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【RIZIN】「実力に見合わない知名度はいらない」“ズレたイケメン”高木凌が貫く「等価交換」のこだわり

 5月10日開催の『RIZIN.53』(神戸・GLION ARENA KOBE)で、中国人ファイターのリー・カイウェンと対戦する高木凌。3月の有明大会での木村柊也戦からわずか2ヶ月の連戦となるが、「Road To UFC」準決勝まで進んだ強豪相手に名乗りを上げた。

【インタビュー動画】“ズレたイケメン”高木凌「実力に見合わない知名度はいらない」

 RIZINフェザー級の上位進出のため、そして「対世界」を打ち出す今年のRIZINでポジションを掴むために負けられない一戦に挑む高木に、オリコンニュースは初めてインタビューを実施。試合への意気込みや格闘技業界への本音、そして「ズレてるイケメン」と一部で話題の内面にも迫る。

■「カイウェンにKO勝ちして、クレベル選手ら上位陣と戦わざるを得ない状況を作る」

――今日の会見の服装は、とても独特ですね。特にその靴のデザインは……。

高木:気合を入れてきました。鉄腕アトムみたいって言われますけど、違います(笑)。こういう感じのデザインで、あったかいですよ。服はまあまあ好きで、稼いだらどんな服を買おうかなって考えています。でも、普段は練習ばかりで私服を着る機会があまりないんですよ。ジムへ行く時はいつもダボっとした「ダル着」ばっかりで、オシャレするのはこういう会見の時ぐらいですね。

――前回の木村選手との試合から2ヶ月という短いスパンで次戦ですが、望んでいたペースですか?

高木:そうですね。怪我があったら無理なペースですけど、前回は無傷で終わったので。オファーが来て「ぜひやらせてください」と即決でした。

――前回の試合後、練習はいつから再開したのでしょう。

高木:2日後かな…。休んだのは翌日の日曜だけで、月曜日にはチームで走っていました。今回はダメージがなかったので、すぐに次の試合に向けて練習できましたね。練習後に遊びに行ったりもしましたけど、最近ちょっと食中毒にかかって練習を休んでいました。3キロくらい痩せちゃったんですが、会見の前日に回復したので、もう大丈夫です。

――対戦相手のリー・カイウェン選手の印象は?

高木:「次の相手はリー・カイウェンだよ」と言われたので、「あ、そうですか、やります」という感じでした。どちらにせよやりますし、燃えますね。もし自分が「Road to UFC」に参加していたら戦っていたかもしれない相手なので、やるべくしてやる相手なのかなと思うし、試合を見ていてやりたいと思っていたので良かったです。

――約3年ぶりの国際戦(22年11月のビクター・コレスニック戦以来)になります。

高木:かなり大きい経験になると思います。外国人とやれるのはいいことですし、そこで強さを見せて勝てば、「RIZINは世界レベルだ」ということをより証明できる。相手がよくわからない団体のチャンピオンとかではなく、リー・カイウェンという名前のある強い選手だったのはうれしいです。格闘技ファンなら注目する試合だと思うので、その思いも背負って戦いたいですね。

――榊原信行CEOが「格闘技通が一番注目するカード」と語っていました。

高木:だいぶ面白いんじゃないですか。次は本当に誰が見ても文句がないようなKOで勝ちたいです。RIZINでフィニッシュするのは難しいですけど、それは団体としてのレベルが高い証拠だと思っています。

――フェザー級のサバイバルも激化していますが、ベルトへの距離は意識しますか?

高木:そうですね。今回勝ったら、そろそろ本当に上位陣とやらせてほしいです。RIZINのトップ、クレベル(・コイケ)選手とか(ヴガール・)ケラモフとやっていきたい。自分がKO勝ちすれば、やらざるを得ない状況になると思っています。

■勝ち星を重ね「勝負論を作って秋元強真選手と再戦したい」BreakingDownにはリスペクトなし

――昨年5月に対戦した秋元強真選手が、3月の有明大会でパッチー・ミックス選手に勝利した試合の感想は?

高木:ああいう結果になるとは思っていました。秋元選手は自分とやった時より成長していると思いますけど、パッチー側からするとパンチが見えないだろうなと。何もさせずに勝ったという感じで、すごかったですね。自分もミックス選手とやってみたいし、秋元選手にもやり返したいです。今回の試合でいい勝ち方をしないと、秋元選手と再戦しても「勝負論がない」と言われてしまう。ここで勝って、上位陣とやらせたらどうなるんだと思わせたい。今回は本当に大事な一戦です。

――今年の試合ペースはどう考えていますか?

高木:出れるなら1ヶ月に1回くらいのペースで出たいです。ただ怪我もあるので、今年は今回を含めてあと3試合、計4試合くらいはしたいですね。練習でうまくいっていても、試合でしかわからないことがいっぱいあるし、オファーがあるのはありがたいので。試合が決まっていると、人間なので気合いの入り方もやっぱり違ってきます。

――パンクラスに出場していた高木選手に「格闘家としてのあり方」について伺いたいのですが、少し前にパンクラス王者の濱田巧選手がBreakingDown(以下BD)に無断で参加した騒動で話題になりました。これについてはどう思われますか?

高木:濱田選手が「焦ったな」と思いました。正直、RIZINに出ている選手はBDに嫉妬することはないと思いますけど、パンクラスや修斗などの選手の中には「俺の方が格闘技に向き合っているのに、アイツらの方が稼いでる」「なぜ1年も格闘技やってないのに、スポンサーがついて食べていけるんだよ」って嫉妬している人は多いと思うんです。ただ、濱田選手はチャンピオンで、もうすぐRIZINやRoad To UFCに出られる段階だったのに、焦ってしまったんだろうなと。自分も昔なら「自分の方が強いのに」と思ったかもしれませんけど、今は「強いだけじゃ食っていけない時代だ」と適応しなきゃいけないと思っています。でも、自分がBD出場することはないですね。リスペクトがゼロだし、あいつらザコなんで。

――BD出身の選手がRIZINなどの舞台に出てくることについては?

高木:それは朝倉未来選手がすごいだけで、出ているやつらは何もすごくない。あっち(BD)は小さい団体の1分1ラウンドとかの独自ルールですけど、自分たちがやっているのは5分3ラウンド、世界基準のルールですから。比べられても困る。自分たちはこれで食っていけてますし、食えない人が嫉妬しちゃうんだろうなと思います。僕からしたら、あんなのは「カス」です。

――SNSでのトラッシュトークについては?

高木:あっていいと思います。自分も相手が仕掛けてくれば仕掛けるし、全員が「頑張ります」だけじゃつまらない。エンターテインメントとして必要だと思いますし、否定的ではないです。ただ、前回の有明大会でのマイクパフォーマンス(武田光司選手への呼びかけ)は、ちょっとダメでしたね(苦笑)。アイツはもうつまんないんで、いいです。俺が助け舟を出してやったのに無視したんで。

■武田光司への“ズレた対戦要求”も「もう興味ない。自分は勝って上に行きます」

――緊急参戦の武田選手がコレスニック選手に勝って、ヒーローになっていたのに、その直後に高木選手が対戦要求したことで、SNSでは「ズレたイケメン」とも言われていました。

高木:そうらしいですね、だいぶズレてたっぽいです(笑)。自分が武田の試合の次の出番で会場の雰囲気がわからなくて、アンチだらけだった武田がなぜかヒーローみたいになってると思わなくて。「武田にやられたわ、俺」って、すげえ悔しかったです(苦笑)。でも、もうアイツには興味ないです。自分はリー・カイウェンとしっかり向き合って、勝って自分の強さを見せつけて上に行きます。

――格闘技で勝ち続けてスーパースターになりたいという野望はありますか?

高木:もちろんお金も稼ぎたいし有名になりたいですけど、「見合わないもの」はいらないです。BDの選手みたいに実力に見合っていないお金や知名度なんていらない。ちゃんと苦労して、相応の相手に勝って、努力に見合ったものを手に入れる「等価交換」がいい。背伸びはしなくていいです。

――イケメンなので女性ファンも増えているのでは?

高木:どうなんですかね…、街で声をかけられるのは99パーセント男の人ですけど(笑)。でも、自分は男が好きというか、仲間たちといる方が好きなんですよ。女の子とデートするより、男とどんちゃん騒ぎする方がいい。モテるテクは館長(塩田“GOZO”歩氏)のほうが詳しいですから(笑)。

――アメリカで一緒に練習したヒロヤ選手と仲が良いですよね。

高木:ヒロヤくんのことは、本当に男として惚れました。あのまんまの人ですね。体格が合わないので練習はあまりしませんけど、プライベートでよく遊びます。いつか一緒の大会に出たいですし、自分が(勝利を)つなげたいという思いもあります。

――最後に、今回の試合に向けた意気込みを。

高木:キャリアで一番大事な試合になるかもしれませんけど、怖いとも思わないです。それくらいやってきた自信があるし、裏でどれだけ俺が苦労してやってきたか、まだ見せきれていない強さを今回はドカンと証明したいです!

●『RIZIN.53』
5月10日(日)神戸・GLION ARENA KOBE
会場チケットは各種プレイガイドで発売中
PPVはU-NEXT、ABEMAなど各プラットフォームで発売中