hideさんの誕生日を祝う恒例イベント『hide Birthday Party 2025』が13日、hideさんの誕生日当日に神奈川・CLUB CITTA’で開催された。今年もhideさんを愛する新旧のファンが全国から集結し、ライブやセッションを通してその功績と音楽に思いを馳せた。
【ライブ写真】ステージを盛り上げた出演者たちのステージショットがたっぷり!
毎年、誕生日近辺の週末に行われる同イベントだが、今年は久しぶりに誕生日当日での開催が実現。チケットは8月上旬に早々と完売した。会場では、DJ桃知みなみとパンザブロウによるDJタイムでゆるやかにスタート。訪れるファンをhideさんの音楽で迎える和やかな雰囲気の中、徐々に熱気が高まっていった。
本編の幕開けを告げたのは、DJ浅井博章のナビゲート。hide with Spread Beaverの5月ワンマンライブの振り返りや、出演アーティストの紹介とともに、ステージの期待感が高まっていく。
トップバッターとして登場したのは、今年夏に再始動したHAKUEI(PENICILLIN)とKiyoshi(hide with Spread Beaver)によるロックユニット・machine。「Baby Blood」「invader」などの鋭い楽曲で勢いよくスタートすると、hideさんの楽曲「LASSIE」のカバーも披露。seek、CHARGEEEEEE...、COLAらサポートメンバーによる個性的なステージはオーディエンスを熱狂させた。
続いて登場したのは、25年ぶりの本格再始動を果たしたVINYL。hideさんのコンピレーションアルバム「LEMONed」でデビューした福井祥史と鈴木新の2人によるステージは、「BE」「KEEP MY SECRET」などパンキッシュな楽曲で観客を圧倒。サポートのJUN(Valentine.D.C.)は、HEATHさん(X JAPAN)のベースと衣装で登場し、hideさんとその仲間たちへの敬意を示した。
さらに、急きょ出演が決まったheidi.が代打で登場。DIE(hide with Spread Beaver)の直前入院による出演キャンセルを受けての代演となったが、「ピンク スパイダー」や「おまえさん」などの楽曲で誠実なパフォーマンスを届け、会場は一体感に包まれた。
また、12日が誕生日のINA(hide with Spread Beaver)へのサプライズも行われ、hideさんへの思いとともに仲間への温かさも感じられるひとときとなった。
CUTT(STC)率いるshameは「子 ギャル」のバースデーバージョンや「LEMONed i Scream」などを披露。サービス精神旺盛なMCとともに、hideさんへのリスペクトとファンとの距離感を大切にする姿勢が印象的だった。
このイベントに初参戦となったSillysは、木村世治(ZEPPET STORE)、Chirolyn(hide with Spread Beaver)、高野哲(ZIGZO)による3人のボーカリストによるバンド。生き生きとしたロックンロールを展開し、「ピンク スパイダー」「君は変わっちまった」などの名曲で魅了した。
トリを飾ったのは、hideさんのミュージカルやライブ演奏でも知られるdefspiral。「Nyx Dance Hall」「DOUBT」「限界破裂」などを重厚に響かせ、3ヶ月連続リリース曲「SPIN THE UNIVERSE」「銀河航路」などで進化を見せつけた。
そしてイベントのラストには恒例の大セッション大会。「CELEBRATION」「TELL ME」の2曲を全出演者がステージ上で自由に楽しみながら披露し、hideさんの誕生日を締めくくった。PATA(X JAPAN/RA:IN)も車椅子からの復帰後、しっかりとギターを弾く姿を見せ、「松本も喜んでいると思います」とコメント。JOE(hide with Spread Beaver)も「来年もよろしく!」と手を振り、ステージをあとにした。
12日から14日までの3日間は、川崎と近い横浜・みなとみらいで『hide with Spread Beaver VRシアター』も上映。前夜のトークショーに登壇した松本裕士氏(ヘッドワックスオーガナイゼーション代表)からは、2026年に向けた3大ニュースがあらためて発表され、2026年5月2日に『トリビュートライブ - Hi-Ho! -』開催、2026年9月6日に9年ぶり復活フェス『MIX LEMONeD JELLY』開催、そしてhide with Spread Beaverの3年ぶりのワンマンツアー決定が報告された。