俳優・高橋一生が主演を務める映画『脛擦りの森(すねこすりのもり)』(4月10日公開)の幻想的な世界観を捉えた場面写真が一挙解禁された。
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本作は、荒木飛呂彦の人気漫画を原作とした実写ドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズを手がけた渡辺一貴監督による初のオリジナル映画。主演に“岸辺露伴”でタッグを組んだ高橋を迎え、岡山に古くから伝わる妖怪「すねこすり」をモチーフにした物語を描く。
「すねこすり」は、旅人の足にまとわりついて、「ただ、転ばせる」という不思議な妖怪で、本作ではその伝承をもとに、目に見えない存在への想像力を掻き立てる幻想的なドラマが展開する。
撮影は、監督の渡辺が脚本執筆のため実際に足を運び、イメージの源となった岡山県の高梁市、新見市で行われた。2000年以上の歴史を持つといわれる穴門山神社や、岡山県指定文化財の宇山洞、歴史的建造物の広兼邸、吹屋ふるさと村の郷土館、さらには地図に載っていない森などで、オールロケを敢行。土地そのものが持つ歴史や空気感が、作品の世界観をより深いものにしている。
主演の高橋は、森の奥で暮らす謎の老人役を演じるにあたり、約4時間に及ぶ特殊メイクに挑戦。ロケ地について高橋は「由緒ある場所ですから、あのような場所をよくぞ貸してくださった、という想いはあります。あの場所が持つ雰囲気というものは、おおよそ人間が作れるものでは無いと思うんです。あのような説得力のある場所でお芝居をすることで、映画としての見え方が一段上がった感覚になっているのではないか」と語る。
また、演じた老人については、「劇中にもありますが薪割りができる程度の体を持っている。実際の年齢についてはスタッフとも想像しながら作っていきました」と明かし、「おそらく120歳くらいにならないとあの姿にはならないのでは。ただ、動きがあまりにも老人になり過ぎてもどうなんだろうと。一般的な人間の時間の流れとはちょっと違った次元に入り込んでしまっているという意味では、あのくらいの存在になっていても大丈夫かなということも、皆さんと話し合いながら決めていきました」と振り返った。
共演には、謎の女・さゆり役に17歳の新星・蒼戸虹子、森に迷い込む若い男役に『見はらし世代』で初主演を務めた黒崎煌代が名を連ねる。さらに、国際的に活躍するヴァイオリン奏者の福田廉之介が音楽を担当。岡山出身の福田が奏でるヴァイオリンが、妖しくも美しい世界観を彩る。
解禁された場面写真は計8点。森の中を彷徨うの男(高橋、黒崎)の姿や、蝋燭の炎を見つめる若い男(黒崎)とさゆり(蒼戸)の静かなひととき、碁盤を挟んで向き合う老人と青年などが写し出されている。冬の山奥の冷たい空気と幽玄な自然、歴史ある建造物、そして謎めいた人物たちが織りなす幻想的な雰囲気が印象的なカットばかりだ。
また、劇場公開に先立ち、4月4日にロケ地である岡山にてジャパンプレミアの開催が決定。会場となるイオンシネマ岡山には、高橋と渡辺監督が登壇し、作品の魅力や撮影秘話を語る予定となっている。チケットの先行抽選販売「プレリザーブ」は本日(3月10日)午後6時から3月22日午後11時59分まで。残席があった場合は3月26日午前10時から一般発売を予定している。