“スマドリ”体験型店舗「SUMADORI Meets(スマドリミーツ)」がきょう3日、東京・表参道にオープンした。アルコールの有無にかかわらず、自分に合った飲み方を楽しめる“スマートドリンキング(スマドリ)”の発信拠点として、若年層を中心に新たな飲酒文化の浸透を目指す。
【写真】大学生アンバサダーが開発した「オブシディアン」とは…?
同店舗は、アルコール0%、0.5%、3%のドリンクに加え、約180通りから選べるオリジナルカクテルを用意。来店者は自分の嗜好や価値観に応じてカスタマイズできるほか、「飲み会キャラ診断」といった体験型コンテンツを通じて、自身の飲酒スタイルを可視化できるのが特徴だ。
スマドリの体験型店舗は今回が初ではない。前身となる「SUMADORI-BAR SHIBUYA」は2022年にオープンし、“お酒を飲めない人も楽しめるバー”として話題を集め、「飲めない人を誘いやすい」といった声も多く寄せられた。2025年末に営業を終了し、より体験価値を高める形で表参道へ移転。今回の「SUMADORI Meets」は、その進化形に位置付けられる。
先日行われた内覧会では、スマドリ株式会社の高橋徹也社長が登壇。「体質や世代、価値観の違いを越え、誰もが自分らしい飲み方を楽しめる社会の実現を目指す」と説明。これまでの活動を通じて、特に20代の初期の飲酒体験がその後の価値観に大きく影響することが見えてきたとし、「お酒との出会いの場をポジティブな体験にすることが重要」と強調した。
ターゲットは主に“飲み始め世代”の20代。内覧会では、大学生アンバサダーが開発に携わったカクテルも披露された。「いつもより大人の自分」をコンセプトにした「オブシディアン」は、金粉をあしらった華やかな見た目が特徴。すっきりとした飲み口にほどよい甘みを加え、大人っぽさと飲みやすさを両立した。
また、週末のディナータイムにはアルコール3%以上のカクテルも提供。飲む人と飲まない人が同じ場で心地よく過ごせるよう、双方のニーズに応えるラインアップを整えた。
同社はこれまで、飲めない人に寄り添った“居場所”としての店舗を展開してきたが、新店舗ではより一歩踏み込み、“自分らしい飲み方に出会う体験”を提供する場へと進化させた。「飲食店」の枠を超えた価値提案により、スマドリを一過性のトレンドではなくライフスタイルとして定着させたい考えだ。
今後は大学や自治体、企業との共創も視野に入れ、飲む人も飲まない人も互いに尊重し合える社会の実現に向けた取り組みを広げていく。