19日、JR東海、DJ KOO、マハラジャ六本木によるコラボレーション企画『新幹線ディスコカー』が東海道新幹線で実施された。DJ活動45周年を迎えたDJ KOOと、マハラジャ六本木のレジェンドDJ・DJ BOSSという、昭和・平成・令和のディスコシーンを牽引してきた2人を迎え、新幹線の車内が一夜限りのディスコ空間へと変貌を遂げた。
【写真】お立ち台も登場!『新幹線ディスコカー』車内の様子
この企画は、JR東海が展開する『東海道新幹線 貸切車両パッケージ』を活用し、東京から新大阪までの車内を舞台に実施。80年代に一世を風靡したディスコ「マハラジャ六本木」とタッグを組み、昭和のディスコ文化を現代のエンターテインメントとして再構築する内容となった。
運行に先立って行われた取材の場では、DJ KOOが「国内最速のディスコ体験。主役はDJではなくお客様なので、新幹線という特別な空間で思いきり楽しんでほしい」とコメントし、今回の取り組みへの思いを語った。
『新幹線ディスコカー』として運行されたのは、のぞみ445号。発車とともに車内ではシャンパンでの乾杯が行われ、特別なエンターテインメント空間が幕を開けた。オープニングDJを務めたDJ BOSSが、往年のディスコシーンを彷彿(ほうふつ)とさせるサウンドを次々と繰り出すと、特別に設置されたお立ち台にも人が集まり、車内は早くも大きな盛り上がりを見せた。
さらに静岡駅を過ぎた頃、DJ KOOがDJブースに登場。ボルテージは一気に最高潮へと達し、新幹線は音楽と熱気が一体となった“走るディスコ”へと姿を変えていった。イベント終盤には、DJ KOOとDJ BOSSからのプレゼントが当たるビンゴ大会も開催。車内は最後まで歓声に包まれ、参加者の笑顔とともに『新幹線ディスコカー』は大盛況のうちにフィナーレを迎えた。
1988年に実際に運行されていた「ディスコカー」を現代に蘇らせた今回の企画。約37年ぶりに昭和のディスコ文化と令和の新幹線が交差したこの取り組みは、日本のエンターテインメントにおける新たな可能性を強く印象づける一夜となった。
■DJ KOO コメント
『新幹線ディスコカー』、想像以上の盛り上がりでしたね!関係者のチームワークと、これまで積み重ねてきたDJとしての経験を活かして、ご参加いただいたみなさんに楽しんでいただけたと思います。まさに“非日常”の空間が生まれて、みなさんが青春しているような時間でした!