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閉館予定の「大阪松竹座」新たな方針を発表 府・市と対話を重ね「何らかの手立てを尽くして継続していくべきとの結論」【全文】

 松竹は3月31日、5月に閉館予定の「大阪松竹座」について、新たな方針を示した。

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 同社は昨年8月、大阪松竹座の興行を2026年5月公演をもって終了し、その後、地下店舗も含めて大阪松竹座ビルを閉館すると公表。現在は、さよなら公演が行われており、残るは『御名残四月大歌舞伎』(4月3日~26日)、『御名残五月大歌舞伎』(5月2日~26日)となっていた。

 あらためて、同社サイトに「大阪松竹座に関するお知らせ」を掲出し、「大阪松竹座さよなら公演『御名残四月大歌舞伎』を前に」と題した文書を発表した。

 「大阪松竹座は平成9年に中座の後継劇場として新開場し、『道頓堀五座』の流れを汲む、皆さまに広く親しまれる多彩な芸能の発信拠点としての役割を務めて参りました。新開場からおよそ30年の経過に伴う諸設備の老朽化等により、現施設のままでの劇場運営は困難となりましたことで、この度の閉館の判断に至りましたが、大阪府・大阪市との対話を重ね、今まで果たしてきた役割の歴史は何らかの手立てを尽くして継続していくべきとの結論に至りました」。

 そして「今後は道頓堀の培ってきた歴史を未来へ繋ぐべく、新たな文化芸能の発信拠点の実現に向けて社を挙げて全力で取り組んで参ります」とし、「周辺環境の変化も著しく、各方面との調整や協議には相応の期間が必要となりますが、概略が決まり次第、順次お知らせして参ります。ご理解を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。

 道頓堀エリアにある大阪松竹座ビルは、1923(大正12)年に活動写真館(映画館)として開業、97年(平成9年)には演劇の劇場として新開場し、多彩な興行を続けてきた。関西初の本格的な洋式劇場であり、ネオ・ルネッサンス様式の特徴的な正面ファサードで、空襲も乗り越えるなど、道頓堀のシンボルの一つとして愛されてきた。関西の歌舞伎や多彩な舞台、さらに関西ジュニアの拠点ともなっている。

■松竹発表 全文
大阪松竹座に関するお知らせ
~大阪松竹座さよなら公演「御名残四月大歌舞伎」を前に~

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
長きに亘りご愛顧をいただきました大阪松竹座は、既にご案内のとおり、本年5月公演「御名残五月大歌舞伎」をもって公演を終了いたしますが、今後につきまして、弊社として以下の方針にて取り組んで参りますので、お知らせいたします。

大阪松竹座は平成9年に中座の後継劇場として新開場し、「道頓堀五座」の流れを汲む、皆さまに広く親しまれる多彩な芸能の発信拠点としての役割を務めて参りました。
新開場からおよそ30年の経過に伴う諸設備の老朽化等により、現施設のままでの劇場運営は困難となりましたことで、この度の閉館の判断に至りましたが、大阪府大阪市との対話を重ね、今まで果たしてきた役割の歴史は何らかの手立てを尽くして継続していくべきとの結論に至りました。
今後は道頓堀の培ってきた歴史を未来へ繋ぐべく、新たな文化芸能の発信拠点の実現に向けて社を挙げて全力で取り組んで参ります。

周辺環境の変化も著しく、各方面との調整や協議には相応の期間が必要となりますが、概略が決まり次第、順次お知らせして参ります。ご理解を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。