube賞を受賞したのは柊マグネタイトの「テトリス」。壇上には作詞・編曲を手掛けた柊マグネタイト本人と、株式会社ドワンゴの横澤大輔取締役が登場。柊マグネタイトは緊張した様子で「大変光栄な賞を頂いてありがとうございます。テトリスは様々な方のご協力があって公開できた楽曲で、特にゲームのテトリスは幼少期からプレイしていて、楽曲としてもかなり思い入れがあります」と喜びを語った。横澤取締役も「本日はこのような賞を頂き、そして柊マグネタイトさんと一緒に、我々管理者として受賞したことを大変光栄に思っています。この『テトリス』は皆さんが絶対に遊んだことのあるゲームだと思うので、それを柊さんの世界観で、新しい解釈で世の中に広がって、YouTubeで1億再生を超えるという素晴らしい功績を残されました。それだけ皆さんに愛される楽曲を生み出してくれたこと、一緒に作れたこと、本当に光栄に思っています」と、音楽出版社という立場ならではのコメントを述べ、クリエイターの功績を称えた。

 ニコニコ創作文化功績賞にはGigaが選出された。代表曲である「Beyond the way」のMVに続き、本人からのビデオメッセージが上映された。Gigaは「私の作品が多くの人たちに知っていただけるようになったのは、間違いなく二次創作としてたくさん広めてもらえたからだと思っているので、今回の賞は本当に誇らしいです」と語り、「歌ってみた、踊ってみた、その他様々なジャンルの派生作品を見るのが大好きです。特に歌ってみたなどの動画で演出まで真似して作ってくれるのがリスペクトを感じてすごく嬉しいです。これからもみなさまの作品を楽しみにしております」と、クリエイターへの感謝と敬意を述べた。

 国際賞はSnail's Houseの「hot milk」が受賞。登壇したSnail's House本人は「まさか11年前に実家で作った曲が今になって受賞するとは全く夢にも思わなかったです」と驚きを口にした。「今日いらっしゃるMONGOL800さん、THE YELLOW MONKEYさんのように、僕が生まれる前や1歳頃から活動されているアーティストさんが未だに第一線で活動されているのを見て、僕も長く活躍していけるアーティストになりたいと思いました」と、大先輩への憧れと共に今後の意欲を語った。

 特別賞には、多方面で活躍を続ける「カラフルピーチ」が選出された。UUUM株式会社の梅景匡之代表取締役が代理で登壇し、「カラフルピーチというグループは普段ゲーム実況を行っていまして、楽曲に留まらずライブツアーやイベントをやったり、かなりマルチなタレント・クリエイターです」と紹介。リーダーのじゃぱぱはビデオメッセージで「今回の受賞はいつも応援してくださるリスナーの皆さんと一緒に歩んできた道のりが形になったものだと感じています。これからもカラフルピーチらしく、音楽に動画そして様々なプロジェクトを通して皆さんにワクワクするようなカラフルな毎日を届けていけるよう、メンバー一同全力で走りぬけていきたいと思います。改めて本日は本当にありがとうございました」と、ファンへの感謝と今後の決意を表明した。

 続いて行われたのは、MONGOL800による特別ステージ。「あなたに」で観客の心を一気に掴むと、立て続けに4/29リリースのサマーチューン「SOUTH WEST BEACH!!」を披露。MONGOL800のライブではおなじみのダンサー、粒マスタード安次嶺がステージ上でタオルを振り回すと、授賞式の空気は一変し、会場の盛り上がりは最高潮に達した。キヨサクが「NexTone Award、こんな素晴らしい式にモンパチを呼ぶとこうなっちゃいますよ。僕らは散らかしにかかりますので、あとはTHE YELLOW MONKEY大先輩が綺麗に片づけてくれると思います」と会場を笑わせると、すぐさま「OKINAWA CALLING」へ。EXシアターが”モンパチ”一色に染まったところで「世代や世界も超えて、いつものライブとは違うようなライブで、いろんな人にこの歌が届きますように。響きますように」と自身の代表曲である「小さな恋のうた」を披露。”夢ならば覚めないで”と観客の大合唱が響きわたる。まさに世代を超えて愛されるこの楽曲のパワーを見せつけた後、最後はポップで軽快な「DON'T WORRY BE HAPPY」でステージを締めくくった。

 しかし、メンバーが舞台袖に下がる間もなく、突如として「10周年特別賞」のサプライズ発表が行われた。受賞曲は、今披露されたばかりの「小さな恋のうた」。思いがけないサプライズではあったが、長きにわたり愛され続ける名曲の受賞に観客からは大きな歓声が上がり、本人たちも驚きを隠せない様子であった。続いて株式会社ハイウェーブの比嘉瑩代表も登壇。メンバーのキヨサクが「素晴らしい賞をありがとうございました。これからも精進します」、高里悟(高=はしごだか)は「これがサプライズってやつですよね。驚きました。本当にこんな素晴らしい賞をありがとうございました。30年やってきてこうやって表彰を受けるのははじめてです」と語った。ダンサーの粒マスタード安次嶺も「モンパチもそろそろ30周年ですけど、みんなやっぱりやりたいことやるべきです!」と、司会の藤井のデビュー曲「ナンダカンダ」を引用して会場を沸かせた。最後に比嘉代表が「10周年おめでとうございます。25年前の楽曲なんですけど、皆さんに愛されて可愛がっていただきました。これからもMONGOL800をよろしくお願いします」と締めくくると客席からも祝福の声が上がり、中には涙を浮かべるファンの姿も。まさに10周年の節目にふさわしい、感動的な表彰シーンとなった。

 Bronze MedalはAKASAKIの「Bunny Girl」が受賞。ae music japan株式会社の安田照代表取締役が登壇し、「事務所を立ち上げてお金のなかった時に支えてもらった両親と、いつも支えてくれる最愛の妻も来てくれていて。これだけ多くの人に聞いてもらえる楽曲に携われたのは人生で初めてで、本当に嬉しく思っています。これからもより多くの人の人生を変えられるような楽曲やアーティストを輩出していけるように本気で頑張っていきたいです」と、感極まった様子で周りへの感謝を語った。AKASAKI本人からも「めっちゃ嬉しいです。これからももっとみんなに愛される楽曲を作っていくので楽しみにしてください。御選出、ありがとうございました」とビデオメッセージが届き、さらなる活躍を予感させた。

 Silver MedalはSNSを席巻したCUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」。発表されると客席からも納得の声が上がった。作詞・作曲の早川博隆、株式会社テレビ朝日ミュージックの本田悠介執行役員が登壇し、早川は「この度は素晴らしい賞をありがとうございます。この賞は自分一人の力ではなく、皆さんの力で取れたものです。この曲がバズった後に、中学生から『もう死にたいと思っていたけど、この曲を聴いていたら元気が出て、今生きている』というDMを頂いて、頑張んなきゃと思いました」、本田氏は「ありがとうございます。勿論作ってくださった作家様、歌って踊ってくださったキューストの皆様、そして何より聴いてくださった皆様のおかげだと思っておりますので、これからも素晴らしい楽曲を皆様の耳にお届けできるように頑張っていきます」と、それぞれ楽曲への想いとファンへの感謝を語った。

 続いてTHE YELLOW MONKEYによる圧巻のライブパフォーマンスが披露された。お待ちかねの登場に、会場はこの日一番の大きな歓声に包まれる。「楽園」から始まったステージは、妖艶かつダイナミックなグルーヴで一気に観客を惹きつけた。続く「Chelsea Girl」のイントロが流れた途端、ボルテージはさらに急上昇。MCで吉井は「NexTone Award、第1回特別賞を受賞しました。そして2026年のTHE YELLOW MONKEYの活動は今夜キックオフです。短い時間ですがこのキックオフにピッタリな曲をやらせていただきます」と宣言すると、すぐさま放たれたのは「天道虫」。まさしく「天道虫」を象徴するかのような真っ赤な照明がステージを焼き尽くす中、観客も一斉にその拳を天に突き上げる。これぞロックと言わんばかりの激しいパフォーマンスはわずか3曲とは思えないほどの密度を誇り、演奏後には客席から思わずアンコールを求める声が飛び出すほどの熱狂を生んだ。その圧倒的な存在感の余韻を受け、再び登壇したMCの2人も「イエモンの皆さんのかっこよさに完全に圧倒されました。このまま終わってしまうのが本当に名残惜しいですね」と感嘆の声を漏らした。

 いよいよGold Medalの発表を前に、スクリーンには過去10年間の受賞作品を振り返る特別映像が映し出された。MCの藤井も2019年度Gold受賞の「In Two」(アーティスト:安室 奈美恵)に対して「(世代もあって)嬉しくなりましたね」と思わずコメント。上田も「どの曲もやっぱりいいなと思いますけど、Adoさんからは時代の転換点みたいなものを感じました」と感想を述べた。

 その中、ついにGold Medalが発表された。記念すべき第10回目の栄冠に輝いたのは、こっちのけんと「はいよろこんで」。観客からも思わず納得の声が漏れ、ステージには株式会社blowout片山彩夏プロデューサー、こっちのけんと、GRPの3名が登壇した。前年のYouTube賞に続く2年連続の受賞に対し、こっちのけんとは「正直身の丈以上の賞を頂いたと感じていますが、これからもアーティストとしてこの賞に恥じないような人間になれるよう尽力して参りたいと思っています。こういう賞やテレビで歌わせていただく時って『はいよろこんで』が”こっちのけんとのもの”みたいな形で代表して出ることが多いのですが、実は色んな人が関わってくださっていて、沢山の方のおかげでここに立たせていただいているので改めて感謝を申し上げたいです」と謙虚に語りつつ、GRPや片山プロデューサー、MVを制作したかねひさ和哉への深い感謝を述べた。作曲を担当したGRPも「『はいよろこんで』は、けんとくんと『1億回再生目指して作ろう』というのが最初でした。3か月くらい完成までにかかりましたが、こっちのけんとさんや片山さん、素晴らしい”こっちのけんとチーム”と着地できたこと本当に感謝しております」と制作の舞台裏を明かした。最後に片山氏が「(これまでに)Gold Medalを取られている方々の楽曲を見て、すごく長く愛される楽曲にこの曲もいつかなったらいいなと昨年思っていたところ、まさか今年受賞できると思っておらず非常に嬉しい気持ちです。今後もこっちのけんとの応援をよろしくお願いします」と謝辞を述べると、MCの上田から受賞曲のサプライズ披露が発表された。

 GRPとこっちのけんとは、なんとこの「NexTone Award 2026」のステージが初共演。予期せぬ生歌唱のプレゼントに会場も盛り上がり、パフォーマンス後、こっちのけんとは「いつも一人で代表して歌っていたのがずっと何か寂しかったので。今日は満点、お腹いっぱいで歌えて幸せな時間でした」と晴れやかな表情を見せ、GRPも「これで本当の意味でやっと一つになれました。本当に楽しかったです」と初共演の喜びを噛み締め、ステージを締めくくった。

 フィナーレでは今年度の受賞者、およびライブ出演者が再び集結。最後にNexToneの荒川祐二COOは受賞者、そして出演者への感謝の言葉を述べると最後に「日本の音楽業界、ますます盛り上がっていきたいと思いますので皆さんこれからもよろしくお願いいたします」と意気込みを語り、10周年の節目を飾る華やかな授賞式は幕を閉じた。