JR東日本大宮支社は19日、東武鉄道との相互直通運転20周年を記念して、253系車両のエクステリアデザインを変更すると発表した。現在の朱色から青色に変わる。来年6月ごろの運用開始を予定している。
【写真】今は朱色!現在の253 系車両のエクステリア画像
青色は日光東照宮の東西透塀へ印象的に用いられる青(群青色)のほか、日光山輪王寺の秘仏五大明王像や、日光二荒山神社の二荒霊泉から着想した。帯の黄色は日光市の花・ニッコウキスゲ、二社一寺の社殿などに見られる煌びやかな金をイメージしている。
2本のラインは鬼怒川温泉駅、東武日光駅行きの2つの行先を象徴したもので、日光・鬼怒川エリアにふさわしい落ち着きのある雰囲気、黄色の帯で上質さを演出している。
走行区間はJR宇都宮線(新宿~栗橋駅間)、東武鬼怒川線、東武日光線(栗橋~鬼怒川温泉駅・東武日光駅間)となる。変更されるのは253系(1000代)2編成(6両編成)。2編成目の運行は来年秋ごろを予定している。
現在の253 系車両のコンセプトは、日光・鬼怒川温泉を代表する観光素材をイメージさせるようなカラーを用いており、車体カラーの「赤」と「朱」は日光のシンボルである二社一寺や神橋を表し、「黄」は野山に咲き誇るニッコウキスゲや美しい紅葉を表している。